日本トイザらスがForterの不正対策ソリューションを導入、セキュリティと顧客体験の両立を実現

米国ニューヨーク州に本社を構えるForter(フォーター)は2026年3月3日、同社のAI・機械学習技術を活用した不正対策プラットフォームが、日本トイザらス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:ピーター・シャッツ)のオンラインストアに採用されたことを発表しました。玩具とベビー用品分野で国内最大規模の総合専門店を展開する同社は、トイザらス・ベビーザらス オンラインストアにおける不正対策として、Forter Fraud ManagementおよびForter Payment Optimizationの2つのソリューションを導入し、既に運用を開始しています。

セキュリティ強化と顧客満足度向上という相反する課題への挑戦

日本トイザらスがForterのソリューション導入に至った背景には、昨今深刻化しているクレジットカード不正利用への対応があったとのことです。同社では2024年8月から3Dセキュア2.0を導入することでセキュリティレベルの向上に取り組んできましたが、この施策が新たな課題を生み出す結果となっていました。

3Dセキュアによる追加認証、いわゆるチャレンジ認証が発生することで、本来購入意思のあった正当な顧客が購入を途中で断念する「カゴ落ち(購入放棄)」が増加し、売上機会の損失という深刻な問題に直面していたということです。

特に同社が取り扱うゲーム機や話題の人気玩具といった高需要商品は不正アタックの標的になりやすく、これらへの対策を強化しながらも、正規の利用者に対してはストレスのない快適な購買体験を提供するという、相反する2つの目標をいかに達成するかが喫緊の課題となっていました。

導入の決定要因となった3つのポイント

日本トイザらスが数ある不正対策ソリューションの中からForterを選択した理由は、主に3つの要素にあったとされています。

第1に、KPI(重要業績評価指標)の契約保証が挙げられます。導入後に達成すべきブロック率、3Dセキュア利用率、チャージバック率といった重要指標が契約において明確に保証されていたため、投資に対する効果を事前に見通すことができたという点が大きな決め手となりました。

第2の要素は、AIによる賢明な認証方法の使い分けです。従来のように全ての取引に対して画一的に3Dセキュアを適用するのではなく、ForterのAI技術がリアルタイムで各取引のリスクレベルを判定します。低リスクと評価された信頼性の高い顧客に対しては、追加認証を省略した「フリクションレス」な決済体験を提供できることが、顧客満足度向上の観点から高く評価されました。

第3の決定要因は、完全自動運用が可能である点です。AIによる瞬時の判定(承認/拒否)により、従来必要だった目視での確認作業やルール調整といった人的作業を大幅に削減でき、業務効率化を実現できることが魅力となりました。

運用開始1ヶ月で明確な成果を確認

2026年1月に本格的な運用を開始してから1ヶ月が経過した時点で、日本トイザらスは既に具体的な成果を確認しているとのことです。

まず不正利用の防止において、高精度な判定システムにより不正利用が効果的に遮断され、運用開始後に不正利用は発生していないという成果を上げています。

顧客体験の面でも大きな改善が見られました。3Dセキュアの利用率を目標とする5%未満まで劇的に低減させることに成功し、決済時の煩わしさを最小限に抑えることで、カゴ落ち率の改善を実感できる結果となっています。

さらに、正当な利用者が誤って購入をブロックされるという誤判定の事例も発生しておらず、この結果としてカスタマーサポートへの問い合わせも減少するという副次的な効果も得られています。

関係者からのコメント

日本トイザらス株式会社のeコマース&カスタマーサポート本部長である中島理人氏は次のようにコメントしています。「Forterの導入により、長年の課題であった『セキュリティ強化と売上向上の両立』という難題に終止符を打つことができました。運用開始からわずか1ヶ月で、不正の抑制とコンバージョン率の向上を同時に実現できており、ForterのAI技術の精度の高さを確信しています。今後はこのプラットフォームを活用し、アカウント乗っ取り対策や転売対策にも着手し、お客様がより安心・安全に、そして快適にショッピングを楽しめる環境を追求してまいります。」

一方、Forterで日本担当カントリーマネージャーを務める野田陽介氏は、「このたび日本トイザらスの不正利用対策として選ばれたことを大変嬉しく思います。我々の精度の高い不正判定は、不正者ではないお客様の誤判定もなくし、より良い顧客体験を実現し、顧客満足も向上させると理解しています。」とコメントしています。

日本トイザらス株式会社について

日本トイザらスは、おもちゃと遊びの力を通じて次世代を担う子どもたちの想像力を刺激し、ひらめきを与えるというビジョンを掲げています。最高のおもちゃとひらめきをもたらす遊びの体験を子どもたちに提供することで、業界をリードする信頼性の高い玩具専門店となることを目指しています。全国に152店舗(2月26日時点)のトイザらス、ベビーザらス店舗を展開するとともに、トイザらス・ベビーザらスオンラインストアを運営し、国内外のメーカーから厳選した高品質な商品を提供しています。

Forterについて

Forterは、デジタルコマース分野に特化したトラスト・プラットフォームを提供する企業です。最先端のAI技術を駆使し、購買プロセスの各段階において、取引の信頼性を瞬時に判定するサービスを展開しています。Forterのソリューションを活用することで、企業は不正を懸念することなく、Agentic Commerceといった最新のイノベーションにも対応できるようになります。Adobe、eBay、Nordstromをはじめとする世界40万社以上の企業がForterを導入しており、累計2兆ドルを超える決済判定の実績を誇っています。同社は不正防止と収益最大化の両立を支援し、消費者に優れた購買体験を届けることを使命としています。

出典元:Forter

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