
かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩井 裕之、証券コード:4166)と株式会社リンク(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田 元治)は、クレジットカード情報の流出事件統計およびECにおける不正利用動向をまとめた四半期レポート「キャッシュレスセキュリティレポート(2026年1-3月版)」の最新版を公開しました。かっこ株式会社は国内で最も多くの導入実績を誇る不正検知サービスを展開しており、株式会社リンクはPCI DSS準拠を推進するクラウドサービス「PCI DSS Ready Cloud」や「BIZTEL コールセンター PCI DSS」、店舗向けサブスクリプション決済端末・ゲートウェイサービス「Smart TG」を提供しています。
今回のレポート対象期間である2026年1-3月期において、クレジットカードの不正利用被害額は113.6億円となり、前年同期と比較して約41%の大幅な減少を記録しました。また、流出件数についても3,463件へと激減しており、EMV 3-Dセキュアなどのセキュリティ対策導入による効果が明確に表れる結果となっています。その一方で、直近の発生率が0.033%へと微増していることから、継続的な警戒が求められる状況です。レポートでは、この不正減少の要因を詳細に分析するとともに、相談件数が過去最多となり社会的な問題となっているコード決済を利用した返金詐欺の手口についても解説されています。さらに、10月に施行予定の「能動的サイバー防御法」や新設される「SCS評価制度」など、事業者が実施すべき対策のポイントについても詳しく説明されています。
※国内導入実績No.1:株式会社東京商工リサーチ「日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービス導入サイト件数調査」2026年3月末日時点
レポートの主要ポイント
クレジットカード不正利用被害が前年同期比約41%の大幅減少、EMV 3-Dセキュア義務化の成果
2026年1-3月期におけるクレジットカードの不正利用被害額は113.6億円となり、前年同期比で約41%という大幅な減少を見せました。さらに、カード情報流出事件数は2件、流出件数は3,463件へと大幅に減少しており、国内で推進されてきた「EMV 3Dセキュア」導入義務化の効果が前回期(2025年10-12月)に続いて現れる結果となりました。セキュリティ強化施策の成果が実証された形となった一方で、直近における不正利用発生率は前四半期の0.027%から0.033%へと微増に転じており、依然として高水準のリスクが存在していることが明らかになっています。EC事業者においては、この減少傾向に安心することなく、さらなる不正対策体制の継続と警戒の維持が必要とされています。
相談件数が過去最多の5,107件に到達、便利機能の盲点を狙うコード決済悪用の返金詐欺
近年、ECサイトにおけるセキュリティ強化策を回避する新たな手法として、コード決済アプリを悪用した返金詐欺が急速に増加しています。全国各地の消費生活センターに寄せられた相談件数は過去最多となる5,107件に達しており、統計調査が開始された2023年と比較すると約2.2倍という深刻な状況となっています。詐欺の手口としては、偽のECサイトサポート窓口を装った詐欺犯が、商品欠品による返金を名目に消費者へ接触し、画面共有機能などを悪用しながら、詐欺犯への送金手続きを購入者本人に操作させるというものです。この詐欺手法は自社のシステム外で実行されるため、ECサイト側がどれほど不正対策を強化しても防ぐことができず、被害者が正規のサイト運営者が詐欺を行ったと誤解し、SNSなどに悪評を投稿するなど、ブランド価値が損なわれる深刻な二次被害も発生しています。このため、事業者側における事前の対策が緊急の課題となっています。
レポートの目次構成
本レポートは以下の内容で構成されています。
1. カード情報流出事件の概況(2026年1-3月)
(1)カード情報流出事件数・流出件数の推移
(2)業種・商材別/情報流出期間別事件数・流出件数
(3)カード情報流出事件トピック
クレジットカード業界における能動的サイバー防御法の対応
2. ECにおける不正利用の概況(2026年1-3月)
(1)クレジットカード不正利用の推移
(2)ECサイト不正利用の傾向
(3)不正利用のトピック
コード決済を悪用した返金詐欺 消費生活センターへの相談が過去最多に
3. 政策の動向
サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度の概要
「キャッシュレスセキュリティレポート」推奨対象者
本レポートは以下のようなニーズをお持ちの方に推奨されています。
- カード情報漏えいやクレジットカード不正などのECにおける不正利用の実態について知りたい方
- 自社における不正被害が他社と比較してどの程度なのかを把握したい方
- 最新の不正手口について情報を得たい方
かっこ株式会社では、今後も多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を継続するとともに、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境構築に貢献していく方針です。
株式会社リンクについて
株式会社リンクは、業界最大級の稼働台数を持つ専用ホスティング「at+link」、クラウド型ホスティング「リンク・ベアメタルクラウド」を中心として、5年連続でシェア第1位を獲得しているクラウド型コールセンターシステム「BIZTEL」、セキュリティプラットフォームサービス「PCI DSS Ready Cloud」など、多様なサブスクリプション型サービスを展開しています。また、農業関連事業にも取り組んでおり、2011年10月からは岩手県岩泉町に位置する自然放牧酪農場「なかほら牧場」の運営も行っています。
かっこ株式会社について
かっこ株式会社が提供する不正検知サービス「O-PLUX」は、AIをはじめとするデータサイエンス技術を活用した独自のアルゴリズムにより、オンライン取引におけるあらゆる不正行為をリアルタイムで検知し、被害防止とチェック業務の自動化を実現するクラウドサービスです。EC事業者向けには不正ログインから不正注文対策まで、金融機関や会員サイト向けには口座開設からログイン、取引に至るまでの一連のプロセスにおいて、情報漏洩やフィッシング、なりすまし等への対策として、国内導入実績No.1の不正検知ソリューションとして提供されています。
データサイエンスサービスでは、製造業やアパレル、建設業など幅広い業種において、データ活用・分析を通じて、コスト削減・業務効率化・利益向上などに貢献しています。
会社概要
かっこ株式会社
住所:東京都港区元赤坂一丁目5番31号
代表者:代表取締役社長 岩井 裕之
設立:2011年1月28日
事業内容:SaaS型アルゴリズム提供事業(不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス)
出典元:かっこ株式会社、株式会社リンク














