化粧品ビジネスを始めよう:基礎編|化粧品OEMメーカーの探し方

「化粧品ビジネスを始めたい」。そんなとき、味方になってくれるのが「化粧品OEMメーカー」です。この記事では、貴社に代わって処方開発、製造までを一手に引き受けてくれるOEMメーカーの探し方について記載しています。

この記事の執筆者

松崎 淳
株式会社天真堂 取締役

2014年に医薬部外品、化粧品、健康食品のOEMを展開する株式会社天真堂に営業としてジョイン。取締役となった現在も、EC通販をメインとする化粧品会社や、スタートアップおよび異業種から参入する企業に対し、商品企画、事業立ち上げ支援など、OEMの枠を超えたサポートを行っている。

www.tenshindo.ne.jp

探すための軸を決める

忙しいビジネスパーソンにとって、手当たり次第に数を当たる非効率なやり方は、現実的ではないでしょう。

手段としてはWEB検索がメインになると思われますので、ある程度の軸を決めて探索することをおすすめします。

大枠として挙げられるものは、「製造数」「製造可能商品」「製造単価」「独自性」の4つです。

このうち、「製造単価」「独自性」は、検索軸(検索ワード)からは除外しましょう。

「製造単価」は、過去実績からおおよそを示すこともできますが、「製造数」「原料(およびその配合量)」、「パッケージ」、つまりどのような容器に、どのようなデザインを施すかなどによって変動が大きいため、定価のようにホームページに記載されているものではありません。従って、検索ワードとして用いても適切にヒットさせることは難しいでしょう。

「独自性」については、ホームページに記載されていることも多いものの、検索の段階で「ワード」として入れることが難しいと思われます。別のワードで検索を行い、気になったサイト内を閲覧する中で確認していくのがベターです。

製造数を確認する

「製造数」「製造可能商品」については、ホームページに記載されていることも多く、検索段階で絞り込むのに有用です。

貴社の考えるビジネスモデルや事業計画から、初回で保有できる在庫数についても、ある程度あたりが付けられると思いますので、そこを軸にして検索すると良いでしょう。

なお、ざっくりと「小ロット」「大ロット」という言葉を使用しますが、各社その考え方はまちまちです。

一般的に、「1,000~3,000個」であれば小ロット、「10,000個以上」を大ロットと表現することが多いようです。

初動の販売時に、あまり多くの在庫を抱えたくないという場合は、1,000~3,000個での製造が可能なOEMメーカーを、逆にある程度の販売が予測できる環境にある場合は、スケールメリット受ける(製造単価、つまり原価を抑える)ために、大ロットでの製造ができるところを探してみましょう。

製造可能商品を確認する

「化粧水」「美容液」「クリーム」といったスキンケアか、あるいは「シャンプー」「トリートメント」「ヘアオイル」といったヘアケア、はたまた「歯磨き粉」「歯磨きジェル」「マウスウォッシュ」といったオーラルケアまで、化粧品と呼ばれるものは幅広く存在しています。

商品をこれから検討したい場合は、「化粧品」「スキンケア」といったワードで検索しても問題ないでしょう。

一方で、OEMメーカーも全てのカテゴリ、商品を開発できるわけではありません。製造設備、開発実績、企業方針などにより、ある特定のカテゴリに限定されているケースもあります。

そのため、作りたいものがある程度絞られている場合は、そのワードを直接用いて検索するのが良いでしょう。

ぜひご相談ください

いかがだったでしょうか。

株式会社天真堂では、オリジナル化粧品を1,000個から製造可能です。(商品内容により異なります。)

また、メイク品を除き、スキンケア、ヘアケア、オーラルケアなど、多くのカテゴリにおいて開発実績がございます。

OEM経験はもちろんのこと、ご要望に応じてEC通販に精通した特別なスタッフが対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせ先
https://www.tenshindo.ne.jp/contact

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