
株式会社マクロミル(東京都港区、代表取締役社長 CEO:佐々木徹)が、全国3万人・約200項目のデータを収集する「ブランドデータバンク(bdb)」を用いて、就職活動生から注目される業界の就業者に関する分析を実施しました。各業界に勤めるビジネスパーソンのペルソナが客観的なデータに基づいて明らかにされています。
就職活動においては、「どのような先輩が働いているのか」という実際の人物像が企業を選ぶ際の重要な基準の一つとなりますが、入社する前にはその実態が把握しにくいという課題が存在します。今回の調査では、就活生にキャリア選択のヒントを届けることを目的として、具体的な消費行動や愛用しているブランドなどの事実から、ビジネスパーソンの価値観・趣味・お金の使い方までライフスタイルが業界ごとに可視化されています。
なお、本調査で示されるペルソナは、業界ごとのデータ全体における統計的な「傾向(平均値や特徴差)」をわかりやすく可視化したものであり、該当する業界で働くすべての個人の価値観やライフスタイルを規定するものではないとのことです。
この記事の目次
主な調査トピックス
今回の調査では、以下の5つの業界について、特徴的なペルソナが明らかになりました。
- メーカー:「安定×実利」を体現する、移動手段"マイカー"派5割超の郊外型ワーカー
- 金融・証券・保険・不動産:ステータスと自分磨きに投資する、大都市をスマートに生きる上昇志向ワーカー
- 広告・出版・印刷:トレンドを「消費」ではなく「読み解く」、公式情報からの"納得買い"を重視するナレッジワーカー
- 商社:外食・飲酒は週1回以上でリアルにつながる、外向き消費に投資するグローバル志向のアクティブワーカー
- 情報・通信:データとテクノロジーでテレワークを最適化し、趣味や資産運用にバランスよく投資するITワーカー
メーカー業界のペルソナ
メーカー業界で働くビジネスパーソンは、「安定×実利」を体現する郊外型ワーカーという特徴があります。移動手段として自家用車を使用する割合が高く、最もよく使う交通手段として「自家用車」を選択する人が52.5%(全体比+7.3ポイント)という結果になりました。
価値観・ライフスタイルとしては、実利・安定志向の郊外型生活を送っています。休日の過ごし方については、家族との時間やスポーツ、イベントなどの王道レジャーを楽しんでいます。お金の使い方では実利を重視した消費行動が特徴的で、自動車保険(加入率63.1%・全体比+20.0ポイント)や生命保険など生活基盤への支出が目立ちます。
趣味・興味メディアに関しては、スポーツへの関心が高く、実施・観戦の両方に積極的です。定番コンテンツを好む傾向があります。ファッションについては、トレンドに左右されず、定番で機能性を重視したアイテムを好んでいます。
金融・証券・保険・不動産業界のペルソナ
金融・証券・保険・不動産業界で働くビジネスパーソンは、ステータスと自分磨きに投資する上昇志向の強いワーカーという特徴があります。大都市での生活・就業を志向しており、電車移動が前提となっています。
価値観・ライフスタイルとしては、上昇志向が強く自己投資意識が高いことが挙げられます。休日の過ごし方では、旅行や観劇、スポーツ観戦など、質の高い体験を好んでいます。お金の使い方では、投資や資産管理への関心が高く、住環境や生活設備への投資など生活水準への意識が高いです。
趣味・興味メディアでは、スポーツや音楽などリアル体験コンテンツへの関心が高く、情報リテラシーが高くて幅広い情報収集を行っています。ファッションに関しては、外見・内面ともに自分磨きへの関心が高く、ブランド志向があり、百貨店利用頻度が多い(月1回以上22.4%・全体比+9.0ポイント)という特徴があります。
広告・出版・印刷業界のペルソナ
広告・出版・印刷業界で働くビジネスパーソンは、トレンドを「消費」ではなく「読み解く」ナレッジワーカーという特徴があります。公式情報からの"納得買い"を重視しています。
価値観・ライフスタイルとしては、他者評価や流行に流されず自身の判断基準を持っています(「相手に合わせる」37.2%・全体比−7.6ポイント)。時間効率を重視する傾向があります。休日の過ごし方では、音楽ライブやアニメイベントなどカルチャーの現場を好み、推し活を趣味とする人の割合が最も高くなっています。
お金の使い方については、食費の支出単価が高く、家事代行など時間効率を高める消費に積極的です。産地や材料を調べる"納得買い"を重視しています。趣味・興味メディアでは、エンタメへの関心は高いもののファンの枠にはとどまらず、トレンドを俯瞰して捉えています。複数メディアを横断し公式・一次情報を重視する傾向があります。
ファッションに関しては、都会的・洗練されたデザインを好んでいます。ファッションや美容は趣味というより身だしなみ・自己投資として捉えています。
商社業界のペルソナ
商社業界で働くビジネスパーソンは、外食・飲酒は週1回以上でリアルにつながる、グローバル志向のアクティブワーカーという特徴があります。外向き消費に投資する傾向が強いです。
価値観・ライフスタイルとしては、社会的地位向上や海外志向など強い上昇志向を持っています。外向的で対人関係にオープンで、集団での活動を好みます。休日の過ごし方では、スポーツ観戦や音楽フェスなど、リアルな場を好み、自ら体を動かすことに積極的です。
お金の使い方については、外食・飲酒・スポーツなど、日常の「外向き消費」へ積極的に支出しています(外食「週に1回以上」35.8%・全体比+11.2ポイント)。趣味・興味メディアでは、スポーツ情報サイトを日常利用しており、音楽はサブスクからライブまで積極的に消費しています。
ファッションに関しては、ブランドや価格を重視し、新品志向が強いです。外見への投資意識が強い傾向があります。
情報・通信業界のペルソナ
情報・通信業界で働くビジネスパーソンは、データとテクノロジーでテレワークを最適化するITワーカーという特徴があります。趣味や資産運用にバランスよく投資しています。
価値観・ライフスタイルとしては、テレワークが定着しており(「週5回以上」22.1%・全体比+16.8ポイント)、家計簿などで自己管理を習慣化しています。休日の過ごし方では、イベントはジャンル横断で参加し(ゲーム・音楽フェス・アニメなど)、レジャーも幅広く積極的に参加しています(スポーツ観戦や旅行など)。
お金の使い方については、投資や資産運用への関心が非常に高く、証券口座保有率が最も高くなっています(49.3%・全体比+19.1ポイント)。趣味・興味メディアでは、IT・テクノロジーへの関心が非常に高く、推し活はSNS中心でライトな関与となっています。
ファッションに関しては、オンライン通販よりも店頭派で、男性は実用性重視、女性はメイク・ファッションへの関心が高いという特徴があります。
調査概要
本調査は、ブランドデータバンク第42期調査をデータソースとして実施されました。調査方法はインターネット調査(マクロミルリサーチパネル)で、調査期間は2026年1月16日(金)から2026年2月3日(火)まで実施されています。調査対象者は全国の15歳から69歳の男女で、総サンプル数は30,450となっています。調査タイトルは「生活に関するアンケート」です。
なお、bdbの登録属性における「勤務業界」の分類に基づいて集計されており、本文中の数値は四捨五入した小数点第一位で表記されています。
出典元:株式会社マクロミル プレスリリース












