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段ボールにマイページに誘導するQRコードを印字
コマースピック編集部で人気のBASE FOODについて、顧客ファーストで考えられた梱包や同梱物についての考察を綴っていきます。
BASE FOODから届いた商品を開封すると、段ボールにマイページのURLが印字されたQRコードとマイページでできることが記載されています。これにより、顧客は自分の注文情報の確認や、休・退会をスムーズに行えるようになるでしょう。検索からマイページへ遷移する手間を削減する、顧客ファーストの印字が段ボールにされていると感じました。

そして、完全に段ボールを開封すると手書き(コピー)のあいさつ文が入っています。感謝の言葉とともに、代表取締役からのBASE FOODに込められた想いが記されています。ブランドからの想いの伝え方は初回で伝えるか、複数回購入した方にお送りするのか、小出しにしていき回を重ねるごとに詳細を記していくのかは分かれます。事業者様はぜひ色々なブランドの商品を購入してみると良いでしょう。

小冊子で顧客と定期的にコミュニケーション
初回の注文では段ボールの中いっぱいにパンやクッキーが詰まっているため、金額以上にお得な印象を感じられるかと思います。加えて、商品以外の同梱物として「BASE FOOD®スタートブック」「BASE FOOD JOURNAL」の小冊子が同梱されています。その後、定期購入を続けた場合、「BASE FOOD JOURNAL」が毎回同梱されます。
BASE FOODが小冊子である「BASE FOOD JOURNAL」を通じて、どのように顧客とコミュニケーションを行っているか考察してみました。
小冊子の主なコンテンツは下記の通りです。
1.レシピ
2.インタビュー
3.ニュース
最初にレシピをもっていく場合と、インタビューや、ニュースが最初にくる場合があります。
1.レシピ
季節にあったレシピの場合は最初にもってくることが多いです。1週間のランチレシピなど、季節ネタでない場合は後半に掲載しています。
2. インタビュー
アスリートの食事や、BASE FOODの中の人の想いについてのインタビューコンテンツです。インタビュー記事の詳細は、Webサイト「BASE FOOD MAGAZINE」で読めます。Webへの誘導とコンテンツの再活用が狙いなのでしょう。
3.ニュース
「BASE BREAD」と「BASE Cookies」を首都圏のファミリーマート約1,350店舗にて販売開始したことなど、ベースフードのニュースについて発表しています。
BASE FOODは、Webだけでなく店頭などの卸販売にも力を入れています。Web以外の顧客層にリーチできるだけでなく、BASE FOODに興味はあるけど、まずは1袋だけ試してみたいという方も狙えるため、定期購入の引き上げ施策としても有効ではないでしょうか。また、SNSにて「#BASEFOOD発見」とハッシュタグをつけて投稿するよう促しています。

最後に:まずはうまくいっているお店の商品を購入しよう
ECで成功するためには、実際に成功しているお店やうまくいっているお店を参考にするのが一番です。そのためにも、普段からECを利用することはもちろんですが、どういったことを工夫しているかを考えることが重要ではないでしょうか。
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