
株式会社アイスタイル(本社:東京都港区、代表取締役社長:遠藤 宗)が、15歳から59歳までの@cosmeプロデュースメンバー女性4,353名を対象に「化粧品のギフト利用需要」に関する調査を実施しました。調査結果から、ここ2~3年でコスメのギフト需要が増加している状況に加えて、コスメのプレゼント選びにおいて「相手に負担をかけないこと」や「相手が本当に欲しいもの」を優先する傾向が強まっていることが明らかになりました。
調査結果のポイント
- コスメギフトの機会が拡大傾向。直近2~3年で約8割が「贈った・もらった」と回答
- 「サプライズ」よりも「確実に欲しいもの」を希望する人が7割超。「おすすめ」を贈るより「欲しいもの」を届ける時代に
- eギフト利用経験は約3割ですが、体験者の86%が「今後も利用したい」と回答。相手が自分で欲しいものを選べる仕組みが化粧品ギフトの需要と好相性
コスメギフトの機会が拡大、直近2~3年で約8割が経験あり
矢野経済研究所の調査では、2025年の国内ギフト市場規模が前年比103.4%の11兆5,650億円になる見込みとされており、ギフト市場全体が拡大基調にあります。
今回の調査でも、この2~3年で化粧品を「贈った・もらった」経験がある人(化粧品ギフト経験者)は全体の84.1%となり、前回調査時の79.4%から約5ポイント増加しました。特に「機会が増えた」という実感については、15~19歳が60.8%、20代が57.6%と回答した一方で、40代は36.3%、50代は34.7%となっており、若年層ほど高い傾向が見られました。
また、この2~3年で化粧品を贈った経験がある人に、家族や友人、知人、同僚などに「化粧品」をプレゼントする理由や選ぶ際に重視する点を聞いたところ、「日常では買わない特別感・ご褒美を味わえる」(67.1%)が最も多く、続いて「消耗品で相手に気を使わせない」(49.9%)、「ギフトとしての見栄えが良い(ブランドのロゴやパッケージなど)」(47.7%)という回答が上位になりました。
「サプライズ」より「確実に欲しいもの」を希望する人が7割超に
化粧品をギフトとして贈り合う際、生活者はどのような点を重視しているのでしょうか。化粧品ギフト経験者に、化粧品をプレゼントで贈り合うことについての意識を聞いたところ、「サプライズよりも、確実に相手が欲しいものを贈る(自分が欲しいものをもらえる)方が嬉しい」と回答した人は、年代の違いにかかわらず71.7%に達しました。
また、前述の「家族や友人、知人、同僚などに『化粧品』をプレゼントする理由や、選ぶ際に重視すること」という質問でも、「相手の欲しいものである」が44.2%となりました。一方、「自分が好きなものである」と答えた、自分のおすすめ商品を贈りたい人の割合は35.9%で、前回調査の42.2%から6ポイント以上減少しました。
この傾向は若い世代でより顕著に表れており、世代による「プレゼント」への意識の違いが見える結果となりました。この傾向の背景には、化粧品を贈り合う相手の範囲が広がっていることがあると考えられます。この2~3年でプレゼントの機会が「増えた」と感じている人は、15~19歳で60.8%、20代で57.6%と若い世代ほど多く、家族や親しい友人だけでなく、好みを詳しく知らない相手にもギフトを贈る場面が増えていると推測されます。
相手のことをそれほど知らないままプレゼントを選ぶと、合わなかったときに相手を困らせてしまう可能性があります。もらう側にとっても、使わないものを手元に残したり手放したりすることには負担を感じるものです。実際に、化粧品ギフト経験者に「化粧品を贈り合うことについての気持ち」を聞いたところ、「化粧品をプレゼントされて困った経験がある」と答えた人は27.6%でした。また、「プレゼントされた化粧品を人にあげたり、メルカリなどに売ったことがある」と答えた人は16.5%で、約6人に1人が手放した経験を持っていました。
コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを重視する若い世代にとって、こうした「お互いの手間や無駄」は避けたいものであり、その感覚が、相手の欲しいものを確実に贈りたいという意識につながっているのではないかと考えられます。
eギフト利用経験は約3割、体験者の86%が「今後も利用したい」と回答
このような「相手が本当に欲しいものを贈りたい」というニーズに応えられる可能性があるのが、SNSやLINEを通じて贈ることができる「eギフト」です。
直近2~3年でのコスメeギフト利用経験者は、化粧品ギフト経験者のうち28.1%にとどまっていますが、一度体験した利用者の86.0%が「今後も利用したい」と回答しており、体験後の評価は高い結果となっています。また、化粧品ギフト経験者の71.9%にあたる未経験層においても、過半数である55.9%が利用意向を示しています。
eギフト利用経験者の年代や職業を詳しく見ると、20代(29.6%)と30代(41.7%)で合わせて7割を超えており、今回のアンケート回答者全体の年代比率と比較しても高い割合(20代:+9pt、30代:+9pt)となっています。職業別でも「会社員(61.2%)」がアンケート回答者全体の職業比率より7pt高く、デジタル親和性の高い働く20~30代が利用を牽引している状況が見られます。
また、「化粧品の『プレゼント』を贈る、もしくはもらう際に『eギフト』を利用してみたい理由」を自由回答で聞いたところ、店舗へ買いに行く時間や手間に縛られない「手軽さ・気軽さ・手間の軽減」といった内容が最多となり、次いで「相手が自分で選べる・好みに合わせられる」「住所不要・会えなくても贈れる」といった点が挙げられました。さらに利用経験がある層では「住所不要・会えなくても贈れる」ことや「即時性(思い立ってすぐ贈れる)」といった点を評価する声が目立つ結果となりました。
化粧品のプレゼントを贈る、もしくはもらう際に「eギフト」を利用してみたい理由(利用者の声)
- 「買いに行く手間がない上に相手が受け取りたいタイミングで受け取れるのが便利だと思うから」(23歳/会社員・利用経験あり)
- 「相手の好みの色味だったり、合う化粧品だったりは本人にしか分からないものがあるから勝手に選んで合わなかったら嫌なのでeギフトにすることで自分好みのものを買って貰えたら使えるし悩むこともなくいいかなと思った」(25歳/会社員・利用経験あり)
- 「相手の住所を知らなくても気軽に贈れる点や、すぐに送れる手軽さが便利だと感じるからです。また、受け取る側も自分の都合の良いタイミングで受け取れるので、負担になりにくいと思います」(39歳/会社員・利用経験あり)
- 「友達と会う時に荷物にならずに渡すことができる!」(29歳/専業主婦・利用経験あり)
- 「誕生日や記念日当日に渡せないけど、気持ちは届けたい時に送りたいものがeギフトであれば送りたい。色を選べるとか香りを選べるとかだと本人に決めてもらえて良い」(44歳/会社員・利用経験あり)
これらの評価ポイントは、ここまで見てきたギフトを取り巻く生活者のニーズとも重なっています。ギフトを贈り合う機会が増え、家族や親しい友人だけでなく、好みを詳しく知らない相手にも贈る場面が広がる中で、住所を知らなくても会えなくても贈れる点が「使いやすい」という評価につながり、また「受け取った側が自分で選べる」という点が、「相手の欲しいものを贈りたい」気持ちを捉えているといえます。
加えて、「この2~3年で、『自分』に対して『ご褒美ギフト』として化粧品を買ったことがありますか」という質問に「買ったことがある」と回答した人が全体の86.9%に上り、化粧品を選ぶという行為そのものが日常における「ご褒美」になっていることを踏まえると、eギフトで相手にコスメを選んでもらうことは、モノだけでなく、「化粧品」をプレゼントする理由としてあげられていた「特別感・ご褒美感」ひいては「選ぶ楽しさ」ごと贈ることのできる手段として、化粧品のeギフトは今後も利用者が拡大する可能性がありそうです。
調査概要
調査目的:化粧品のギフト利用需要
調査タイトル:化粧品に関するアンケート
調査の方法:アンケート方式(WEB)
有効回答数:4,353人
調査期間:2026年5月22日(金)~24日(日)
調査地域:全国
調査対象者:15~59歳までの@cosmeプロデュースメンバー女性(メンバー構成比による年代割付)
比較対象(前回調査):2022年8月25日(木)~28日(日)実施調査(有効回答数:6,936人)
※本調査における「化粧品ギフト経験者」とは、この2~3年で化粧品を贈った、もしくはもらった経験がある人(3,659人)を指します。プレゼントする理由や選ぶ際に重視することについては、この2~3年で化粧品を贈ったことがある人(3,133人)に聴取しています。
出典元:株式会社アイスタイル















