株式会社フューチャーショップ(以下「フューチャーショップ」)とソフトバンク株式会社の子会社であるSBペイメントサービス株式会社(以下「SBPS」)は、フューチャーショップが提供するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」および「futureshop omni-channel」(以下、総称として「futureshop」)で、クレジットカード決済の不正利用を検知する有料サービス「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」を、2022年10月20日に提供開始しました※1。
昨今のEC市場の急拡大に伴って、クレジットカード決済における不正利用は多様化しています。事業者は販売商材・価格・ターゲットごとに不正利用傾向を分析し、店舗独自の不正利用対策が必要になってきています。
それを実現するため、フューチャーショップとSBPSは、「futureshop」を利用する事業者向けに「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」を有料で提供するに至りました。
これまでも、「futureshop」では、クレジットカード決済で疑わしい取引があった場合に「futureshop」の受注管理画面の該当取引にアラートが表示される「AI不正検知 for futureshop」(提供:SBPS)を無料で利用でき、事業者が不正な取引を早期発見することが可能でした。
今回新たに提供を開始した「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」では、「AI不正検知 for futureshop」の機能に追加して、店舗ごとの不正利用傾向に合わせた独自のルール設定を行うことができるようになり、店舗独自の動的な不正利用対策が可能になりました。
「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」について

「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」は、「AI不正検知for futureshop」で提供している決済ごとのスコアリング機能やアラート機能、属性情報確認に加えて、事業者が分析した不正利用傾向に基づき、「AI不正検知」管理画面から独自のルールを設定する機能により、店舗独自の動的な不正利用対策が可能になる有料オプションです。
「AI不正検知for futureshop」と同様に、ユーザーがECサイトで決済を行うごとにSBPSへスコアリングをリクエストし、SBPSは、スコアとその理由を返却し、疑わしい取引については「futureshop」の受注管理画面にアラートを表示します。
SBPSの「AI不正検知」管理画面から当該取引についてカード属性やデバイス情報などを確認し不正利用傾向を分析することが可能ですが※2、「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」では、事業者が分析した不正利用傾向に基づき、「AI不正検知」管理画面から独自のルール設定を行うことで、店舗独自の動的な不正利用対策が可能になり、受注チェックの負荷軽減や商品出荷判断の効率化が期待できます。
【AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshopを利用した動的な不正利用対策例】
・独自ルールに合致した取引をブロック
・独自ルールに合致した取引だけにEMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)の本人認証を追加
・独自ルールに合致した取引をアラート(「AI不正検知」管理画面で確認可能)
「AI不正検知 for futureshop」との機能比較
「AI不正検知for futureshop」 | 「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」 | |
利用方法 | ・「futureshop」でSBPSのオンライン決済サービスを利用する事業者は標準機能として利用可能 | ・SBPSへの申し込みが必要 |
サービス内容 | ・ユーザーがECサイトで決済を行うごとにスコアとその理由を返却 ・疑わしい取引について「futureshop」の受注管理画面に「照会推奨」のアラートを表示 ・「futureshop」の受注管理画面で不正スコアリングIDを確認のうえ、「AI不正検知」管理画面で当該決済の決済情報や属性情報を確認可能(IPアドレスやカード発行国情報など) | ・「AI不正検知for futureshop」のサービス内容が利用できるのに加えて、事業者が分析した不正利用傾向に基づき、独自のルール設定を行うことで、自動で疑わしい取引を停止するなどの動的な不正利用対策が可能 |
提供開始日 | ・2021年9月28日 | ・2022年10月20日 |
料金 | ・初期費用:0円 ・月額費用:0円 ・トランザクション費用:0円 | ・初期費用:0円 ・月額費用:3万円 ・トランザクション費用:0円 |
こんな事業者におすすめ | ・疑わしい取引を検知するための判断材料が欲しい ・疑わしい取引の決済情報を細かく確認したい ・手軽に不正利用対策を実施したい | ・不正利用対策ツールの標準設定では検知できない不正利用のパターンが多い ・商品出荷時にすべての疑わしい取引に対して本人確認を行うと対応負荷がかかるため、特定の取引を事前にブロックして対応工数を削減したい ・転売目的の不正取引を事前に排除して、新商品などの発売時に商品が購入できないといったトラブルや風評被害のリスクを軽減したい |
「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」の詳細はこちらをご確認ください。
https://www.future-shop.jp/plan/sbps.html
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