全国のケアマネジャー10万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」(https://www.caremanagement.jp/)、全国にリハビリ型デイサービス「レコードブック」(https://www.recordbook.jp/)を展開するなど、健康寿命の延伸に向け、様々なヘルスケアサービスを運営する株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別宮 圭一)はケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス『CMNRメディカル』にて利用者のネット利用に関するアンケートを実施しました。

■調査概要
調査名:CMNRメディカル(第35回) 「利用者のネット利用に関するアンケート」
期間:①2021年10月19日~2021年10月20日、②2022年3月11日~2022年3月15日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー(居宅介護支援事業所または地域包括支援センター、小規模多機能型居宅介護施設に勤務)
調査サンプル数:①479名、②709名
調査方法:WEBアンケート

■調査結果
要介護高齢者(介護保険サービス利用者:以下「利用者」)のネット利用が普及すれば、自立支援や介護予防につながることが期待されます。

そこで、本調査では、利用者の生活の状況を把握しているケアマネジャーを対象に、利用者のネット利用や健康・医療に関するデバイスなどの評価についてアンケート調査を実施しました。

まず、現在の利用者のネット利用状況を見てみます。

本調査の結果、ケアマネジャーが把握しているうち、約半数の利用者はネットが利用できる環境にあることが分かりました。しかし、ネット環境がある利用者のうち実際にネットを利用できている方は約3割でした。

一方で、ほとんどのケアマネジャーが、利用者のネット利用に前向きな印象を持っていることが分かりました。

ケアマネジャーの83.3%が、ネットを利用することは利用者の心身の活性化につながると回答しました。

また、利用者がタブレット端末を持っていた場合によく利用されそうな用途を尋ねたところ、「よく使われる」という回答が最も多かったのは、「見守り(26.5%)」、次いで「ビデオ通話(19.0%)」、「趣味の利用(14.8%)」でした。

さらに、健康・医療に関するデバイスやアプリを利用者家族に紹介したいというケアマネジャーも多いことが分かりました。

自分自身が良いと思う健康・医療に関するデバイスやアプリがあれば利用者家族などに紹介したいかケアマネジャーに尋ねると、「とても思う」「少し思う」合わせて半数が紹介したいと回答しました。

これらのことから、半数以上の利用者の家庭でまだネット環境が整っていないものの、もし高齢者でも気軽にネットが利用できる状況になれば、心身の活性化が期待できるのではないかと考えられます。
また、利用者が健康・医療に関するデバイスやアプリを利用するために、ケアマネジャーから働きかけられることがあるかもしれません。

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