
リユースPC事業を手がけるリングロー株式会社(東京都豊島区、代表取締役:碇敏之)が、企業の業務用PC購入・調達に携わる300名を対象とした「法人PC調達実態調査」の結果を発表しました。この調査から、リユースPC導入の障壁となっている理由と、導入や継続利用の判断材料となる条件が明らかになっています。
現在リユースPCを使用していない、あるいは導入に対して不安を持っている回答者113名にその理由を尋ねたところ、最多となったのは「故障しやすさや保証条件に不安があるため」で45.1%に上りました。一方で、「新品との価格差が小さいため」という回答は13.3%にとどまっています。さらに、調査対象者全300名に対して、導入または継続利用を前向きに検討できるようになる条件について聞いたところ、「データ消去やセキュリティ対策が明確である」が38.7%、「長期の保証があり、保証範囲が明確である」が38.3%と上位を占めました。これに対し、「新品より費用を抑えられる」は20.0%という結果でした。
この調査結果により、企業がリユースPCを選択する際には、価格面のみならず、保証体制・データ消去・故障発生時の対応までを含む「安心の設計」が重要な要素となっていることが判明しました。
調査実施の背景について
企業におけるPC調達コストへの負担が大きくなる中、リユースPCは業務用PC調達の選択肢の一つとして位置づけられています。しかしながら、価格を抑制できる可能性がありながらも、リユースPCの導入に踏み切れないケースが存在しています。
では、その理由は本当に「新品との価格差が足りないから」なのでしょうか。
リングロー株式会社では、リユースPCを現在使っていない方や、導入に不安を抱えている方も含めて、何が導入の障壁になっているのか、また、どういった条件が整えば選択肢として検討しやすくなるのかを明らかにするため、今回の調査を実施したとのことです。
調査結果1:導入をためらう理由の第1位は「故障しやすさや保証条件」で45.1%
現在リユースPCを使用していない、または導入に不安を感じている回答者113名に、その理由を複数回答形式で質問しました。
結果は以下の通りです。
- 故障しやすさや保証条件に不安があるため 45.1%
- データ消去・OS・セキュリティ面に不安があるため 31.0%
- 性能・バッテリー・外観の状態が分からないため 30.1%
- 故障時に業務が止まることが不安なため 28.3%
- 同一機種・必要台数を揃えにくいため 13.3%
- 信頼できる調達先が分からないため 13.3%
- 新品との価格差が小さいため 13.3%
- 社内規程や承認の問題があるため 6.2%
最も多くの回答を集めたのは、「故障しやすさや保証条件に不安があるため」の45.1%でした。上位には、故障・保証、データ消去・セキュリティ、性能やバッテリーといった製品状態など、購入後の利用に関する不安が並ぶ結果となりました。一方で、「新品との価格差が小さいため」を理由に挙げた回答者は13.3%となっています。
この結果から、価格だけではなく、「購入後も問題なく業務で使用できるか」という点が導入判断に大きく影響していることがうかがえます。
調査結果2:求められる条件の第1位は「データ消去・セキュリティ」で38.7%
続いて、回答者全300名に対し、リユースPCの導入または継続利用を判断する際、どのような条件・サービスがあれば検討しやすくなるかを複数回答形式で質問しました。

結果は以下の通りです。
- データ消去やセキュリティ対策が明確である 38.7%
- 長期の保証があり、保証範囲が明確である 38.3%
- 故障時に修理・交換・代替機の対応が迅速である 31.3%
- 落下・水濡れなど利用者の過失による故障も保証対象である 24.7%
- 必要な台数をまとめて調達できる 24.0%
- 同一機種・同一仕様を揃えられる 22.3%
- 新品より費用を抑えられる 20.0%
- 初期設定・キッティングに対応している 19.0%
最も多かったのは「データ消去やセキュリティ対策が明確である」の38.7%で、「長期の保証があり、保証範囲が明確である」が38.3%で続きました。「故障時に修理・交換・代替機の対応が迅速である」も31.3%となっています。一方、「新品より費用を抑えられる」は20.0%という結果でした。
リユースPCの導入判断においては、購入価格だけではなく、情報管理体制や保証内容、故障後の対応までを含めて確認できることが求められていると考えられます。
調査から見えたこと:「安さ」だけでは法人の導入判断につながらない
リユースPCは、一般的に「新品より価格を抑えられること」がメリットとして語られることが多い製品です。しかし今回の調査結果では、導入をためらう理由として「新品との価格差が小さいこと」よりも、故障・保証、セキュリティ、製品状態への不安が上位となりました。また、導入・継続利用を検討しやすくなる条件においても、「費用を抑えられること」より、「データ消去やセキュリティ対策が明確であること」「長期の保証があること」が上位となっています。
リングロー株式会社では、この結果を、リユースPCが法人に普及するためには、単に価格を下げるだけでは不十分であることの表れだと捉えているとのことです。
重要なのは、以下の点を導入前に確認できる状態にすることです。
- どのようにデータが消去されているのか
- 故障した場合にどこまで対応してもらえるのか
- どの程度の期間、安心して使い続けられるのか
価格・スペックだけではなく、データ消去、保証、故障時の対応までを含めた「安心の設計」を明確にすることが、リユースPCを法人のPC調達における一般的な選択肢にしていくための条件だと考えられています。
リングロー株式会社が目指す、法人が「安心して選べる」リユースPC市場
リングロー株式会社では、リユースPCを単に「新品より安いPC」として普及させるのではなく、必要な性能や品質、購入後の保証・サポートまで確認したうえで、合理的に選べるPC調達の選択肢にしていきたいと考えているとのことです。
同社が展開するリユースPC「R∞PC(アールピーシー)」でも、無期限保証やデータ消去など、購入後まで安心して利用するための仕組みを整えてきました。
今回の調査で明らかになった「故障」「保証」「セキュリティ」への不安に向き合いながら、今後もリユースPCを安心して選択できる市場づくりに取り組んでいく方針です。
販売戦略本部 ソリューション営業部 課長 田中優美氏のコメント
実際にお客様とお話しすると、価格だけではなく「故障したときにどうなるのか」「業務で安心して使い続けられるのか」といった質問をいただくことがあります。今回の調査で、保証やセキュリティに対する不安が数字として表れたことは、私たちが日々の営業現場で感じている声とも重なる結果でした。
リングロー株式会社がこれまで、無期限保証やデータ消去、購入後のサポートに取り組んできたのも、価格だけでなく「安心して使い続けられること」まで含めて、リユースPCを選べる状態をつくりたいと考えてきたからです。
「中古で妥協する」のではなく、用途や必要な性能、保証、サポートまで確認したうえで選べるものとして、リユースPCの選択肢を広げていくことが、今後のさらなる普及につながると考えています。
リングロー株式会社について

リングロー株式会社は、2001年に有限会社リペアシステムサービスとして設立し、2026年7月をもって創立25周年を迎えました。創業以来、法人向けの卸販売を中心に事業を展開し、リユースPCの流通と品質管理の基盤を構築してきました。
2018年に販売を開始した無期限保証付きリユースPC「R∞PC(アールピーシー)」は、2026年4月に8周年を迎えました。近年では、公式通販サイト「R∞PCダイレクト」を通じて個人向け販売を強化するとともに、大学の新入生向けパソコンとして教育機関での導入実績を有するなど、利用シーンの拡大が進んでいます。
会社概要
- 名称:リングロー株式会社
- 代表取締役:碇敏之
- 本社所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-8-8 THE CORNER池袋4階
- 事業内容:リユースPCの販売・修理・買取
出典元:リングロー株式会社



















