「ITによりビジネスをより簡単に」をミッションに掲げる株式会社コマースロボティクスは、2023年9月18日に、クラウドですべての物流業務を依頼できる「サイバーロジ(Cyber Logi)」のサービスをプレ・リリースし、 9月18日から物流業務の予約受付を開始いたします。(正式リリースは10月中を予定しています。)

一切のOMSなどの有料システムの利用が不要に。クラウドから申し込むだけ(審査有)で、高性能OMS、RPA、WMSが提供され、物流業務委託が開始されます。クラウド上から物流費の確認も可能となります。EC事業者は、受注処理から物流業務を自動化・アウトソーシングすることにより、販売促進など売上拡大に時間を有効活用できるようになり、EC事業拡大を加速することが可能となります。倉庫シェアリング型では、物流品質レベル維持とインフラ拡張の制約があるため、物流業務は、大手物流企業との協業を中心に進める計画です。

  • ECの受注・物流を自動化するクラウドサービス「サイバーロジ」とは?

モール系物流プラットフォームの利用が進み、自動出荷サービスの便利さが認識された現在、「サイバーロジ」は、独立系の物流プラットフォームとして、マルチチャネル(多モール運営)やD2C、定期通販、冷凍・冷蔵通販、カスタマイズEC、基幹システムEC、B2Bなど多様な販売チャネルに対応した自動受注・自動出荷サービスをご提供致します。

サイバーロジ利用者は、クラウド上で初期費用、固定費無料で物流サービスの利用が可能となります。大半のモール、カートとのAPI連携を実現、受注データだけでなく在庫データ(同期)の連携を実現します。独自開発した高性能OMSやRPAを利用者にご提供する部分が他社にはないサービスとなります。これにより、商品マスタの2重管理が不要になり、受注処理の自動化率も向上し、利用者の業務負担を大幅に軽減可能としました。

           サイバーロジ画面、API連携設定、OMSダッシュボード

物流の2024年問題、人件費の高騰とEC業界、物流業界を取り巻く環境は厳しさを増しています。
特にスターアップから成長期のEC事業者の課題として、日々の受注業務や商品配送業務に追われ、コア業務であるマーケティング、販売促進、マーチャンダイジングに注力できていない点があげられています。

しかしながら、現状の物流プラットフォームには限界があるのではないかと、私たちは考えています。

モール系物流プラットフォームは、物流品質・拡張性・コスト・出荷速度などの優位性はあるものの、他モールの取扱いが難しかったり、D2Cや定期通販、冷凍・冷蔵に対応できない問題点があります。また、独立系物流プラットフォームは、倉庫インフラの拡張性や物流品質維持、多額なシステム投資に問題点があります。

実は、サイバーロジのアイデアが生まれたのもOMSやWMS(1,200社以上利用)を開発するコマースロボティクス代表の伊藤やサービス責任者の佐々木が、現状の物流プラットフォームに限界があると感じたことにも起因しています。

一方で、物流プラットフォームがもたらす「EC運営者への効果」があることを私たちは強く感じています。

スタートアップを含めて、より多くのEC事業者様が簡単に物流業務を利用開始できて、自動化によるPL、BS、CFへの効果により事業の成功確率を上げられる。そんな姿をイメージして、当社は、EC業界にクラウド化・自動化で「物流のイノベーション」を起こしていきます。

モール系物流プラットフォーム問題点詳細説明
マルチチャネルの自動出荷他のモールやカートへ対応しにくい。
少ない物流サービスメニュー大規模物流のため、シンプルな物流サービスメニュー。
独自の入荷ラベル貼付入荷の際に、JANコード以外に独自バーコード貼付が必要。
D2Cは対応不可ShopifyなどのD2Cの自動出荷には対応しない。
定期通販に対応できない複雑なチラシ、販促物同梱制御に対応しない。
冷凍・冷蔵に対応できない冷凍・冷蔵通販に対応しない。
  • 先進的クラウド型物流プラットフォーム「サイバーロジ」3つの特徴

①やることは、OMS「要確認」をチェックするだけ

 外部のOMS不要、RPA不要、WMS不要ですべてサイバーロジの内蔵システムでご利用いただけます。

EC運営者が日々行うことは、RPA処理でもどうしても対応できない受注処理として「要確認」にある注文(少量)の確認と処理だけです。それ以外は、すべて自動化されて処理されます。

 また、大半のモール及びカートシステムとはAPI連携が可能で、受注データだけでなく在庫データも連携されます。カスタマイズショップや基幹ECなどは、オープンAPIやSFTP連携をご提供していますので、自動連携を構築することが可能です。

◆API連携(受注・在庫)可能なモール、カート一覧 ※受注連携、在庫同期

・楽天市場
・Yahoo!ショッピング
・アマゾン(接続中)
・Qoo10
・au Pay マーケット
・Shopify
・ShopServe
・makeshop
・ecforce
・futureshop
・BASE
・W2 Repeat(SFTP)
・侍カート

★オープンAPI、SFTP、S3で連携可能なシステム ※受注連携、在庫同期

・ecbeing
・EC-CUBE
・Salesforce
・フルスクラッチEC

②受注処理から物流、(発注)までを自動化

 サイバーロジは、EC物流の全プロセスをシステム化(クラウド化)しました。これにより、受注処理、物流、発注までのシームレスな連携が可能となります。

(1)オンライン契約管理

(2)物流費管理(Billing)※WMS補助機能

(3)オンライン物流費請求

(4)OMS(受注管理システム)

(5)RPA(受注処理ロボット)

(6)WMS(倉庫管理システム)

(7)EOS(在庫最適化システム)※オプションサービス

③EC事業の成長に集中できる

 モール、カートとAPI連携してECの受注データ連携の手間を大幅に削減し、特許取得のRPA機能で人間が目視、手作業で確認・修正していた受注処理を自動化することができます。よくある自働化設定は標準オプションから選ぶだけで利用でき、独自の自動化処理もノーコードでカスタマイズすることも可能です。

D2C、マルチチャネルEC、冷凍冷蔵通販、定期通販、カスタマイズECに対応しているので、EC事業者は、面倒な受注処理工程、物流工程をクラウドサービスとして手軽にアウトソーシング可能となり、空いた工数を売上拡大業務に回すことが可能となり、結果としてEC事業を加速することが可能となります。

  • ロジテックの活用で小規模物流案件の生産性を大幅に改善

一般的に大手物流会社や3PL企業(倉庫運営会社)は、小規模荷主の物流案件を引き受けることができませんでした。理由は、物流効率、採算性が悪いからです。これにより将来性があるD2Cスタートアップ企業などは、自社で手間のかかる非戦略的な物流業務を行わなければならないため、事業拡大に集中しにくい原因の一つとなっていました。

サイバーロジは、ロジテックを活用して、以下の開発を行い小規模案件の物流生産性の向上に成功しました。

今まで引き受けが不可能であった大手物流や3PLも小規模案件の受託が可能となりました。

(1)仮想荷主グルーピング

例えば、月間200件くらいの小規模荷主25社を仮想1荷主としてグルーピングした場合、倉庫は、1日5,000件出荷の大規模荷主として処理を行うことが可能となります。それを実現するため、小規模荷主をまとめて、1荷主として入荷処理、伝票出力、出荷処理を行うことができる技術を開発しました。この技術により、大手物流企業でも小規模荷主の案件対応が可能となりました。

(2)オートプリント

小規模荷主の帳票印刷は、段取り替えの手間で著しく非効率な業務となります。

WMSで自動引当後に、オートプリントにより、納品書が指定プリンターから自動印刷される技術を開発しました。これにより、伝票発行事務員が不要となります。また、納品書×送り状一体型伝票も自動印刷可能として、より効率を上げることが可能となりました。大手物流でも事務効率が改善して、小規模案件の対応が可能となる技術です。

(3)送り状後出し印刷

ピック作業後に作業した注文の送り状をハンディ端末操作によりオンデマンドで後出し印刷する技術です。オートプリントによる納品書自動印刷と送り状オンデマンド印刷を組合わせることで、伝票発行事務員が不要となります。

(4)コンビニ後払いAPI接続

コンビニ後払いAPI接続で、印字データを自動取得して、WMSから納品書一体型後払い請求書を自動印刷する技術です。 後払い請求書印刷システムへのCSVデータ投入プロセスが削減されることと、納品書×払込用紙一体型を利用することで、伝票発行事務員が不要となります。

(5)物流費自動請求(Billing)

物流費などの役務作業の請求書作成は属人的で、手間がかかる業務です。WMSの補助機能として、Billingという物流費を自動計算するシステムを開発しました。

(6)電子請求書自動発行システム(DX請求)

専用メーラー形式でオンライン請求書を送受信するシステムを独自開発(インボイス対応)しました。これにより、請求業務の工数を大幅に削減しました。

以上のロジテックサービスは、個別に3PL業者様へのご提供も可能です。

▼CyberLogi(サイバーロジ)  
【URL】https://www.cyber-logi.com

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