視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区、代表取締役Dean Matthew Richardson)は、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、「ソーシャルメディア」ジャンルの利用状況を発表しました。
- 「ソーシャルメディア」ジャンルのトータルデジタルでの月間利用者数は、「LINE」が最も多く8,089万人
- 上位5サービスの性年代別ターゲットGRP(TARP)は、女性18-34歳で最も高く227,873%
- 「TikTok」は18-34歳以上利用者の含有率が最も高く33%
視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区、代表取締役Dean Matthew Richardson)は、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、「ソーシャルメディア」ジャンルの利用状況を発表しました。
2023年4月のニールセン デジタルコンテンツ視聴率 Monthly Totalレポートによると、「ソーシャルメディア」ジャンルにおいて、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルの利用者数が最も多かったのは「LINE」で8,089万人が利用しており、「Twitter」が5,989万人で続いていました。また、月平均利用回数では、「LINE」が859回で最も多く、「Instagram」が279回で続いていました(図表1)。

次に、「ソーシャルメディア」ジャンルにおける利用者数上位5サイトを合計したターゲットGRP(TARP)
を性年代別に見ると、男女ともに若年層ほど高く、特に女性18-34歳で最も高く227,873%となっていました。次いで女性35-49歳で151,158%となり、どの年代でも男性よりも女性のほうが高くなっていました(図表2)。

最後に、ターゲットGRP(TARP)が最も高かった18-34歳の若年層の利用状況をサービス別に見ると、利用者数では全年代の結果と同様、「LINE」が2,036万人で最も多く、次いで「Twitter」が1,749万人となっていました。一方、同世代の含有率では、「TikTok」が最も高く33%となっており、次いで「Twitter」と「Instagram」が30%弱となっていました(図表3)。

今回の分析より、ソーシャルメディアの利用は男女ともに若年層のほうがGRP(TARP)が高い傾向にあることが見られましたが、マーケティング担当者にとっては、これまでもソーシャルメディアは若年層とコミュニケーションを取る際に欠かせないメディアとなっていたでしょう。しかし、若年層の利用者数や含有率はサービスによって大きく異なります。そのため、マーケティング担当者はターゲットの性年代に対して、効率的かつ効果的にリーチできているのか、実際の各サービスの利用状況を把握した上で適切に運用していくことが重要です。
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