
古着の小売・卸売事業を手がける株式会社RESTA(本社:大阪府大阪市、代表取締役:佐々木 一騎)が、20代から60代までの男女を対象とした「古着に関する実態調査」を実施しました。今回の調査により、20代~60代の男女における古着の購入状況や処分方法の実態、さらにはファッションにおけるサステナビリティへの意識などが浮き彫りになりました。
調査実施の背景
昨今、ファストファッションやハイファッションが広まる一方で、「ファッションロス」という新しい課題が浮上しており、持続可能なファッションの実現に注目が集まっています。衣服の大量廃棄を削減する有効な手段として、古着の利用が社会的にも大きな意義を持つようになってきています。
しかしながら、一般消費者のうちどの程度の割合が自分が着る衣類として古着を購入しているのか、また古着を購入する人がどのような意識を持ち、どのような行動パターンを示しているのか、さらには世代別の意識の違いを示すデータは充分とは言えません。これからのファッション業界のあり方を考える上で、古着に関する実態を正確に把握することが必要とされています。
そこで株式会社RESTAは、20代から60代までの男女を対象として、「古着に関する実態調査」を行いました。
調査結果のサマリー
・20代~60代の男女の5人に1人以上が、年に1回以上、自分が着用する衣類として古着を購入している実態が判明しています
・年に1回以上古着を購入する人が古着を購入する、もしくは購入してもよいと考える理由の上位3つは、1位「新品よりも安く、コスパが良いから」、2位「デザインが気に入れば古着でも気にしないから」、3位「ブランド品や上質な服が手頃な価格で手に入るから」となっています
・年に1回以上古着を購入する人が古着購入時、もしくは購入検討時に主に気になることや抵抗感があることは、「衛生面」や「商品の状態」となっています
・年に1回以上古着を購入する人が古着を購入する、もしくは探す際に最もよく利用する場所やサービスは「総合リサイクルショップ」となっています
・年に1回以上古着を購入する人が着なくなった衣類を処分する際に最もよくとる行動は、「可燃ごみ・資源ごみとしての処分」となっています
・年に1回以上古着を購入する20代~60代の男女の4割以上が、ファッションのサステナビリティについて意識しています
調査の概要
調査期間:2026年7月7日~7月8日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~60代の男女
調査人数:2649名
モニター提供元:RCリサーチデータ
※回答比率は小数点第二位を四捨五入しているため、回答比率の合計は100.0%にならない場合があります。
この記事の目次
20代~60代の男女の5人に1人以上が年に1回以上古着を購入
まず、「普段、自分が着用する衣類として『古着(リユース品)』を購入することがあるか」という質問に対する回答では、1位が「購入したことはなく、興味もない」で48.8%、2位が「過去に購入したことはあるが、最近は購入していない」で21.4%、3位が「たまに購入する(半年に1回~1年に1回程度)」で9.9%という結果となりました。
「購入したことはなく、興味もない」という回答が最多となった一方で、「頻繁に購入する(月に1回以上)」と「ときどき購入する(数ヶ月に1回程度)」と「たまに購入する(半年に1回~1年に1回程度)」の各回答の比率を合算すると20.4%となり、この結果から、20代~60代の男女の5人に1人以上が、年に1回以上、自分が着用する衣類として古着を購入していることが明らかとなりました。
また、年代別の傾向を見てみると、年に1回以上、自分が着用する衣類として古着を購入する層は20代が最も多く、その比率は27.9%であることが判明しました。

古着を購入する理由のトップは「新品よりも安く、コスパが良いから」
次に、年に1回以上古着を購入する人を対象に「古着を購入する、もしくは購入してもよいと思う理由は何か」という質問に対する回答では、1位が「新品よりも価格が安く、コスパが良いから」で58.5%、2位が「特に理由はなく、デザインが気に入れば古着でも気にしないから」で37.4%、3位が「ブランド品や上質な服が手頃な価格で手に入るから」で30.4%という結果となりました。
この結果から、年に1回以上古着を購入する人が古着を購入する、もしくは購入してもよいと思う主な理由は、「新品よりも価格が安く、コスパが良いから」や「特に理由はなく、デザインが気に入れば古着でも気にしないから」であることが分かりました。
また、年代別の傾向を見ると、「新品よりも価格が安く、コスパが良いから」という回答の比率は、60代が67.6%と全世代で最も高く、20代が47.3%と唯一5割を切っていることが明らかになりました。
加えて、「他の人と被らない『一点モノ』やヴィンテージ品が見つかるから」という回答の比率は年代が下がるごとに比率が高くなり、唯一20代だけが20%を超えていることが分かりました。

古着購入時の主な懸念は「衛生面」や「商品の状態」
続いて、年に1回以上古着を購入する人を対象に「古着を購入する際、もしくは購入を検討する際に『気になること』や『抵抗感があること』は何か」という質問に対する回答では、1位が「衛生面(汚れ、ニオイ、前の持ち主の着用感)が気になる」で50.0%、2位が「商品の状態(ほつれ、色あせ、ダメージなど)の判別が難しい」で46.5%、3位が「サイズ感が分かりにくい(試着ができない、表記と異なるなど)」で30.2%という結果となりました。
この結果から、年に1回以上古着を購入する人が古着を購入する際、もしくは購入を検討する際に主に気になることや抵抗感があることは、「衛生面」や「商品の状態」であることが分かりました。
また、年代別の傾向を見ると、「衛生面が気になる」という回答の比率は、20代が最も低く、45.5%であることが明らかになりました。

最もよく利用する場所は「総合リサイクルショップ」
また、年に1回以上古着を購入する人を対象に「古着を購入する、もしくは探す際、最もよく利用する場所やサービス」を尋ねる質問に対する回答では、1位が「総合リサイクルショップ(セカンドストリート、BOOKOFFなど)」で33.3%、2位が「フリマアプリ(メルカリ、ラクマ、Yahoo!フリマなど)」で27.4%、3位が「古着専門店・ヴィンテージショップ(実店舗)」で21.1%という結果となりました。
この結果から、年に1回以上古着を購入する人が古着を購入する、もしくは探す際、最もよく利用する場所やサービスは「総合リサイクルショップ」であることが分かりました。
また、年代別の傾向を見ると、「総合リサイクルショップ」をよく利用しているという回答の比率は、50代が最も高く44.0%、次いで60代が43.1%である一方、20代は最も低く20.0%であることが明らかになりました。

着なくなった衣類の処分方法は「可燃ごみ・資源ごみとしての処分」が最多
次に、年に1回以上古着を購入する人を対象に「自分が着なくなった衣類を処分する際、最もよくとる行動」を尋ねる質問に対する回答では、1位が「可燃ごみ・資源ごみとして処分する」で32.6%、2位が「フリマアプリやネットオークションで自分で売却する」で23.2%、3位が「リサイクルショップや買取専門店に持って行き売却する」で20.7%という結果となりました。
この結果から、年に1回以上古着を購入する人が着なくなった衣類を処分する際に最もよくとる行動は、「可燃ごみ・資源ごみとしての処分」であることが分かりました。
また、年代別の傾向を見ると、「可燃ごみ・資源ごみとして処分する」という回答の比率は、60代が最も高く46.1%、次いで50代が41.3%である一方、20代は最も低く18.2%であることが明らかになりました。

ファッションのサステナビリティを意識している人は4割以上
調査の最後に、年に1回以上古着を購入する人を対象に「近年注目されている『ファッションのサステナビリティ(環境配慮や衣服のリユース推進)』についての自身の考え」を尋ねる質問に対する回答では、1位が「やや意識しており、できる範囲で環境に良い選択(古着活用など)をしたい」で32.6%、2位が「言葉は知っているが、実際の購入行動(古着選びなど)には影響していない」で29.4%、3位が「知らないし、意識したこともない」で15.7%、4位が「言葉は聞いたことがあるが、意味はよく知らない」で11.9%、5位が「非常に意識しており、意識的に古着の購入やリサイクルを行っている」で10.4%という結果となりました。
1位と5位の各回答の比率を合算すると43.0%となり、この結果から、年に1回以上古着を購入する20代~60代の男女の4割以上が、ファッションのサステナビリティについて、程度の差こそあれ、意識していることが分かりました。
また、年代別の傾向を見ると、「非常に意識している」と「やや意識している」という回答比率の合計は、20代が最も高く48.2%となり、半数近くにのぼることが明らかになりました。

まとめ
今回の調査により、20代~60代の男女の5人に1人以上が、年に1回以上、自分が着用する衣類として古着を購入しており、こうした人が古着を購入する、もしくは購入してもよいと思う理由の上位3つは、1位「新品よりも安く、コスパが良いから」、2位「デザインが気に入れば古着でも気にしないから」、3位「ブランド品や上質な服が手頃な価格で手に入るから」であることが明らかになりました。
また、年に1回以上古着を購入する人が古着を購入する際、もしくは購入を検討する際に主に気になることや抵抗感があることは、「衛生面」や「商品の状態」であり、古着を購入する、もしくは探す際、最もよく利用する場所やサービスは「総合リサイクルショップ」であることが分かりました。
一方、年に1回以上古着を購入する人が着なくなった衣類を処分する際に最もよくとる行動は、「可燃ごみ・資源ごみとしての処分」であることが判明しました。
なお、年に1回以上古着を購入する20代~60代の男女の4割以上が、ファッションのサステナビリティについて意識していることが明らかになりました。
出典元:株式会社RESTA














