転売・せどりの経験を活かして「感謝されるEC事業者」に成る4STEP

日本におけるEC事業とはAmazonや楽天市場を販路とする「物販」「通販」のイメージが強いですよね。

実はこの「物販」「通販」の中には、転売やせどりといった手法も含まれます。

簡単で誰でも取り組めるので事業者の数も多く、そもそも価値のある商品を扱うので成果が出やすいのが特徴です。

ですが転売やせどりといった手法をメインにする場合、

  • 転売、せどりを家族に誇れない
  • 世間から転売ヤーとしてみられる...
  • いつアカウントが止まるかわからない..

といったお悩みを抱える方も非常に多い‥!

弊社も最初はせどりからスタートしたので、同じ悩みを抱えて泣きそうな日々もありました。市場の相場を読んだり、資金管理や在庫管理のスキルが身についたり、商売の基礎を学べる素敵な一面もあるんですけどね。

本記事ではそういったお悩みを抱える方に向けて、真っ当なEC事業者としてステップアップするための方法をご紹介いたします。

実際に弊社が辿ってきたステップであり、売上/利益ともに増え続けている実績しかないので、安心して読み進めてください!

この記事の執筆者

高村 友也
株式会社Liberte

2016年より副業でAmazon物販をスタート。3か月目にサラリーマンの給料を上回り脱サラ。
Amazon販売、クラウドファンディング物販、自社EC運営を実践。
コンサルティング事業も8年目になり、これまで累計450名のクライアントを支援。
EC事業のM&Aも経験し、現在は「事業売却を見据えた物販ビジネス」を軸にコンサルティング業を展開中。

株式会社Liberte
https://liberteincny.co.jp/
【X:https://x.com/ec_challenge

転売・せどりの正しい使い方を誰も知らない

結論からいうと、「転売・せどりという手法はより強い物販ビジネスにステップアップするために使う」のが正しいです。

なぜなら『誰でも簡単に参入できる物販ビジネスだから、良い状態が長く続かない』これが理由です。

間口が広く始めやすい一方で、誰でも参入ができてしまうので、長期的に見ると利益が減る構造なんですね。

値下げ合戦のせいで利益が圧迫され、メーカーから転売を禁止され売上が減って、毎日毎日商品リサーチという労働に追われ・・・

という経営課題がほぼ確実に発生します。怖いです。

AmazonでもeBayでもShopeeでも楽天市場でも、転売・せどりという手法である限り、課題が残ってしまうんです。

参入者が増えるor増え続ける環境にあるということは、移民が増え続けて治安が悪化したアメリカや、欧米諸国と似ているのかもしれません。

なのでまずは「転売、せどりは簡単で稼ぎやすいけど長く続かない」「だからうまくいっているうちにステップアップする」ということを知って欲しいです。

転売・せどり経験者だからできる進化

そうは言っても、転売・せどりにも強すぎるメリットがあります。
でないとここまで参入者は増えません。

その強いメリットは「誰でも簡単に稼げる」「最初の成功体験を積める」という点です。資金管理や在庫管理といった商売の基本が身につくのも素敵だと思いませんか?

私自身も株式会社を設立する前はせどりがメインで、年商は1億円ほどでした。ただのサラリーマンから副業でスタートしたので、人生が変わったと言っても過言じゃありません。

でも「誰でも参入できるので市場が荒れる」「低い利益率」「そもそも肉体労働から抜け出せないモデル」なので、物販ビジネスの中でも非常に弱いモデルです。

メリットも凄いけれど、デメリットも凄いんですよね。

そのためもうお気づきだと思いますが、

  1. 転売・せどりで初期の経験値と資金を積み上げる
  2. その経験値と資金を活かして強い物販ビジネスにステップアップする

これが最高の「転売・せどりの使い方」と言い切れるでしょう!

弊社も転売・せどりからスタートし、海外メーカー取引などに進み、EC事業を売却するまでになりました。

自分だけ儲かれば良いわけじゃなくて、良いプロダクトを世に広めることが使命になるので、購入者様に感謝される機会も増えています。

強い物販ビジネスにステップアップし、真っ当なEC事業者として見られることはこんなにも幸せなのか‥!と痛感しております。

でも今の状況は、転売・せどりを経験し培った「販売能力」があったからです。

逆に言うとその経験がなければ、日本初上陸の商品を在庫リスクなしでローンチしたり、自社ECオープン1か月目に月商100万円を突破したり、6か月しか運営していないECサイトが2年分の評価額で売却できたり、という風には進めなかったと思います。

転売・せどりから「感謝されるEC事業者」に成る4STEP

ここまで読んでいただけると「具体的にはどうやってステップアップすれば?」という疑問も湧くと思います。

なので実際に、弊社が経験して実績も作ってきたステップアップの流れも紹介させてください。

本当にゼロから物販ビジネスで成功する場合です。

① 転売、せどり(あくまでステップアップのためと割り切って)
② 自動化・合法無在庫が可能な物販
③ 自社ECの運営
④ 事業売却

これが最強です。

物販ビジネスをする目的は人それぞれですが、個人的には「経済的な自由と時間的な自由を両立させる」ために事業をしているので、それを物販に当てはめるなら『キャッシュ最大化まで実現できるモデル』を選びます。

転売、せどりを事業売却するのはなかなか厳しいと思うので(競合優位性が低く差別化が難しいから)、経済的な自由と時間的な自由を両立しないと考えます。

だから経験を活かして、キャッシュを最大化できる物販ビジネスに進む。これが最強です。

ではもっと具体的に、それぞれのステップを実際の手法に当てはめてみます。

すると、

① 転売、せどり(Amazon相乗り販売、eBay輸入、eBay輸出、Shopee輸出等)
② 自動化・合法無在庫(Amazon販売、クラウドファンディング物販)
③ 自社ECの運営(Shopify、BASE)
④ 事業売却

こんな手法になると思います。

①の転売、せどりで販売経験と資金を積み上げる。
②ではそれらを自動化して時間を生み、在庫リスクゼロの無在庫販売でテストマーケティングを実施。
③では②の結果を元に爆速で自社ECを立ち上げ、初月から月商100万円を作る。
④では安定した自社ECを事業売却して数百万円〜数千万円〜億キャッシュを一度に手に入れる。

こんなステップが最強ですね。

弊社でも実際にこの1年から1年半をかけて①からやり直し、④の事業売却まで進んでみました。

それにより転売・せどりでは経験できない「購入者様から感謝される」「自社の物販ビジネスが世間に評価される」という経験もできました。

ここまでが、『転売・せどりの経験を活かして「感謝されるEC事業者」に成る4STEP』となります。

弊社もまた自社ECを作り直し、次は倍以上の金額で事業売却を狙っています。

何度でも繰り返せるのも大きなメリットですからね。

転売・せどりからステップアップできずに悩む事業者様も多いと思いますから、弊社のこの記事やリアルな実践記が参考になれば幸いです!

物販ビジネスには正しいステップアップの道がある

ここまでお読みいただきありがとうございます。

当事者の方にとっては耳の痛い部分が多いかもしれませんが、お付き合いいただき嬉しいです。

私もECの業界に身を置いて9年ほどですが、転売・せどりを抜け出せずに消えていく事業者様をたくさん見てきました。

それでも転売・せどりを教える物販スクールやコンサルはどんどん生まれますし、実際に良い方向に人生を変えた人もたくさん知っております。一概に悪とも言えないんですよね。

ただ依然として「正しいステップアップ」を伝えられる発信者は少なく、迷走する人も多い現状があります。

であれば私の経験や実体験がお役立てできればと、今回このような記事を書かせていただきました。

このステップアップに行き着いた経緯も含めると「無在庫販売とは?」「なぜ〇〇を選ばないのか」「結局、お金持ちな物販事業者はこの2つのモデルしかやっていない」なども実体験ベースでお伝えできますので、

また記事を書かせていただける際にはよろしくお願いいたします。

P.S.
Xでの発信も再開し、「物販ビジネスの中での正しいステップアップ」を広める発信活動もしております。

事業売却まで進める物販モデルの選び方や、具体的なノウハウに関しても言及しておりますので、よければフォローいただけると嬉しいです!

【X:https://x.com/ec_challenge

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