
日本インフォメーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:斎藤啓太)が、全国の16歳から69歳までの男女1,091名を対象として、インターネットリサーチによる「2026年上半期生活者消費行動調査」を実施しました。調査実施期間は2026年6月5日から6月8日までとなっています。
調査から明らかになった主要なファインディングス
世界情勢悪化を受け経済不安が増大、消費者の節約志向が強まる
2026年上半期を振り返った際の印象として、日本国内情勢に対するネガティブな評価は58.3%、世界情勢に対するネガティブな評価は65.1%に達しており、特に世界情勢への悲観的な見方は2025年12月調査時の44.8%から約20ポイントも上昇しています。こうした不安心理を背景として、値上げを実感している割合は全体の82.6%に達しました。外食(増減差-38.9pt)、お菓子・スイーツ(同-40.3pt)、国内旅行(同-32.8pt)といった嗜好品やレジャー分野を中心として支出を抑制する動きが目立っています。その一方で、投資・資産運用や預貯金の減少幅は比較的小さく、日常の楽しみは我慢しながらも将来への備えは確保するという、堅実で守りを重視した消費行動が広がっていることが明らかになりました。

ミラノコルティナ五輪・WBC、そして嵐関連イベントが幅広い世代の注目を集める
2026年上半期において話題となったイベントや行事では、ミラノコルティナオリンピックやWBCといった国際的なスポーツ大会が圧倒的な話題性を獲得しました。芸能・エンタメの分野においては、嵐関連のイベントが大きな注目を集めています。人物カテゴリにおいても嵐が突出した話題性を示しており、スポーツ分野ではりくりゅう(三浦・木原ペア)や大谷翔平選手が多く言及されました。経済の先行き不透明感が強まる状況下においても、スポーツの熱狂やエンタメの大型トピックが生活者の気持ちを支える存在となっており、コンテンツ消費が日常における楽しみとしての重要性を増していることがうかがえます。

生成AIの利用者が約半数に拡大、利便性評価と信頼性への懸念が共存
2026年上半期に生成AIを利用した人は全体の48.1%と約半数に達しており、利用用途は「知りたいことの検索や情報収集」(30.7%)を中心として、検索エンジンの補完・代替ツールとして定着しつつあることが明らかになりました。10代女性においては利用率が67.1%と突出して高く、「悩み相談やメンタルケア」(29.1%)や「友達感覚での雑談」(24.1%)など、情緒的な用途への活用の広がりも見られます。一方で、生成AIに対する印象については、ポジティブ項目選択率58.6%、ネガティブ項目選択率61.2%と評価が拮抗している状態です。利用者に限定するとポジティブ評価が82.9%まで高まる反面、非利用者ではネガティブ評価が上回る結果となっています。「便利・効率化」に対する評価と、「回答の信頼性」や「思考力低下」への懸念が上位に挙がっており、今後のさらなる普及には体験機会の創出と回答精度の向上が鍵となると考えられます。

詳細な調査結果
2026年上半期の印象について(日本国内の情勢、世界の情勢)
2026年上半期を振り返った際の国内情勢・世界情勢への印象に関しては、日本国内の情勢に対するネガティブな評価が58.3%、世界の情勢に対するネガティブな評価が65.1%となっており、社会的な視点になるほどネガティブな印象が強まる傾向が見られます。2025年12月調査と比較した場合、世界情勢に対するネガティブな印象は44.8%から65.1%へと約20ポイント上昇しており、国際情勢の不安定化が生活者の意識に強く反映されていることが分かります。年代別の分析では、男女ともに10代では「どちらともいえない」と回答した割合が約4割を占めており、判断を保留する傾向が確認されました。一方で、50代から60代の女性では世界情勢へのネガティブな印象が約8割に達しており、年代が上がるにつれて悲観的な見方が強くなる傾向にあります。

2026年上半期に話題になった、流行した、印象に残った出来事
イベント・行事のカテゴリでは、ミラノコルティナオリンピックやWBCなどの国際的なスポーツ大会が大きな話題を集めたほか、芸能・エンタメ分野においては嵐関連のイベントが注目を集めました。人物カテゴリでは嵐が圧倒的な話題性を示しており、M!LKやモナキといった若手グループも注目されています。また、スポーツ選手ではりくりゅう(三浦・木原ペア)や大谷翔平選手が話題となりました。AI全般(ChatGPT以外)への関心が最も高く、生成AIの裾野拡大がうかがえる結果となっています。生活サービス分野では退職代行やシール集め・シール交換など、新しいサービスや文化が登場しました。ポイ活・キャッシュレスやNetflix、BeRealも話題となっています。スイーツではドバイチョコ、食品では白黒パッケージのポテトチップスや麻辣湯、飲料ではONICHAやギルティ炭酸NOPEなど、新商品が注目を集めました。コンビニの増量キャンペーンも生活者の関心事となっています。入手困難が続いたもっちゅりんが話題となり、SNSを中心としたトレンドの影響がうかがえます。

2026年上半期の値上げ実感について
2026年上半期における値上げの実感については、全体の82.6%が「実感する」と回答しており、8割を超える結果となりました。年代が上がるほど実感値は高まる傾向にあり、10代男性では58.7%であるのに対し、40代以上では9割を超えるという顕著な差が見られます。国際的な原材料価格や物流コストの上昇が家計に直接的な影響を及ぼしており、日常的な買い物を担う機会が多い中高年層ほど価格変動を敏感に捉えている状況です。

2026年上半期のお金の使い方(全体)
2026年上半期のお金の使い道については、全項目において「減らした」が「増やした」を上回っており、全体的に節約志向が強まっている状況が明らかになりました。節約傾向が特に顕著なのは外食(増減差-38.9pt)、お菓子・スイーツ(同-40.3pt)、国内旅行(同-32.8pt)といった嗜好品・レジャー関連分野である一方、投資・資産運用(同-17.9pt)や預貯金(同-17.8pt)については相対的に減少幅が小さく、将来への備えは維持する傾向がうかがえます。値上げ実感の高まりを受けて、日常の楽しみを抑えながらも資産形成は守ろうとする堅実な消費行動が確認されました。

2026年上半期にAIを利用して行ったこと、2026年下半期にAIを利用して行いたいこと
2026年上半期にAIを利用した人は全体の48.1%と約半数に達しており、生成AIが生活者に広く浸透しつつあることがうかがえます。最も多い利用シーンは「知りたいことの検索や情報収集」(30.7%)であり、従来の検索エンジンを補完・代替する形での活用が主流となっています。10代女性の利用率は67.1%と最も高く、「悩み相談やメンタルケア」(29.1%)や「友達感覚での雑談」(24.1%)など、情緒的なコミュニケーション用途での活用も目立っています。下半期に利用したい項目においても「検索や情報収集」が27.0%でトップとなっており、情報収集ツールとしてのAI定着が見込まれる状況です。

生成AIに対する印象について
生成AIに対する印象は、ポジティブ項目選択率58.6%、ネガティブ項目選択率61.2%と、両面の評価が拮抗している状況です。AI利用者に限定するとポジティブ82.9%、ネガティブ74.3%とポジティブ評価が高まる一方で、非利用者ではポジティブ36.0%、ネガティブ49.1%とネガティブが上回り、利用経験の有無によって印象が大きく異なることが分かります。ポジティブな印象としては「便利・時間短縮・効率化」といった利便性や「気軽になんでも聞ける」という相談のしやすさが上位を占めており、ネガティブな印象としては「回答の信頼性への不安」や「自分で考える力が落ちそう」といった信頼性や自己成長への懸念が目立っています。AIの普及には、実際に使用してみることで利便性を体感してもらう機会の創出と、回答精度・信頼性の向上が鍵となると考えられます。

調査のまとめ
昨年末と比較して、生活者のマインドは下降傾向にあり、支出は節約志向に傾いている様子がうかがえました。その一方で、WBCやミラノコルティナオリンピックといったスポーツやエンタメが、日々の生活の彩りとなっていることも確認されました。また、生成AIの利用は約半数にまで広がっています。商品・サービス選択時においては、InstagramなどのSNSと同程度の水準まで浸透している様子も見られました。
調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:16歳から69歳までの男女
サンプルサイズ:1,091サンプル
調査実施期間:2026年6月5日から6月8日まで
調査手法:クローズドモニターへのインターネットリサーチ
会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10 JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他
出典元:日本インフォメーション株式会社














