hikica「後贈り」利用が3年で8倍に増加、挙式後の引き出物手配が14.7%に到達

geeva株式会社が提供するオンライン引き出物サービス「hikica(ヒキカ)」の受注データ分析により、挙式後に引き出物を手配する「後贈り」の利用率が年々上昇していることが明らかになりました。過去4年間で約28万件のデータを解析した結果、この傾向が顕著に表れています。

同社の受注データによれば、注文日が挙式予定日よりも後になっているケースは、2023年には1.7%でしたが、2025年には10.8%まで上昇し、2026年は1月1日から6月1日までの期間だけで14.7%に達しました。2026年のデータは途中集計ではあるものの、引き出物を「挙式前に決定するもの」から「挙式後にご祝儀を確認してから贈るもの」へと捉える新郎新婦が増加していることが見て取れます。

この変化は単なる配送方法の変更ではありません。結婚式場への引き出物持ち込みに伴う持込料の負担当日の荷物問題ご祝儀額が不明なまま予算を決定する不安挙式前の送り分け作業の負担といった複数の課題をまとめて軽減できる点が、「後贈り」の大きな価値となっています。

なぜ「後で贈る」スタイルが選ばれているのか——長年の課題「ご祝儀との価格ギャップ」

従来、結婚式の引き出物は挙式の"前"に内容と数量を確定し、当日ゲストに渡すのが一般的でした。しかしこの進め方には、新郎新婦を悩ませてきた構造的な課題があります。それは「ご祝儀の金額が分からない状態で、引き出物の金額を先に決めなければならない」という点です。

「親しい先輩だから多めに包んでくれるだろう」「この方には失礼があってはならない」と考えて贈り分けを行っても、実際にご祝儀を開封してみると想定とずれていたというケースは少なくありません。いただいたご祝儀に対して引き出物が控えめで失礼になってしまう、あるいは想定より少なくて気持ちがすっきりしないといった"事後のモヤモヤ"は、多くの卒花(結婚式を終えた花嫁)が抱える本音です。

「挙式後に手配する」スタイルでは、この順番を根本から変えることができます。ご祝儀を受け取り、相手の気持ちをしっかり受け止めた上で、それに見合った引き出物を選んで贈ることが可能になります。当日の慌ただしさから解放され、落ち着いた時間に一人ひとりへ感謝を込められる点が、後贈りが支持される最大の理由となっています。

データで見る後贈りの広がり

geevaの自社受注データ(2022年9月〜2026年5月31日、注文数ベース)によると、挙式後に引き出物を手配した割合は以下のように推移しています。

後贈りで減らせる3つの負担
  • 2023年: 1.7%
  • 2024年: 2.6%
  • 2025年: 10.8%
  • 2026年(1月〜5月31日): 14.7%

わずか3年間で約8倍に拡大しており、「後贈り」が一部の先進的な層の選択から、より多くの新郎新婦にとっての現実的な選択肢へと変化していることが分かります。

特に、LINEやメール・SMSで挙式後に引き出物を贈ることができるソーシャル引き出物「スマヒキ」では、利用者の約半数(2025年45.6%、2026年45.8%)が挙式日を過ぎてから手配しています。スマヒキは「ご祝儀を確認してから、それに見合った内容を贈れる」ことを価値の中心に据えたサービスであり、後贈りという行動様式を体現する存在になっています。

結婚式場から「買わない」「持ち込まない」ことで持込料負担を軽減

「後贈り」は結婚式の後に贈る方式のため、引き出物準備に結婚式場の関与が不要となり、結婚式当日に持ち込まないので、結婚式場の見積書から引き出物を完全に外すことができます

多くの結婚式場では、外部で購入した引出物・引菓子・縁起物の3品を現物で会場に持ち込む場合、商品数や袋数に応じて持込料が発生することがあります。

hikica公式サイトでも、新郎新婦のレビューから、カードタイプは3品をそれぞれ持ち込む場合に比べて1品分の持込料になりやすく、スマヒキを挙式後に贈る場合は持込みにならないとされています。さらに、席札やペーパーアイテムと併用する場合は持込料が不要になるケースが多いことも紹介されています。

「後贈り」は、ゲストが重い荷物を持ち帰らなくて済むだけでなく、新郎新婦にとっても見落とされがちな持込料負担を抑えやすい、実務的な節約策となります。

もちろん、持込料や案内方法は会場規定によって異なるため、利用前に式場へ確認する必要がありますが、「会場に現物を持ち込まず、挙式後に直接贈る」という考え方は、根本的に結婚式場から購入する必要がなく、持ち込みにすらならないのが特徴です。

ご祝儀を確認してから予算を決められる

引き出物は、ゲストへの感謝を形にする贈り物であると同時に、ご祝儀へのお返しという意味も持っています。そのため、新郎新婦が最も悩むのは「何を贈るか」だけでなく「いくらで贈るか」という点です。

hikicaの引き出物相場記事では、引き出物の全国平均は3品合計で6,260円、ご祝儀の約10%が金額バランスを考える上での一つの目安とされています。また、親族、上司、友人、夫婦・家族連名など、ゲストとの関係性や想定ご祝儀額に応じて贈り分けることが大切だと説明されています。

しかし、挙式前にすべてを決定する場合、実際のご祝儀額はまだ不明です。親族が想定以上に多く包んでくださった、夫婦連名で想定より高額だった、上司や主賓にもう少し良いものを贈るべきだったといったことは、当日になって初めて分かるケースがあります。

「後贈り」であれば、ご祝儀を確認した後に、ゲストとの関係性と実際の金額を踏まえてコースを選ぶことができます。親族や上司には上位コース、友人には標準コース、特にお世話になった方には個別にグレードを上げるなど、挙式前の予想ではなく、実際の状況に合わせた贈り分けがしやすくなります。

「引き出物宅配」との違いは「届く日」ではなく「決めるタイミング」

「挙式後に贈る」と聞くと、すでに広く利用されている「引き出物宅配(ヒキタク)」を思い浮かべる方も多いかもしれません。「引き出物宅配(ヒキタク)」は、挙式当日はゲストに案内カードを渡すだけにして、後日ゲストの自宅へ商品を届けるサービスで、当日は手ぶらで帰れる利点があります。しかし「後贈り」という観点では、スマヒキやカードタイプと決定的な違いがあります。

引き出物宅配(ヒキタク)は贈る前に商品を決める

その大きな違いは、引き出物の予算と内容を決めるタイミングです。

引き出物宅配では、挙式前に商品、数量、送り分け、配送先を確定し、商品を発注して出荷準備を整えておく必要があるため、一般的にお届け希望日の2週間前を注文締切の目安としているケースが多くあります。送り分けを細かく行う場合は、ゲストごとの組み合わせ、価格帯、住所、配送日時の確認に新郎新婦側の作業時間も必要です。現実的には、挙式の2〜3週間前には多くの内容を確定させておく必要があります。

一方、スマヒキを中心とした「後贈り」では、挙式後にご祝儀を確認してからコースを調整し、LINE・メール・SMSでゲストに送信できます。カードタイプを使用する場合でも、サイトで注文してから個別に配送するか、まとめて注文してから数日後に到着するので、お会いした時に手渡しすることもできます。

つまり、「引き出物宅配」は主に「荷物を減らす」ことに特化した仕組みであるのに対し、「後贈り」は「荷物を減らす」ことに加えて、「持込料負担を抑える」「ご祝儀確認後に予算を決める」「挙式前の送り分け作業を減らす」という価値を持っています。

引き出物宅配と後贈りスマヒキの違い

そもそも内祝いは「お返し」、スマヒキなら落ち着いて送信できる

挙式後に一人ずつ感謝の気持ちを込めて贈れる

出産祝いや快気祝いでいただいたお祝いへのお返しが内祝いであるように、引き出物も内祝いです。しかし、結婚式場のオペレーション上の理由から、ご祝儀をいただく前に渡すというアンバランスな仕組みになっていました。

hikicaのソーシャル引き出物「スマヒキ」は、結婚式の後にゲストごとに感謝のメッセージを付けて、コースを選んで送ることができます。さらに、ゲストは引出物・引菓子・縁起物の3品を自分で選ぶことができます。新郎新婦が全員分の商品を決める必要がなく、ゲストの好みや生活スタイルに合った商品を選んでもらえる点も、オンライン引き出物ならではの強みです。

スマヒキでは約半数が挙式後に手配

特に、LINE・メール・SMSで挙式後に引き出物を贈れるソーシャル引き出物「スマヒキ」では、利用者の約半数が挙式後に手配しています。2025年は45.6%2026年は45.8%で、「後贈り」という使い方がサービスの中心的な価値として現れています。

カードギフトのBOX型にも見られる変化

後贈りの動きはデジタル型に限定されていません。カードギフトカタログを熨斗包装して手渡す従来型のBOXタイプでも、挙式後に手配したケースが一定数確認されています。贈るタイミングの考え方がフォーマットを超えて変化しつつあります。

後贈りが新郎新婦にもたらす三つのメリット

式場への持込料負担を減らしやすい

「後贈り」は、会場へ引き出物の現物を持ち込まないため、持込料の負担を抑えやすくなります。

ご祝儀確認後に予算を調整できる

実際にいただいたご祝儀額を確認した上で、ゲストごとにコースを選ぶことができます。ご祝儀に対して贈りすぎや、想定より多く包んでくださった方に対して、後から不足分を気にする不安を減らすことができます。

挙式前の送り分け作業を減らせる

挙式前は、席次表、最終人数、衣装、装花、進行、支払いなど準備が集中します。後贈りにすることで、細かな送り分け作業を挙式後に移し、落ち着いたタイミングで判断できます。

「後贈り」は、引き出物を「形」よりも「感謝」を重視する方への提案

引き出物は、結婚式に足を運んでくださったゲストへの感謝を「形」にする大切な贈り物です。一方で、その「形」を整えることに気を取られ、熨斗や包装、パッケージの見た目にばかり意識が向きがちなのも事実です。結果として、受け取ったゲスト自身も、数か月が経つと中身を思い出せないということも少なくありません。

引き出物の準備は、招待状の返信が届き始める挙式の約1か月前から本格化します。結婚式準備のラストスパートと重なる多忙な時期だけに、カタログギフトの外見と中身をざっと確認しただけで決めてしまう新郎新婦も多いのが実状です。

「後贈り」は、結婚式を終えて落ち着いてから、当日の思い出とともに引き出物を贈ることができる、ほぼ唯一の方法です。式の感動が残っているうちに、ゲストとの写真やメッセージを添え、感謝の気持ちを込めて届けることで、ゲストの記憶に長く残る結婚式につながります。

geevaのオンライン引き出物は、「形」を大切にしながらも、その奥にある「感謝」をきちんと届けたいと考える新郎新婦のための選択肢となっています。

geevaが描くこれからの引き出物

引き出物は、結婚式の商品の中でも高額でありながら、近年は会場側からの具体的な提案が減り、新郎新婦が自分で選ぶ場面が増えています。geevaは、ご祝儀のお返しという日本の礼儀を大切にしながらも、贈り方そのものをより時代に合った形へとアップデートし続けてきました。

「挙式の前に用意する」から「挙式の後にゆっくり贈る」へ。この発想の転換を支える具体的な手段として、同社はソーシャル引き出物「スマヒキ」をはじめとする複数の贈り方を提供しています。今後も、新郎新婦とゲストの双方にとってやさしい引き出物のかたちを追求していくとしています。

出典元:geeva株式会社

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