株式会社Macbee Planet(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千葉 知裕、以下Macbee Planet)は、業務に「生成AI」を活用しているマーケティング担当者106名を対象に、マーケティングへの生成AI活用の実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • 調査サマリー
  • 調査概要

調査概要:マーケティングへの生成AI活用の実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年9月4日〜同年9月5日
有効回答:業務に「生成AI」を活用しているマーケティング担当者106名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
出典元:株式会社Macbee Planet(URL:https://macbee-planet.com/

  • 「生成AI」活用のきっかけ、約4割が「業務の効率化のため」

 「Q1.あなたが「生成AI」の活用を始めたきっかけを教えてください。」(n=106)と質問したところ、「業務の効率化のため」が39.6%、「無料の生成AIが登場したため」が23.6%という回答となりました。

Q1.あなたが「生成AI」の活用を始めたきっかけを教えてください。Q1.あなたが「生成AI」の活用を始めたきっかけを教えてください。

・業務の効率化のため:39.6%
・無料の生成AIが登場したため:23.6%
・人員コスト削減のため:8.5%
・AIによるクリエイティブ制作が可能になったため:8.5%
・同業者が活用していたため:6.6%
・クリエイティブの量が必要なため:5.7%
・新しいマーケティング施策を実施するため:4.7%
・その他:0.9%
・わからない/答えられない:1.9%

  • 業務で使用している生成AIツール、「ChatGPT」が65.1%で最多、次いで「Bard」「BingAI」など

 「Q2.あなたが業務で使用している「生成AI」ツールの種類を教えてください。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「ChatGPT」が65.1%、「Bard」が26.4%、「BingAI」が22.6%という回答となりました。

Q2.あなたが業務で使用している「生成AI」ツールの種類を教えてください。(複数回答)Q2.あなたが業務で使用している「生成AI」ツールの種類を教えてください。(複数回答)

・ChatGPT:65.1%
・Bard:26.4%
・BingAI:22.6%
・Midjourney:14.2%
・DALL・E2:10.4%
・Canva AI:5.7%
・D-ID:5.7%
・Vrew:3.8%
・Tome:3.8%
・Stable Diffusion:2.8%
・その他:2.8%
・わからない/答えられない:2.8%

  • マーケティングに生成AIを活用するメリット、「業務の効率化」「クリエイティブな提案の補助」など

 「Q3.マーケティングに「生成AI」を活用するメリットを教えてください(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「業務の効率化」が63.2%、「クリエイティブな提案の補助」が48.1%、「コストの削減」が34.9%という回答となりました。

Q3.マーケティングに「生成AI」を活用するメリットを教えてください(複数回答)Q3.マーケティングに「生成AI」を活用するメリットを教えてください(複数回答)

・業務の効率化:63.2%
・クリエイティブな提案の補助:48.1%
・コストの削減:34.9%
・提案力強化:32.1%
・作成可能なコンテンツの幅の拡張:21.7%
・コンテンツの低コスト制作が可能:19.8%
・市場ニーズ把握による顧客満足度向上:15.1%
・その他:0.0%
・特にない:0.9%
・わからない/答えられない:0.0%

  • 「ウェブ広告の効率化」や「マーケットリサーチ労力の軽減」などのメリットも

 Q3で「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、マーケティングに「生成AI」を活用するメリットがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=105)と質問したところ、「ウェブ広告の効率化」や「マーケットリサーチ労力の軽減」など67の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

・39歳:よくある質問への簡素化。
・55歳:統一できる。
・53歳:需要予測、PSI自動化。
・54歳:ウェブ広告の効率化。
・28歳:自らの勉強に活用。
・30歳:マーケットリサーチ労力の軽減。
・42歳:一般的なレベルの回答が得られるため、これを基準に資料作成ができる。

  • 生成AI活用のハードル、半数以上が「情報の正確性が保証されていない」

 「Q5.マーケティングで「生成AI」を活用するまでのハードルを教えてください(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「情報の正確性が保証されていない」が53.8%、「リスクマネジメントが困難」が34.0%、「品質が不安定」が29.2%、「法整備が進んでいない」が29.2%という回答となりました。

Q5.マーケティングで「生成AI」を活用するまでのハードルを教えてください(複数回答)Q5.マーケティングで「生成AI」を活用するまでのハードルを教えてください(複数回答)

・情報の正確性が保証されていない:53.8%
・リスクマネジメントが困難:34.0%
・品質が不安定:29.2%
・法整備が進んでいない:29.2%
・出力プロセスがブラックボックス化している:22.6%
・情報漏洩、セキュリティへの不安:17.9%
・ツールの選定が難しい:11.3%
・その他:0.0%
・ハードルは特になかった:3.8%
・わからない/答えられない:0.9%

  • 「イレギュラーな情報の組み込み」や「最適な活用方法」などのハードルも

 Q5で「わからない/答えられない」「ハードルは特になかった」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、マーケティングで「生成AI」を活用するまでのハードルがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=101)と質問したところ、「イレギュラーな情報の組み込み」や「最適な活用方法」など62の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

・43歳:やはりある程度アレンジしないといけないので、そこのリソースはかかる。それでも1から作成するよりはるかに業務の能率が上がった。

・44歳:明確な事例。

・53歳:イレギュラーな情報の組み込み。

・32歳:有意な効果を証明することが難しい。

・37歳:設備投資。

・55歳:最適な活用方法。

  • マーケティングで生成AIを活用している/したい場面、「市場分析」「企画書・プレゼン資料の作成」が上位に

 「Q7.あなたが、マーケティングで「生成AI」を活用している/したい場面を教えてください。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「市場分析」が53.8%、「企画書・プレゼン資料の作成」が46.2%、「議事録の要約・添削」が36.8%という回答となりました。

Q7.あなたが、マーケティングで「生成AI」を活用している/したい場面を教えてください。(複数回答)Q7.あなたが、マーケティングで「生成AI」を活用している/したい場面を教えてください。(複数回答)

・市場分析:53.8%
・企画書・プレゼン資料の作成:46.2%
・議事録の要約・添削:36.8%
・広告作成:24.5%
・メルマガ作成:19.8%
・カスタマーサービス:17.0%
・Webサイトのデザイン:15.1%
・ロゴ、アイキャッチの作成:15.1%
・その他:1.9%
 ー48歳:記事作成
・特にない:0.9%
・わからない/答えられない:2.8%

  • 「見積もり作成」や「社員への教育や新人ガイダンス」などへの活用も

 Q7で「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、マーケティングで「生成AI」を活用している/したい場面があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=102)と質問したところ、「見積もり作成」や「社員への教育や新人ガイダンス」など59の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

・43歳:画像の作成AIが欲しい。

・40歳:翻訳。

・55歳:見積もり作成。

・53歳:社員への教育や新人ガイダンス。

・32歳:今後の新卒採用などで、トレンドの把握。

・57歳:改善点の洗い出し。

・40歳:現状把握。

  • まとめ

 今回は、業務に「生成AI」を活用しているマーケティング担当者106名を対象に、マーケティングへの生成AI活用の実態調査を実施しました。

 まず、「生成AI」の活用を始めたきっかけについて、マーケティング担当者の約4割が「業務の効率化のため」と回答しました。業務で使用している生成AIツールは、第1位が「ChatGPT」で65.1%、第2位が「Bard」で26.4%となっています。マーケティングに生成AIを活用するメリットについて聞いたところ、「業務の効率化」が63.2%で最多となった他、「クリエイティブな提案の補助」「コストの削減」などが上位になりました。一方で、生成AIを活用するまでのハードルとしては、半数以上が「情報の正確性が保証されていないこと」を挙げました。最後に、マーケティングで生成AIを活用している・活用したい場面について質問したところ、「市場分析」「企画書・プレゼン資料の作成」などの回答が多く寄せられました。

 今回の調査では、マーケティング担当者は生成AIの活用により、「業務の効率化」「クリエイティブな提案の補助」などのメリットを実感していることが明らかになりました。企業業務の効率化などの課題を解決するために、ぜひ生成AIの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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