興和が滋養強壮剤CMで首位獲得、2026年6月度テレビCM放送回数ランキングが発表

SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員社長:原山直樹)が、テレビCMメタデータの生成・販売を通じたマーケティング支援事業を展開していることが発表されました。

同社は今回、テレビCMメタデータシステムを用いて、2026年6月度に主要5大都市圏(東京、大阪、愛知、福岡、北海道)の地上波25局とBS放送6局で放送されたテレビCMの放送回数について調査・集計を実施し、その結果を公表しています。

2026年6月度の調査結果によると、梅雨の時期や気温上昇による「初夏の疲れ(梅雨だる)」対策の需要増加を見込んで、興和が『キューピーコーワ』ブランドを軸とした大規模な出稿を実施したとのことです。その結果、「キューピーコーワゴールドαプレミアム」が前月の1,175位から総合1位へと大きく順位を上げました。さらに、2位にランクインしたソフトバンク「ペイトク2」をはじめ、料金以外の付加価値を訴求する通信・金融業界各社の新プランや新カードのCMが上位で激しく競い合っているのも、今月の特筆すべき特徴となっています。

調査の概要

調査期間は2026年6月1日から6月30日までの1か月間です。調査対象は、番組宣伝を除いた5大都市圏(東京、大阪、愛知、福岡、北海道)における地上波25局とBS放送6局で放送されたテレビCMとなっています。調査方法としては、SMNが開発した動画認識エンジンを活用したテレビCM自動認識システムにより取得した放送履歴情報をもとに実施されました。

2026年6月度 商品別テレビCM放送回数ランキングの分析

季節需要を捉えた興和の戦略的プロモーションが総合1位へ躍進

6月という時期は、梅雨入りに伴う気圧変化や湿度の上昇、気温の急激な上昇などにより、自律神経が乱れやすく、体のだるさや疲労感を訴える人が増加する時期です。興和はこうした季節特有の要因による需要拡大を的確に捉え、5月末から6月にかけて滋養強壮剤のCMを集中的に投下したとのことです。1位にランクインした「ゴールドαプレミアム」に加えて、17位に「ウナコーワエースプレミアム」、19位に「キューピーコーワαドリンク/αゼロドリンク」がランクインするなど、夏商戦を意識した波状的とも言える圧倒的な出稿量により、首位の座を獲得しました。これは同社が毎年4月から6月期(第1四半期)の締めくくりに向けて出稿量を大幅に増加させる恒例のマーケティング手法ですが、今年もその戦略の有効性が明確に現れる結果となっています。

通信・金融各社による付加価値型プランの激しい競合

総合2位にランクインしたソフトバンク「ペイトク2」、7位のNTTドコモ「ドコモ MAX」、18位のauフィナンシャルサービス「au PAY カード」など、単純な料金競争ではなく、「ポイント還元」や「付加価値」といったお得感を全面的にアピールする内容が上位でしのぎを削る状況となっています。

2026年6月度 エリア別テレビCM放送回数ランキングの傾向

東京・大阪・名古屋地区ではソフトバンク「ペイトク2」が優位性を発揮

総合2位となったソフトバンク「ペイトク2」は、東京地区で1位、大阪地区で3位、名古屋地区で4位にランクインしました。大都市圏のユーザー層をターゲットとして、集中的に出稿が行われたとのことです。

福岡・札幌地区では夏のレジャーと放送局主催イベントがランクイン

夏の行楽シーズンを前にして、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が名古屋6位、福岡5位と広域において上位にランクインしたほか、福岡では「シルバニアファミリー展40th」が9位に、札幌では「餃子フェス 2026 in 北海道」が8位にランクインするなど、季節に関連するイベントのCMが目立つ結果となりました。なお、福岡地区においては「高山質店」が今月も変わらず1位の座を維持しています。

BS放送ではサントリーウエルネス「ロコモア」が首位を獲得

地上波とは異なりシニア層へのアプローチが強いBS放送においては、前月9位だったサントリーウエルネスの「ロコモア」が1位に浮上しました。上位の常連であるチューリッヒ保険や健康食品・通販系のコンテンツが引き続き安定した存在感を示しています。

テレビCMメタデータについて

SMNはソニーと共同で開発したテレビCMメタデータ生成システムを用いて、全国の主要都市における放送をリアルタイムで解析し、テレビCMの放送履歴データを生成しています。このシステムは約20年間にわたる運用実績を持ち、10万件を超えるCMメタデータと5000万件以上の過去放送履歴データが蓄積されています。

即時性の高いデータは、Web広告の配信トリガーとしても利用されており、マスメディアとインターネット広告をつなぐ架け橋としても活用されています。

日々膨大に蓄積されるデータは、自社CMの放送確認や競合企業の出稿状況調査のほか、Web広告や購買データ、スマートテレビから取得できる視聴ログデータなどのビッグデータと組み合わせた、クロスメディアのマーケティング分析にも活用されています。

SMN株式会社について

2000年3月に設立されたSMN株式会社は、ソニーグループで培われた技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携させ、進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge」を提供するなど、マーケティングに関するさまざまな課題解決を実現しています。

出典元:SMN株式会社

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