博報堂生活総合研究所「2026年8月の消費予報」発表、消費意欲指数は前月比+2.9pt上昇し49.1点に

博報堂生活総合研究所(株式会社博報堂の研究機関、本社・東京)は、20歳から69歳までの男女1,500名を対象として、「翌月の消費意欲」を数値化するなど消費動向の見通しに関する調査を毎月行っています。この調査結果は「来月の消費予報」として定期的に公表されています。

※調査実施期間:7月2日~5日

2026年8月における消費意欲指数は49.1点となりました。前月との比較では+2.9ポイント、前年との比較では+2.6ポイントと、いずれも上昇する結果となっています。

物価高や猛暑への懸念がある中、夏休みや帰省シーズンで消費意欲指数が上昇

8月は夏季休暇や帰省の時期であり、例年消費意欲指数が上昇する傾向にある月です。今年も前月から+2.9ポイントの上昇が見られました。さらに、過去最低値を記録した前年からは+2.6ポイント上昇しており、過去5年間の8月の中では2番目に高い数値となっています。

消費意欲指数の理由について自由回答形式で尋ねた結果を見ると、前月との比較において、消費に対してポジティブな回答は7月の365件から8月の383件へとやや増加し、ネガティブな回答は7月の851件から8月の850件とほぼ横ばいでした。

具体的な内容を見ると、ポジティブな回答では、「夏休み・連休がある」という回答が7月の13件から8月の92件へと大きく増加しました。一方で、「夏物の購入」については7月の39件から8月の7件へと減少しています。

ネガティブな回答においては、「暑い季節は出かけたくない」が7月の46件から8月の93件へ増加し、「金欠・収入減などで余裕がない」も7月の76件から8月の99件へとやや増加しました。その一方で、「欲しいものがない・意欲がない」は7月の366件から8月の319件へと減少しています。

前年との比較を見ると、消費に対してポジティブな回答は2025年8月の371件から2026年8月の383件へとやや増加し、ネガティブな回答は2025年8月の851件から2026年8月の850件とほぼ横ばいとなりました。

ポジティブな回答の詳細では、「夏休み・連休がある」が2025年8月の62件から2026年8月の92件へと増加した一方、「(季節もの以外で)出費の予定・欲しいものがある」は2025年8月の97件から2026年8月の76件へとやや減少しました。

ネガティブな回答では、「金銭的な理由で節約・我慢」が2025年8月の160件から2026年8月の181件へとやや増加した反面、「暑い季節は出かけたくない」は2025年8月の117件から2026年8月の93件へとやや減少しました。

また、「物価高・値上げ・円安」に関する言及は、前月比でほぼ横ばい、前年比では増加しており、高い水準が継続しています(2025年8月126件→2026年7月171件→2026年8月162件)。

物価高や猛暑に対する懸念は依然として存在するものの、夏季休暇に向けて、例年以上に消費意欲が高まることが予測されます。

消費意向は美容・ファッションなど身だしなみ関連で前月比減少

「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」と回答した人の割合は24.5%となり、前月比で-2.9ポイント低下しました。また前年比でも-3.2ポイントと大幅な低下が見られました。

16カテゴリー別に消費意向を分析すると、前月比では「化粧品」「理美容」「ファッション」が20件以上減少しています。前年比においては「レジャー」「パソコン・タブレット・周辺機器」が20件以上減少する結果となりました。

夏季休暇に向けて消費意欲は上昇している一方で、猛暑により外出を控えたいという心理も働いており、生活者がまだ具体的に購入したい・利用したいものを明確に決めきれていない様子がうかがえます。

出典元:株式会社博報堂 博報堂生活総合研究所「来月の消費予報」

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