
株式会社スパイスボックス(本社:東京都港区、代表取締役社長:田村栄治)が、全国の10代から50代までの男女合計9,840人を対象に、「日本国内のSNS・ショート動画プラットフォーム利用実態」に関するアンケート調査を実施しました。
今回の調査では、単にアカウントを保有していたり一時的にログインしているだけではなく、生活の中に根付いている「週1回以上の習慣的な利用(アクティブユーザー)」という点に着目して調査が行われました。
調査の結果、「X」や「Instagram」が安定した人気を保っている一方で、若年層を中心として複数のプラットフォームを並行利用する傾向が進んでいることが明らかになりました。これまでの「単一プラットフォーム完結型」から、目的や用途に応じてサービスを使い分ける「分散利用型」へと、利用者の行動パターンが大きく変化している実態が浮き彫りになりました。
調査ハイライト
今回の調査で明らかになった主要なポイントは以下の通りです。
- 全体の約4人に1人にあたる24.6%が複数プラットフォームを利用しています
- 10代においては42.0%が複数プラットフォームを併用しています
- 50代の非利用率は56.9%で、年齢層が高くなるほど単一SNSの利用が中心となる傾向が見られます
プラットフォーム全体の利用動向
全体の回答者9,840名のうち、何らかのプラットフォーム(X、Instagram、TikTokのいずれか)を利用している層は4,779名(約49%)という結果になりました。
その一方で、これらのプラットフォームを「利用していない」と回答した層は5,061名(約51%)となっており、利用層と非利用層がほぼ半数ずつに分かれる結果となっています。
また、複数のプラットフォームやショート動画プラットフォームを同時並行で利用している「プラットフォーム複数利用」層は2,422名(約25%)に達しており、利用層全体の約半数を占めていることが分かりました。
主要3大プラットフォームの利用規模
調査対象となった3つのプラットフォームにおける各利用者数(重複を含む)は、「X」が3,389名(34.4%)で最も多く、続いて「Instagram」が3,098名(31.5%)、「TikTok」が1,630名(16.6%)という結果となりました。
「単一メディアのみ」の利用内訳
他のSNSやショート動画プラットフォームを併用せず、1つのメディアのみを利用している層(合計2,357名)の内訳を見ると、「Xのみ利用」が1,201名と最も多く、次いで「Instagramのみ利用」が859名、「TikTokのみ利用」が297名となりました。
主要プラットフォームの利用状況:「X」と「Instagram」が2強、TikTokが続く構図
世代別のプラットフォーム利用数は以下のような結果となりました。
依然としてどの世代においても「X」と「Instagram」が主要な2大SNSとして高い存在感を維持しており、情報収集やコミュニケーションの基盤としての役割を果たしています。
一方で、10代のTikTok利用率はn数(660名)に対して37.3%(246名)を記録しており、若年層では動画を中心とした接触構造が拡大しつつあることが分かります。
複数プラットフォーム利用の実態:全体の約4人に1人が併用
プラットフォームの利用形態を見ると、全体の24.6%が複数プラットフォームを併用しており、約4人に1人が「複数プラットフォーム利用層」であることが判明しました。
年代別に見ると、SNSやショート動画プラットフォームの利用構造には明確な違いが現れています。特に10代では42.0%が複数プラットフォームを併用しており、他の年代と比較して際立って高い数値を示しています。プラットフォームが単一機能としてではなく、「用途別に使い分けるメディア」として定着していることが見て取れます。
世代別トレンド:10代は"マルチプラットフォーム前提"、50代は単一利用傾向
10代
複数プラットフォームの利用率が42.0%と突出しています。具体的な組み合わせとしては「TikTokとInstagramの併用」が8.9%、さらに「3つのサービスをすべて利用している」層も23.0%存在しています。
20〜30代
20〜30代では「XとInstagram」の併用が中心となっています。
40〜50代
年代が上がるにつれて単一プラットフォーム利用が増加し、複数利用率は低下する傾向が見られます。特に50代ではプラットフォーム非利用率が56.9%と過半数を占める一方、利用者の中では「X×Instagram」併用が一定数(11.1%)存在し、限定的ながら複数利用も確認されました。
示唆:プラットフォームは「選ぶ時代」から「使い分ける時代」へ
本調査から、SNSやショート動画プラットフォーム利用は以下のような構造変化が進んでいることが示唆されます。
生活者のプラットフォーム利用が分散している現在、広告やマーケティング戦略において「どのSNS・プラットフォームを使うか」という単一依存の考え方では対応が難しくなっています。これからは、「生活動線に合わせて、どの組み合わせで接点を作るか」という、複数メディアを前提とした「面」でのコミュニケーション設計が不可欠なフェーズに入っていると言えます。
まとめ
SNSやショート動画プラットフォームは依然としてX・Instagramが中心的役割を担っている一方で、特に若年層では複数プラットフォームを前提とした利用行動が一般化しています。広告・マーケティング戦略においては、単一プラットフォーム依存ではなく、複数接点を前提とした設計が求められるフェーズに入っていると言えるでしょう。
調査概要
調査目的:日本国内におけるSNS・ショート動画プラットフォーム利用実態の把握のため
調査方法:インターネットによるオンラインアンケート
調査対象者:全国の15〜59歳の男女(N=9,840人、うちSNS利用者4,779人)
設問内容:週1回以上利用しているSNS・ショート動画プラットフォームについて複数回答形式で聴取
調査期間:2026年3月19日〜3月25日
調査主体:株式会社スパイスボックス
出典元:株式会社スパイスボックス



















