機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForterは、株式会社サザビーリーグの展開するエストネーションが、オンラインストアのセキュリティソリューションとしてForterの不正対策プラットフォームを導入したことを発表しました。

2023年2月7日 - 機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForter(フォーター、本社:米国ニューヨーク州)は、株式会社サザビーリーグ(本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷)の展開するエストネーションが、オンラインストアのセキュリティソリューションとしてForterの不正対策プラットフォームを導入したことを発表しました。エストネーションではForterの不正対策ソリューションを導入して以降、チャージバック(カード決済の不正損失)の発生を大幅に低減し、コンバージョン率13%改善を実現しています。

これまでエストネーションのオンラインストアでは、ルールベースの不正対策ソリューションを利用していました。しかしながら、このソリューションでは、正規と不正を判断できないグレーゾーンの判定が発生するため、人手による目視確認の手間が発生し、運用に負担がかかっていました。

またエストネーションでは、カードの不正使用によるチャージバック損失を低減するため、決済時の認証強化に3Dセキュアを導入していました。不正決済は減ったものの、正規ユーザーのかご落ちも発生し、コンバージョンの低下、収益の損失、決済時における購入者への摩擦が問題になっていました。エストネーションは、不正行為の防止、コンバージョンの向上、より良い顧客体験の提供を目的として、Forterのプラットフォームを導入することを決定しました。同社では、Forterのリアルタイムかつ高精度な判定を提供する完全自動化システムによって、3Dセキュアに頼ることなくコンバージョンを向上させることができ、ビジネスの拡大と顧客体験の向上を実現しました。

サザビーリーグでESTNATION ONLINE STOREのプロジェクトマネージャーを務める林 大貴氏は、「疑わしい取引を拒否すればチャージバックを減らすことはできますが、正当な購入者を拒否してしまうことは販売機会の損失につながるだけでなく、お客様のロイヤリティの低下を招き、私たちのオンラインストアに訪れていただく機会を失ってしまう可能性があります。このため当社では、不正防止とチャージバック低減の両方を同時に実現し、オンラインストアの売上向上を推進できるソリューションとしてForterの採用を決めました」としており、加えて「Forterのソリューションは完全自動化されており、グレーゾーンの判定が無いため、目視確認のために担当者を配置する必要が無くなりました。これによって、私たちは、お客様に充実した購買体験を提供するというオンラインストア運営の本来業務に集中することができています」と話しています。

Forterの日本担当カントリーマネージャーを務める野田陽介は、「お客様の購買体験を犠牲にすることなく不正対策を実施することが非常に大切だと考えています。このたびサザビーリーグが、購入者に摩擦を与えることなく、取引の信頼性をリアルタイムで高精度に判定できるよう協力できたことを嬉しく思います。Forterは引き続き、サザビーリーグのような先進的なデジタルコマース企業とのパートナーシップを大切にし、不正対策の課題解決に取り組んでまいります」と話しています。

サザビーリーグ
URL:https://www.sazaby-league.co.jp/

Forter
URL:https://www.forter.com/ja/

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