ウェブインバウンド・越境EC支援を行う「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」を展開する株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下「ジグザグ」)は、保有ユーザーデータから英語圏・アジア圏の「越境EC利用に関するアンケート」を行い、その結果を公開いたしました。

■調査実施の背景
日本の訪日外国人旅行客数は2022年10月の個人旅⾏の受け入れ再開以降、増加に転じています。日本政府観光局の発表によると、桜シーズンによる訪⽇需要の高まり等が影響し、4月の訪⽇外客数は2019年同月比66.6%の1,949,100 人となり、前月に引き続き昨年 10 月の個人旅⾏再開以降で最高を更新しました。(*1)
また、令和5年3月31⽇に閣議決定された観光⽴国推進基本計画では、観光⽴国の復活に向けて、観光の質的向上を象徴する「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の3つをキーワードにインバウンド消費への期待が高まっています。
今回は、ウェブインバウンド®️支援を行う「WorldShopping BIZ」を運営するジグザグが保有するユーザーデータから「英語圏・アジア圏に関するアンケート調査結果」を公開しました。
※2023年4月19日、日本政府観光局「訪日外客数(2023年4月推計値)」
https://www.jnto.go.jp/news/20230517_monthly.pdf
調査結果概要
- 普段から利用する情報源は「ネット・SNS」が主流、ビジュアライズ重視のグローバルSNSの運用がカギ
「WorldShopping」利用ユーザーの英語圏、アジア圏に国籍を置く10〜60代男女281名を対象に調査を実施しました。まず、「日本に関する情報収集源」を聞きました。英語圏では「ネットニュース・アプリ」が最も多く53.7%、アジア圏では「Instgram」で58.1%となりました。英語圏では「YouTube」の利用も50.4%とアジア圏に比べて高い傾向にあり、動画でも積極的に日本の情報を収集している様子が伺えます。アジア圏では「SNS」の中でも「Instagram」「Facebook」が上位となり、友人・知人の投稿やコミュニティからの情報を参考にしているようです。

- 訪日経験のある海外在住ユーザーは購入意欲が高いことが判明
2023年2月、ジグザグ社とResorz社が共同で公開した「ウェブインバウンド・越境EC白書」において実施した調査では、「訪日経験者」と「訪日未経験者」では、日本のECサイトでの購入経験に差があることが判明しました。
英語圏では「訪日経験あり」と回答した人の84.5%が「(日本のECサイトで商品の)購入経験あり」と回答し、訪日したことがない人に比べて24ポイント高い結果となりました。アジア圏でも訪日経験者の購入割合が高く、「日本商品の購入経験割合」も英語圏に比べて高い様子が伺えます。

- 日本のECサイト利用、人気カテゴリは「ファッション」、「カルチャー」に集中
日本商品を購入した経験がある人を対象に「購入した商品のカテゴリー」を聞きました。英語圏では「アニメ・玩具・ゲーム」が最も多く43.8%、「ファッション」が42.9%、「アート・ハンドメイド」が30.6%となりました。
3位以下でも「書籍」「音楽・映像・DVD」「ビデオゲーム」など日本カルチャーに関連のある商品の人気が高いようです。

アジア圏では、「ファッション」が最も高く56.2%、続いて「靴・バック」で31.3%となりました。英語圏の購入カテゴリと比較するとアパレルカテゴリの人気が高くいことがわかります。また、英語圏ではランクインしなかった「グロッサリー・グルメ」が2割程度と、越境ECを利用して食品も購入されていることがわかります。

プレスリリース内「英語圏・アジア圏に関するアンケート調査結果」概要
実査機関:自社調査(株式会社ジグザグ)
調査方法:インターネット調査
対象地域:英語圏(アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリス)
アジア圏(台湾・香港)
調査期間:2023年3月30日〜2023年4月5日
調査対象:10代〜60代男女、英語圏121サンプル、アジア圏160サンプル
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