リアル店舗での来店施策及び来店・購買分析サービス「Store360」の提供を通し、小売店・飲食店などリアル環境の業務改善をDXの力で解決するTangerine株式会社(東京都港区 代表取締役:平井 清人、以下「当社」)は、Store360と外部クラウドサービスとのデータ連携方法として、Snowflake(所在地:東京都渋谷区、社長執行役員:東條 英俊)が提供するデータ共有サービス「Snowflake Secure Data Sharing」に対応したことを発表しました。
外部クラウド連携の第一弾は、カスタマーエンゲージメントプラットフォーム大手のBraze(東京都港区、代表取締役社長:菊地 真之、以下「Braze」)が提供するオンライン販促施策履歴データをSecure Data Sharingでリアルタイムで取得し、Store360が捕捉・管理する来店データと突合しオンライン販促施策の実店舗への来店効果を可視化できるソリューションをリリースしました。

■ Store360でのSnowflake Secure Data Sharing対応の背景
Store360で取得する来店履歴や店舗での施策実施結果は顧客企業のCDP/CRM/MAツールなどのデジタル基盤とできるだけリアルタイムで連携することが求められています。
これまでStore360への外部クラウドからのデータ取り込み、またはStore360が管理する来店履歴データの外部クラウドサービスとの連携は、CSVファイルでの送受信などETL機能の利用が必要でした。ETL機能は外部データ毎にファイル連携、ETLパイプライン・データマートの構築など手間とコストがかかっていました。また、データ連携のリアルタイム性、データを渡した側でのセキュリティ担保などの課題もありました。
Snowflake Secure Data Sharingを利用することで、外部サービスとの物理的なデータ移動やコピーが不要となり、共有目的に応じたパーソナルでセキュアなビューによりリアルタイムでデータにアクセスすることが可能となります。またデータ連携に必要な開発も不要となります。
■ 外部クラウドサービス連携の第一弾はBrazeカスタマーエンゲージメントプラットフォーム
Snowflake Secure Data Sharingを活用した連携第一弾は、カスタマーエンゲージメントプラットフォーム大手のBraze社が提供するオンライン販促施策結果データをSecure Data Sharingでリアルタイムで取得し、Store360が取得した来店データと突合しオンライン販促施策の実店舗への来店効果を可視化できるソリューションをリリースしました。Store360とBrazeとのデータ連携は、双方のSnowflake設定を変更することで数時間
程度の作業でリアルタイムデータ連携が実現できます。

Store360 Insightでの分析ダッシュボード
Store360にBrazeデータを取り込むことで、Eメールなどのオンラインキャンペーンの施策結果と、それによる実店舗への来店効果分析を一つのダッシュボードで分析することが可能になります。

今後当社は、Snowflake Data Sharingを活用したBrazeとの連携強化を進め、Store360の来店履歴データをBrazeへ展開しBrazeのオンライン施策に来店履歴データを活用できる機能の提供を進めてまいります。
■Tangerine株式会社
URL:https://www.tangerine.io
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