デジタルマーケティング支援をしている株式会社ニュートラルワークス(神奈川県茅ヶ崎市 代表取締役:三木五月、以下「ニュートラルワークス」)は、20代以上の男女360名を対象に、「リスティング広告に関するユーザー意識」に関する調査を行いました。
- 調査結果のサマリー
■7割以上が、リスティング広告を回避しようとする傾向が明らかに。 ■一方で、約半数が内容に応じて積極的にリスティング広告をクリックする姿勢も。 ■約3割が「過度な広告表現の文言を目にしたことがある」と回答しており、広告出稿会社の運用に課題。 |
- 調査概要
調査対象 :20代~70代までのリスティング広告と接しているユーザー
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2022年9月21日~2022年9月22日
サンプル数:360名
- 調査結果
Q.あなたは普段の生活においてリスティング広告を意識していますか?

全体の47.5%の方が、リスティング広告を意識している傾向にあることがわかりました。
年代別で見ると、20代の「58.2%」、30代の「44.1%」、40代の「41.1%」、50代の「61.0%」と、20代〜50代において約半数の方が、リスティング広告を意識していると回答しています。
Q.あなたは普段の生活において、リスティング広告をクリックしますか?

全体の約76.7%の方が、リスティング広告を意図的に読み飛ばす傾向があることが分かりました。
しかし、そのなかでも31.7%の方が「飛ばすことが多いが、内容によってはクリックしている」と回答しており、また16.9%の方が「興味関心に当てはまればクリックしている」と回答しました。
リスティング広告を認識している方は、広告を飛ばすことが多いものの、自身にとって興味のある内容であればリスティング広告を積極的にクリックして情報を得ていることが分かります。
Q.コロナ禍以降で、リスティング広告をクリックして商品購入・問い合わせをした経験はありますか?

全体の約63%の方が、「普段オンライン上で商品を購入するが、ない」と回答しています。
コロナ禍以降において、リスティング広告経由で商品を購入していない方が過半数を占めている一方で、オンライン上での購買意欲は高いことが分かります。
Q.リスティング広告に対して、感じた・経験したことがあることをお選びください。(複数回答)

全体の45.6%の方が「表示されない方が好ましい」と回答しました。
また、31.4%の方が「過度な広告表現の文言を目にしたことがある」、25.6%の方が「信頼できない情報だと感じる」と回答し、ユーザーがリスティング広告へ不信感があることがわかる結果となりました。
Q.リスティング広告に対するお考えとして当てはまるものをお選びください。(複数回答)

全体の48.6%の方が「できれば表示させてほしくない」と回答している一方で、20.8%の方が「自分の興味関心に当てはまる広告を表示してほしい」と回答しており、パーソナライズによる広告への一定の理解があることがわかります。
また、38.1%が「内容の規制や審査を厳重化してほしい」と回答しており、広告出稿者の過度な表現が大きな課題であることがわかる結果となりました。
- 調査結果のまとめ
今回の調査を通して、リスティング広告への不信感をもつユーザーが多く、広告出稿者に課題があることや、要因のひとつとして「過度な広告表現」があることがわかりました。
一方で、興味・関心のある内容であれば、リスティング広告と認識しながらも積極的にクリックすることも多かったり、コロナ禍以降においてオンライン上で購買行動を起こすユーザーは多いことが分かります。
このことから広告出稿者においては、ユーザーの検索意図を分析した上で、ターゲットニーズを的確に捉えて興味・関心にマッチするような訴求文言を作成し、信頼感を損ねない適切な表現で、出稿することが重要と言えます。
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