
AIと独自アルゴリズムによってオンライン取引の安全性を支援しているかっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩井 裕之、証券コード:4166、以下 Cacco)は、金融機関向けに展開してきた不正ログイン検知サービス「O-MOTION」の名称を「O-PLUX Account Protection」へと変更し、国内導入シェアNo.1※1を誇る不正検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」へブランドを統合すると発表しました。
この統合により、同社はEC領域で蓄積してきた一連の取引を面で保護するノウハウを活用し、厳格化するガイドライン等に適合した不正対策を一気通貫かつ包括的に実現できるソリューションとして、金融領域への事業展開を加速させていく方針です。
※1:株式会社東京商工リサーチ「日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービス導入サイト件数調査」2025年3月末日時点
この記事の目次
ブランド統合の背景:金融業界における「点から線へ」の対策シフト
近年のサイバー犯罪の高度化・巧妙化を背景に、金融業界では法令やガイドライン等に基づいた対応の強化、および関連する要請等が相次いで発表されています。具体的には、「法人口座を含む預貯金口座の不正利用等防止に向けた対策の一層の強化について(2024年8月公表 金融庁・警察庁)」(以下、金融庁・警察庁連名の対策要請)、「疑わしい取引の参考事例(2025年8月更新 金融庁)」、「インターネット取引における不正アクセス等防止に向けたガイドライン(2025年10月改正 日本証券業協会)」(以下、日証協ガイドライン)、さらには「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針(2025年12月 金融庁)」などが挙げられます。これらにより、金融機関には口座開設時、ログイン時、取引時といった各フェーズにおいて、一貫性のある審査・モニタリング体制を構築することが求められています。
同社は今回、EC事業者のみならず、金融機関に対しても求められる一連の対策について総合的に支援するべく、「O-PLUX」へのブランド統合を実施し、一気通貫でのサービス提供を開始します。これにより、ECと金融の垣根を越えた最新の不正手法に対する知見を融合させ、一連の対策を包括的に支援する体制を構築しました。
「O-PLUX」が金融機関に提供する価値
ブランド統合によって、金融機関に求められる各フェーズにおける対策を、一気通貫かつ包括的に支援していきます。
1.ログイン時の不正対策
デバイスフィンガープリント※2技術を活用するとともに、特許を取得した独自技術を含む不正検知機能により、「ログイン時の振る舞い検知」および「アクセス情報の保存」を実施します。これにより、日証協ガイドラインで要求される「モニタリング」を実現します。
2.口座開設/申込時の不正対策
端末同一性判定やIPアドレス分析によって「同一人物による複数口座開設/申込」や「住所とIPアドレスに不整合がある口座開設/申込」を検知します。さらに、Bot判定により「自動化された不審なアクセス」を検知します。加えて、空室住所判定、電話疎通判定、名寄せ処理、12万サイト以上の審査を通じて蓄積された不正決済データベースとの照合により、「架空名義・借名による申込」や「第三者になりすました申込」を検知するなど、疑わしい取引の参考事例に挙げられる取引の検知を実施します。
3.取引時の不正対策
端末同一性判定やIPアドレス分析によって「不正利用口座と同一のIP/端末からのアクセス」や「危険国・地域に係る取引」を検知します。さらに、柔軟に設定可能なシナリオ検知(行動分析)機能により、「短期間の多額入出金」や「通常と異なる送金パターン」の検知に加え、金融庁・警察庁連名の対策要請の対象となっている「口座不正利用リスクが高い顧客に対する固有シナリオ」や「詐欺被害に特有の入出金・送金パターン」などの対応・検知も実施します。これらにより、実効性のある審査・モニタリング体制の構築を支援します。
※2:デバイスフィンガープリントとは、アクセス元端末の構成/環境・操作情報を収集/分析することで、アクセスの特徴を把握し、端末の一意性を識別する技術です。
今後の展望
かっこ株式会社は、2025年にEC向け「O-MOTION」を「O-PLUX Account Protection」としてリブランディングし、アカウント審査と決済審査の連携を推進してきました。今回の金融向けソリューションのブランド統合により、日本のデジタル取引における「不正対策の標準(スタンダード)」として、さらなる安心・安全なインフラ構築に貢献していく方針です。
なお、今回のブランド統合に伴う、現在利用中の顧客へのサービス提供内容および契約条件に変更はないとのことです。
かっこ株式会社について
同社が提供する不正検知サービス「O-PLUX」は、AIなどのデータサイエンスを活用した独自のアルゴリズムにより、オンライン取引におけるあらゆる不正をリアルタイムで検知し、被害防止と審査業務の自動化を実現するクラウドサービスです。EC事業者向けには、不正ログインから不正注文対策までを、金融機関や会員サイトには、口座開設からログイン、取引に至るまでの一連の工程において、情報漏洩やフィッシング、なりすまし等への対策として、国内導入実績No.1※1の不正検知ソリューションとして提供しています。
データサイエンスサービスでは、製造業やアパレル、建設業など多様な業種において、データ活用・分析を通じ、コスト削減・業務効率化・利益向上などに貢献しています。
会社概要
| 会社名 | かっこ株式会社 |
| 住所 | 東京都港区元赤坂一丁目5番31号 |
| 代表者 | 代表取締役社長 岩井 裕之 |
| 設立 | 2011年1月28日 |
| 事業内容 | SaaS型アルゴリズム提供事業 (不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス) |
出典元: かっこ株式会社













