イベントプロデュース事業を行う株式会社グローバルプロデュースのグループである株式会社グローバルメタバース(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:光畑真樹)は、自社のYouTubeを運用している担当者110名に対し、企業のYouTube動画制作における実態調査を実施いたしました。
- 調査サマリー

- 調査概要
調査概要:企業のYouTube動画制作における実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年2月20日〜同年2月21日
有効回答:自社のYouTubeを運用している担当者110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
出典元:株式会社グローバルプロデュース(URL:https://www.global-produce.jp/)
- YouTube動画制作の目的「採用の強化」「拡散・話題化」などが多数
「Q1.YouTube動画制作の目的を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「拡散・話題化」が45.5%、「採用の強化」が41.8%、「集客強化」が40.0%という回答となりました。
Q1.YouTube動画制作の目的を教えてください。(複数回答)
・拡散・話題化:45.5%
・採用の強化:41.8%
・集客強化:40.0%
・ブランディング:39.1%
・SNSとの相性の良さ:29.1%
・ファンのエンゲージメント強化:20.9%
・その他:0.0%
・はっきりとした目的はない:0.9%
・わからない/答えられない:0.0%
- YouTube動画制作におけるKPI、「視聴回数」が48.2%で最多
「Q2.YouTube動画制作において、何をKPIとしていますか。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「視聴回数」が48.2%、「(コーポレートサイト等への)問い合わせ数」が40.0%、「再生時間」が33.6%という回答となりました。
Q2.YouTube動画制作において、何をKPIとしていますか。(複数回答)
・視聴回数:48.2%
・(コーポレートサイト等への)問い合わせ数:40.0%
・再生時間:33.6%
・チャンネル登録者数:29.1%
・表示回数:27.3%
・クリック率:24.5%
・視聴者維持率:18.2%
・コンバージョン率:15.5%
・その他:0.0%
・はっきりとしたKPIを設定していない:0.9%
・わからない/答えられない:0.9%
- YouTube動画制作は、7割以上が「外注」中心
「Q3.YouTube動画制作は、どの様な形式でおこなっていますか。」(n=110)と質問したところ、「全て外注」が16.4%、「主に外注・一部内製」が54.5%という回答となりました。
Q3.YouTube動画制作は、どの様な形式でおこなっていますか。
・全て外注:16.4%
・主に外注・一部内製:54.5%
・主に内製・一部外注:21.8%
・全て内製:6.4%
・その他:0.9%
・答えられない:0.0%
- YouTube動画制作コスト、4割以上が「動画1本あたり10,000円以上」と回答
「Q4.お勤め先でのYouTube動画制作において、動画1本あたりにかかっている費用はいくらですか。」(n=110)と質問したところ、「5,000円~10,000円未満」が30.9%、「10,000円~30,000円未満」が21.8%という回答となりました。
Q4.お勤め先でのYouTube動画制作において、動画1本あたりにかかっている費用はいくらですか。
・3,000円未満:1.8%
・3,000円~5,000円未満:17.3%
・5,000円~10,000円未満:30.9%
・10,000円~30,000円未満:21.8%
・30,000円~50,000円未満:11.8%
・50,000円~100,000円未満:8.2%
・100,000円以上:1.8%
・わからない:6.4%
- YouTube担当者の半数が、YouTube動画によって「SNSで拡散された」と効果を実感
「Q5.お勤め先での、YouTube動画制作における効果を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「SNSで拡散された」が50.0%、「求職者が増えた」が35.5%、「商談化率が上がった」が30.9%という回答となりました。
Q5.お勤め先での、YouTube動画制作における効果を教えてください。(複数回答)
・SNSで拡散された:50.0%
・求職者が増えた:35.5%
・商談化率が上がった:30.9%
・受注率が上がった:24.5%
・今まで届かなかった層にアプローチできた:20.9%
・自社を知っている人が増えた:17.3%
・SEO上位を獲得できた:15.5%
・その他:0.9%
・効果は特にない:2.7%
・わからない/答えられない:2.7%
- 他にも「一般の方にも知ってもらえる機会が増えた」や「デジタルコンテンツに力を入れてるという取組みをアピールできた」などの効果も
Q5で「効果は特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、YouTube動画制作の効果があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=104)と質問したところ、「一般の方にも知ってもらえる機会が増えた」や「デジタルコンテンツに力を入れてるという取組みをアピールできた」など37の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・29歳:一般の方にも知ってもらえる機会が増えた。
・35歳:集客につながった。デジタルコンテンツに力を入れてるという取組みをアピールできた。
・27歳:SNSのフォロワーが増えた。
・39歳:費用対効果が高い。
・36歳:自社コンテンツを流して収益化が出来ている。
・34歳:他のSNSより効果がある。
- YouTube担当者の悩み、「企業のブランドイメージとどこまで乖離させて良いかわからない」「どんな動画が刺さるかわからない」など企画内容に悩む声多数
「Q7.お勤め先での、YouTube動画制作における悩みを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「企業のブランドイメージとどこまで乖離させて良いかわからない」が46.4%、「どんな動画が刺さるかわからない」が33.6%、「どこまで企画をふざけていいか分からない」が27.3%という回答となりました。
Q7.お勤め先での、YouTube動画制作における悩みを教えてください。(複数回答)
・企業のブランドイメージとどこまで乖離させて良いかわからない:46.4%
・どんな動画が刺さるかわからない:33.6%
・どこまで企画をふざけていいか分からない:27.3%
・企画考案に時間がかかる:23.6%
・目的を設定できていない:19.1%
・戦略的な運用ができていない:16.4%
・動画の質が安定しない:14.5%
・視聴データの分析ができていない:12.7%
・視聴回数が伸びない:11.8%
・人手が足りていない:7.3%
・投稿回数が少ない:7.3%
・その他:0.9%
ー36歳:収益化が直接できない
・悩みは特にない:1.8%
・わからない/答えられない:0.0%
- 他にも「堅い雰囲気の社内なので、新しい試みにチャレンジしにくい」や「どんな動画編集が好かれるのかがわからない」などの悩みも
Q7で「悩みは特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q8で回答した以外に、YouTube動画制作の悩みがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=108)と質問したところ、「堅い雰囲気の社内なので、新しい試みにチャレンジしにくい」や「どんな動画編集が好かれるのかがわからない」など38の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・35歳:堅い雰囲気の社内なので、新しい試みにチャレンジしにくい。
・27歳:どんな動画編集が好かれるのかがわからない。
・39歳:効果がわかりづらい。
・35歳:周りの理解が大変。人手不足。
・26歳:時間がとれない。
- まとめ
今回は、自社のYouTubeを運用している担当者110名に対し、企業のYouTube動画制作における実態調査を実施しました。
企業のYouTube動画制作の目的を伺うと、「拡散・話題化」や「採用の強化」と回答する担当者が多く、実際にYouTube動画を制作したことで「SNSでの拡散」「求職者が増えた」などの効果を実感していることが明らかになりました。
一方で、YouTube担当者の悩みについて尋ねたところ、「企業のブランドイメージとどこまで乖離させて良いかわからない」や「どんな動画が刺さるかわからない」など、企画内容に悩む声が多数挙がりました。
国内の企業チャンネルの視聴回数は年々増加しており、それに伴い新たにYouTubeチャンネルの開設に乗り出す企業も増えています。しかしながら、拡散や話題性を目的としながらも、企業ブランディングなどを気にしすぎて、毎回同じような内容になってしまったり、視聴者が関心を持ちやすい企画になりづらい傾向にあるようです。企業チャンネルが増える今、他社との差別化が益々難しくなる現状では、動画の企画内容に悩む担当者はさらに増えるでしょう。企業イメージを保ちながら話題性のある動画構成を求める企業は、今後の施策として社内だけではなく外部の専門サービスを活用していくでしょう。
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