YEデジタルとロジザード、WESとWMSの連携強化に向けて

株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区、代表取締役社長:玉井裕治、以下 YEデジタル)は、倉庫自動化システム(WES)である「MMLogiStation」と、ロジザード株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:金澤茂則、以下 ロジザード)のクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」において、連携の強化を図ることを発表しました。この取り組みにより、物流分野での人手不足や生産性向上に向けた課題を解決し、効率的かつ迅速に倉庫自動化設備を導入するためのソリューションを提供する準備が進められており、2024年6月の開始が予定されています。

■背景

物流業界は、物価の上昇や「2024年問題」などの影響で人手不足が進行しており、さらに「2025年の崖」と称される既存システムの老朽化にも直面しています。

このような状況下で、YEデジタルは人手不足や生産性の向上を目指し、柔軟かつ迅速に自動化設備の導入を実現するWES「MMLogiStation」を展開しています。特定のメーカーに依存せず、多様な自動化設備との連携が可能で、過去には上位システムであるWMSとの連携実績も数多く築いています。

一方で、ロジザードは、あらゆる業種においてスケールに関係なく利用できるクラウドWMS「ロジザードZERO」を提供しています。特に中規模事業者においては、コスト面でのハードルが存在するため、周辺システムやマテリアルハンドリング機器との連携機能を標準化することで、利便性を向上させてきました。

中規模事業者の求めるのは、大規模な自動化投資ではなく、段階的な自動化であるため、両社は「必要なものを選び利用できる」という理念を持ち、システム連携を進める決定を下しました。

この連携により、WESの必要な機能を選択し、マテハン機器をプラグイン形式で追加することで、段階的な自動化の実現が可能となります。

■本連携について

両社は「MMLogiStation」と「ロジザードZERO」の連携用テンプレートを整備し、2024年6月までにその提供を開始する計画です。この連携により、お客様はシステムのカスタマイズなしで、シームレスに連携を行えるようになります。

「ロジザードZERO」を使用する顧客は、自動化設備を選ぶ際にオプション感覚で必要な装置を選択できるようになり、導入ごとにシステム連携の開発を行う必要がなくなります。これにより、導入期間や開発コストが大幅に削減され、規模に関係なく倉庫自動化を推進できるようになる見込みです。結果として、物流業界が直面する人手不足の問題解決に寄与することが期待されています。

■倉庫自動化システム(WES)「MMLogiStation」について

YEデジタルが約40年の経験を基に開発した「MMLogiStation」は、倉庫自動化に特化したシステムとしてシェアNo.1の実績を持っています。このシステムはWMSとの接続を促進し、自動化設備の導入時にWMS側のカスタマイズを不要にし、システムの肥大化を防ぐ役割を果たしています。さらに、倉庫内で使用される主要な自動化機器とのプログラムレスな連携を実現し、2025年度中には12機種への対応を予定しており、迅速な導入をサポートします。

■クラウドWMS「ロジザードZERO」について

20年以上の運用実績を有する「ロジザードZERO」は、極めて柔軟なクラウド倉庫管理システムです。在庫管理や顧客業務システムの導入など、幅広い物流業界でのニーズに応えています。導入サポートの充実や導入までのスピード感、電話対応のサポート体制が高く評価されており、現在1,800を超える物流現場で稼働しています。

この連携をきっかけに、YEデジタルとロジザードは営業やマーケティング面での相互連携をさらに強化し、多くの顧客に最適なソリューションを提供していく方針です。

出典元: ㈱YE DIGITAL

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