DMMがショートドラマ型広告制作サービス「DMM Social Lab ショートドラマ型PR」を提供開始 - Z世代へのプロモーション支援を強化

合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO:亀山敬司)は、2025年7月17日(木)より、企業のプロモーション活動を支援する新サービスとして、ショートドラマを通じて商品やサービスをPRできる「DMM Social Lab ショートドラマ型PR」の提供を開始したことを発表しました。

事業開始の背景

近年、特に若年層を中心としたマスメディア離れが進行しており、従来の広告手法の効果が低下している状況です。企業のプロモーション戦略もSNSを活用したアプローチへと大きくシフトしています。

特に注目すべきは縦型広告動画市場の急成長です。市場規模は2024年に773億円、2027年には1,942億円と約2.5倍に拡大すると予測されており(※1)、今後さらなる成長が期待されています。

このような環境変化の中、多くの企業はSNSに最適化したプロモーション戦略の必要性を感じつつも、効果的な演出や配信設計に関する十分なノウハウがなく、参入にハードルを感じているケースが多いとされています。

そこでDMMは、同社が運営する総合動画配信サービス「DMM TV」や、DMM TV上で縦型ショートドラマを配信する「DMMショート」で培ったコンテンツ制作のノウハウを活かし、縦型動画広告制作で多くの実績を持つOASIZ社との連携のもと、ショートドラマ型広告の制作およびアカウント運用支援を行う新たなサービス「DMM Social Lab ショートドラマ型PR」の提供を開始することになりました。

※1 出典元:「2023年国内動画広告の市場調査」サイバーエージェント/デジタルインファクト調べ

Z世代を取り込むショートドラマ型PRの重要性

近年のデジタルマーケティング環境において、Z世代(1990年代後半〜2010年代前半生まれ)は重要なターゲット層となっています。この世代は従来の広告に対する耐性が高く、一方的な商品PRよりも、ストーリー性のあるコンテンツや共感できるメッセージに反応する傾向があります。

そうした背景から、エンターテイメント性の高いショートドラマを通じて製品やサービスの魅力を伝える「ショートドラマ型PR」は、Z世代にアプローチする効果的な手法として注目されています。TikTokやInstagramなどのプラットフォームでは、15秒〜60秒程度の短尺動画が主流であり、その限られた時間内で視聴者の心を掴むストーリーテリングが求められています。

DMMの「DMM Social Lab ショートドラマ型PR」は、こうした市場ニーズに応えるサービスとして、企業のデジタルマーケティング戦略に新たな選択肢を提供します。従来の広告手法では届きにくかった若年層とのコミュニケーションチャネルを構築し、ブランドの認知拡大や関係性構築を支援していくことが期待されています。

縦型動画市場の成長とビジネスチャンス

縦型動画は、スマートフォンでの視聴に最適化された9:16のアスペクト比を持つ動画フォーマットです。モバイルデバイスの普及とSNSプラットフォームの進化に伴い、この形式の動画コンテンツは急速に一般化してきました。

先述の市場調査によれば、縦型広告動画市場は2024年の773億円から2027年には1,942億円へと約2.5倍の成長が見込まれています。この成長は、TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなどの縦型動画プラットフォームの利用者増加と、それに伴う広告投資の拡大を反映しています。

企業にとって、この成長市場への効果的な参入は重要な経営課題となっています。しかし、縦型動画は従来の横型動画とは異なる制作手法や演出技術が求められるため、ノウハウの不足が参入障壁となっているケースも少なくありません。

DMMの新サービスは、こうした企業の課題を解決し、縦型動画市場における成功を支援するソリューションとして位置づけられています。企画から制作、配信、効果測定までをトータルでサポートすることで、企業の縦型動画マーケティングへの参入ハードルを下げ、ビジネスチャンスの創出を促進します。

「DMM Social Lab ショートドラマ型PR」の特徴

幅広いZ世代にリーチが可能

TikTokをはじめとするショート動画プラットフォームには、Z世代のユーザーが多く集まっています。このサービスを活用することで、従来のPR方法ではアプローチしづらかった若年層にも効果的にリーチすることが可能になります。また、エンターテイメント性の高いショートドラマはプラットフォーム上でユーザーにレコメンドされやすく、より自然な形で情報を届けられるという利点があります。

高い視聴維持率

ショートドラマは、テンポの良い場面展開と没入感のあるストーリー構成によって、テレビCMなど従来のPR手法と比較して、最後まで視聴されやすい傾向があります。続きが気になる展開や共感を呼ぶストーリー設計により、視聴者の途中離脱を防ぎ、企業が伝えたいメッセージをしっかりと届けることができます。

フォロワーからファンへ、顧客の資産化

ショートドラマアカウントの運用を通じて獲得したフォロワーは、商品やサービスに関心を持つ「見込み顧客」や「ファン」へと育成することが可能です。継続的に新しいショートドラマや関連コンテンツを配信することで、エンゲージメントを維持・向上させ、長期的な顧客育成やブランディング強化につなげることができます。

DMMが提供するショートドラマ型広告制作およびアカウント運用支援の強み

ショートドラマを熟知した企画力

DMMが提供する総合動画配信サービス「DMM TV」やDMM TV上で縦型ショートドラマを配信するサービス「DMMショート」で培ったノウハウを活用し、ショートドラマならではの短時間で楽しめる構成や、タイムパフォーマンスを重視するショートドラマ視聴者層に訴求力のある演出を設計します。視聴者の興味を引きつけながら、商品やサービスの魅力を効果的に伝えるストーリー展開を実現します。

ショート動画媒体に強いOASIZ社と連携し、フォロワー獲得を最大化

本サービスでは、ショート動画媒体に特化した企業向けショートドラマ型PRで多くの実績を有する株式会社OASIZとの連携体制を構築しています。DMMの持つコンテンツ制作力とOASIZ社のSNS運用ノウハウを組み合わせることで、ショートドラマ型PRのフォロワー獲得効果を高め、プロモーション成果の最大化を図ります。両社の強みを生かした相乗効果により、企業のSNSマーケティングを強力にサポートします。

「DMM Social Lab」について

「DMM Social Lab」は、DMMがこれまで培ってきたコンテンツ制作やマーケティングのノウハウを活かして、若手クリエイターと連携しながら、企業に対して各ソーシャルプラットフォームに最適化されたソリューションを提供するDMMの新たなマーケティング支援サービスです。各企業のニーズや目標に合わせて、効果的なSNSマーケティング戦略を提案・実行し、デジタル時代におけるブランド構築と顧客獲得を支援します。

合同会社DMM.comについて

会員数4,507万人(※)を誇る総合サービスサイト「DMM.com」を運営する企業です。1998年の創業以来、多岐にわたる事業を展開し、現在は60以上のサービスを運営しています。動画配信や電子書籍、アニメなどの多様なエンターテイメントサービスに加え、3Dプリントや電気自動車(EV)充電などのハードウェア分野、AIといった最先端テクノロジーを取り入れた事業など、幅広い分野でサービスを提供しています。

2022年にはサブスクリプション会員システム「DMMプレミアム」を立ち上げ、あらゆるエンタメ体験をシームレスにつなぐ「マルチエンタメ・プラットフォーム」の創造を目指しています。今後も、コーポレートメッセージ「誰もが見たくなる未来。」のもと、変化と進化を繰り返しながら、新たな事業に挑戦していく方針です。

※2024年2月時点

出典元:合同会社DMM.com プレスリリース

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