
繁盛シール工房(ARC株式会社)と株式会社NEXER Groupが、全国の男女500名を対象に「食品・飲食店におけるラベル・シールの重要性」に関する調査を実施しました。
スーパーマーケットで商品を手に取り裏面の原材料をチェックしたり、カフェでカップに貼られた小さなロゴシールに注目したりした経験は誰にでもあるでしょう。食品や飲食店において、ラベルやシールは商品を完成させる重要な要素となっています。原材料や賞味期限といった情報を提供するだけでなく、商品のイメージやブランドの印象形成にも大きく関わっているのです。
では、実際に消費者はラベルやシールをどの程度意識しているのでしょうか。今回の調査では、消費者の意識や求められる機能について詳しく分析されています。
この記事の目次
調査概要
調査手法はインターネットでのアンケートで、2026年7月1日から7月7日の期間に実施されました。調査対象者は全国の男女で、有効回答数は500サンプルとなっています。なお、原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
食品のラベル・シールを気にする人は31.4%
まず、食品を購入する際、パッケージのラベル・シールのデザインや記載情報をどの程度気にするかを尋ねたところ、「とても気にする」が5.8%、「やや気にする」が25.6%という結果になりました。合計すると31.4%の人がラベル・シールを気にしていることが明らかになっています。
一方で、「あまり気にしない」は32.2%、「まったく気にしない」は36.4%となりました。ラベル・シールへの関心度には個人差が見られますが、3割を超える人がデザインや記載情報を気にしているという事実は、購入時の判断要素の一つとして機能していることを示しています。
47.0%が「原材料や成分表示が見やすい」デザインに安心感を感じる
続いて、食品ラベルを見て「安心感がある」「おいしそう」と感じるデザインについて尋ねられました。
最多となったのは「原材料や成分表示が見やすい」で47.0%でした。続いて「イラストや写真が使われている」が25.2%、「ナチュラル・オーガニックを感じさせる質感」が14.4%、「手書き風で温かみがある」が13.8%という順になっています。
もっとも重視するデザインとその理由についても回答が得られており、具体的には以下のような意見が寄せられました。
- 見やすく安心できるため、シンプルで理解しやすいデザインがよい。(20代・男性)
- 成分表示がわかりやすいデザインが良いです。変なものが入っている食品は買いたくないので。(20代・女性)
- 赤っぽいとおいしそうに見える。(20代・男性)
- 商品のイメージ写真やイラストが載っていると、自分が使う時のことが想像しやすいから。(30代・女性)
- 産地や食品添加物がはっきりと書かれているもの。納得のいくものを買いたいから。(30代・女性)
- 品があり、余計なことが書いていないスッキリとしたデザイン。高級感がある気がするから。(30代・女性)
「原材料や成分表示が見やすい」が最も多く選ばれており、食品ラベルには情報の視認性が強く求められていることが判明しました。また、「見やすく安心できるため、シンプルで理解しやすいデザインがよい」や「成分表示がわかりやすいデザインが良い」といった声からは、必要な情報が明確に伝わるデザインが消費者の安心感や商品選択のしやすさに直結していることがうかがえます。
オリジナルロゴのシールで印象が「変わる」と42.4%が回答
カフェやテイクアウト店において、カップや袋にオリジナルロゴのシールが貼ってあると、お店の印象は変化するかという質問が行われました。
その結果、「とても変わる」が8.4%、「やや変わる」が34.0%となり、合わせて42.4%の人が印象は変わると答えています。一方、「あまり変わらない」が34.0%、「まったく変わらない」が23.6%という結果になりました。
具体的にどのように印象が変わるのかについても質問されたところ、以下のような回答が得られました。
- そのお店で買ったという特別感が少し出る。(20代・女性)
- コレクションにもなるので嬉しい。(20代・男性)
- ロゴによってそのカフェがどんな雰囲気のお店か想像できるから。(30代・女性)
- 無地のカップや袋のままと比べて、ワンポイントでもオリジナルロゴのシールがあるだけで、お店のこだわりやおしゃれな雰囲気が伝わってきて、テイクアウトするときの気分が少し上がるように感じるからです。(30代・女性)
- こだわりを感じる。お金をかけている印象。(30代・女性)
- 商品への信頼が高くなる。(30代・男性)
オリジナルロゴのシールによって店舗の印象が変化すると考える人が最も多く、デザインの重要性が確認されました。また、「そのお店で買ったという特別感が少し出る」「お店のこだわりやおしゃれな雰囲気が伝わってきて、テイクアウトするときの気分が少し上がる」「商品への信頼が高くなる」といった意見が挙がっており、店舗の雰囲気やこだわりを伝えるだけでなく、ブランドイメージの向上や利用者の満足度にもポジティブな影響を与えていることがわかります。
シール・ラベルに「きれいに剥がしやすい」機能を求める声が46.8%
最後に、食品関連のシールやラベルに「あったらいいな」と思う機能について尋ねられました。
最も多かったのは「きれいに剥がしやすい」で46.8%でした。次いで「耐水性(水や結露に強い)」が12.2%、「環境にやさしい素材(生分解性・再生紙など)」が9.8%と続いています。
その機能を選択した理由についても質問されており、以下のような回答が寄せられました。
「きれいに剥がしやすい」と回答した方の理由
- 跡が残るのが嫌だから。(20代・男性)
- 綺麗に剥がせたらまた使えそうな入れ物だとテンションが上がるから。(30代・女性)
- 子供の廃材で利用したりするのでシールがはがしやすいほうがよい。(30代・女性)
「耐水性(水や結露に強い)」と回答した方の理由
- 飲み物を入れるとたいてい時間がたってシールやパッケージがだめになるから。(20代・女性)
- 見えなくなると困るので。(30代・男性)
- 食品は水に濡れる機会が多いので、濡れて破れると扱いにくいから。(40代・男性)
「環境にやさしい素材(生分解性・再生紙など)」と回答した方の理由
- 今の時代に合っている。(20代・男性)
- 環境負荷を減らせるから。(30代・男性)
- 食品関連のパッケージやシールは使用後にどうしてもゴミになってしまうため、そうした消耗品にまで環境に配慮した素材を使っているお店や企業には、非常に好感が持てるからです。(30代・女性)
「きれいに剥がしやすい」を選んだ方からは、「跡が残るのが嫌」「綺麗に剥がせたらまた使えそうな入れ物だとテンションが上がる」といった声があり、使用後の扱いや再利用のしやすさを重視していることが明らかになっています。
また、「耐水性(水や結露に強い)」を選んだ方からは、「飲み物を入れるとたいてい時間がたってシールやパッケージがだめになるから」「濡れてしまうと見えなくなるから」といった意見があり、食品や飲料に使用するシール・ラベルには、時間が経過しても見た目や機能を保持できる品質が求められているようです。
さらに、「環境にやさしい素材(生分解性・再生紙など)」を選んだ方からは、「今の時代に合っている」「環境負荷を減らせるから」といった声が寄せられており、環境への配慮も商品選択における重要な要素になっていることがわかります。
これからの食品関連のシールには、情報を伝達するだけでなく、きれいに剥がせる使いやすさや、濡れても見やすい状態を保つ機能、環境への配慮など、日常生活で便利に使える工夫が求められていくと考えられます。
まとめ
今回の調査では、食品のラベル・シールを「気にする」人は31.4%という結果になりました。一方で、安心感やおいしさを感じるデザインとして47.0%の人が「原材料や成分表示が見やすい」ことを重視しており、ラベルの情報の伝達性が商品選択に影響していることが確認されました。
また、42.4%の人がオリジナルロゴのシールによって店舗の印象が「変わる」と回答し、さらに「あったらいい機能」では「きれいに剥がしやすい」が46.8%で最多となっています。
ラベルやシールは商品や店舗を目立たせるだけでなく、必要な情報を提供したり、こだわりや雰囲気を表現したり、使う人の満足感を高めたりする役割を担っています。小さな一枚だからこそ、見やすさや使いやすさ、デザイン性をどのように組み込むかが重要となります。
商品の魅力をより効果的に伝えるために、ラベル・シールの役割を改めて見直してみることが求められているといえるでしょう。
出典元:繁盛シール工房(ARC株式会社)・株式会社NEXER Group












