​ BEENOS株式会社(東証プライム:3328)の連結子会社で、越境ECおよびジャパニーズコンテンツの海外進出をサポートするBeeCruise株式会社(以下「BeeCruise」)は、同じく連結子会社であるtenso株式会社(以下、tenso)が運営する越境EC 流通総額No.1(※1)の海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を導入いただいている日本の企業に「越境EC活用」に関するアンケートを実施しました。
 新型コロナウィルスによる影響でインバウンド消費がリアルからオンラインへ移行したことに加え、円安の追い風も受け、新たな販路として越境ECの需要がこれまでにも増して高まっています。2,700件以上(※2)の国内ECサイトの海外進出のサポート実績があるBeeCruiseにも、日本の企業様からの海外販売に関するお問い合わせが増えています。

 注目高まる越境ECですが、日本の企業は越境ECをどのように活用し、導入後どのような変化があるのでしょうか?越境EC活用に関するアンケートを「Buyee」およびタグ設置のみで海外販売可能な「Buyee Connect」を導入いただいている日本の企業に実施しました。今回のアンケート結果を発表することで越境EC活用の実態を明らかにし、日本企業が「海外に挑戦」するための一助となることを目指します。

  • 【調査結果】

■扱っている商品の三大ジャンルは、「ファッション」「おもちゃ・ゲーム・アニメ」「食品・飲料」
「越境EC(Buyee)で扱っている主な商品のジャンル」は(単一回答)、トップは「ファッション」で27.5%、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」15.7%、「食品・飲料」13.7%と続きました。実際、Buyeeでも「ファッション」「エンタメグッズ」は流通規模が大きい2大ジャンルとなっています。

■プロモーションを実施している企業は3割も満たず、実施しているのは「Instagramでの情報発信」がトップ
「越境ECの流通を伸長させるためのプロモーション施策を行っているか?」聞いたところ(単一回答)、「行っている」と回答したのは27.5%でした。また、「行っている」と回答した方に、「プロモーション方法」を聞いたところ(複数回答)、「Instagramでの情報発信」が64.3%でトップ、「facebookでの情報発信」35.7%、「インフルエンサー活用」28.6%と続きます。プロモーション実施企業は3割未満に留まりますが、実施企業は取り組みやすい自社のSNS発信から始めていることがわかります。

プロモーションの実施有無

プロモーションの方法

■導入前の課題は「配送」「言語」「コスト」が半数以上
 導入後の課題は「マーケティング方法がわからない」が最多で、導入後のノウハウの必要性が感じられる

導入後の課題は「マーケティング方法がわからない」が最多で、導入後のノウハウの必要性が感じられる
「越境EC導入を検討した際の課題、導入後の課題」(複数回答)では、導入前は「配送」「言語」「コスト」が多く挙げられ、導入後は「海外向けマーケティングの方法がわからない」が最多となりました。配送やコストの課題は「Buyee」のようなサービス活用によって解消される一方、「導入企業だけで独自にマーケティングを行う事に課題」を感じていることがわかります。

導入前の課題

導入後の課題

■越境ECにかかるコストは「1万円以下/月」が最も多く、58.8%
「プローモーション予算も含む越境ECの運用にかかる金額的なコスト(1か月)」(単一回答)は、「1万円以下」58.8%が最も多い回答となりました。越境ECは低コストで運用でき、導入のハードルが低いことがわかります。

■今後も「越境ECを継続したい」と84%が回答。その理由は「販路拡大」が最多で83.7% 
「今後も越境ECの導入を継続したいか?」聞いたところ(単一回答)、84.3%が「続けたい」と回答しました。「続けたい」と回答した方に「続けたい理由」を聞いたところ(複数回答)、「販路を拡大できるから」が最多の83.7%、「運用面で負担なく、簡単に海外販売できるから」が続く53.5%でした。

越境ECの継続意向

越境ECを継続したい理由

【調査概要】
・調査名:越境EC活用と課題の実態調査
・調査対象:「Buyee」もしくは「Buyee Connect」を導入いただいている日本の企業のご担当者様
・有効回答数:51
・調査期間:2022年3~4月
・調査方法:インターネット調査(データー算出元:クエスタント)
・調査機関:自社調査
・調査主体:BEENOSグループ

■越境ECで流通を伸長させるためには、データを活用したプロモーションが必須
2021年の世界の越境B2C電子商取引市場規模は7,657億3,000万米ドルで、2022年から2030年までで年平均成長率(CAGR)26.2%で成長すると見込まれています。(※3)成長著しい巨大な世界市場に向けた越境ECでは、リアルタイムな購買データから見える自社商品の海外需要の把握と、その分析によるエリア・言語・時節に特化したプロモーションが求められます。

「Buyee」および「Buyee Connect」では日本企業の最適な海外向けマーケティングやプロモーションに活用いただくべく、越境ECの購買データを見える化する「ダッシュボード機能」の提供を2022年4月に開始しております。海外ユーザーのデモグラフィックおよび購買データをリアルタイムで可視化、導入企業は売上や注文件数、注文単価などの推移も確認できるようになり、これを用いたデータ分析によって、最適な海外向けマーケティングやプロモーション策定が可能となります。

またBEENOSグループでは、海外向けプロモーション設計やKOL活用、海外向け広告/SNS運用、現地イベント開催など、越境EC導入後の流通の伸長を支援するプロモーションを日本企業に向けて提供しています。市場の変化や消費傾向を捉えて、拡大する74億のグローバルマーケットへ挑戦してみませんか? 

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