Spes、ネクストエンジン連携を正式リリース―中小企業向けオムニチャネル在庫管理を月額1.5万円で提供開始

株式会社Spesは、完全無料の在庫管理ソフト「Spes」において、NE株式会社が提供するEC一元管理システム「ネクストエンジン」との連携機能を正式にリリースしたことを発表しました。これにより、従来は初期費用数百万円、月額費用数十万円が必要だったオムニチャネル在庫管理システムを、初期費用10万円、月額1.5万円(税抜)という圧倒的な低価格で提供することが可能になりました。

同社は東京都品川区に本社を置き、代表取締役の小林淳氏が率いており、EC・店舗・卸売を横断する在庫・出荷・収益管理の実現を目指しています。

ネクストエンジン連携で実現する自動化の全容

今回の連携により、ネクストエンジンで管理している複数のECモール・ECサイトの受注データをSpesへ自動的に取り込むことができるようになります。これにより、EC・店舗・卸売など複数チャネルにまたがる在庫および収益管理を一元化することが可能です。

EC在庫の手動更新作業や、チャネル間の在庫確認作業が自動化されることで、大幅な工数削減が実現します。なお、Spes単体の導入企業においても、複数拠点の在庫確認や移動に関わるコストが月次で数十万円削減された事例が報告されており、本連携機能により更なる効率化が期待されています。

物販事業の複雑化と現場の課題

近年、メーカーや物販事業者を取り巻く環境は大きく変化しています。EC、実店舗販売、卸売、海外流通など、取引チャネルは拡大し続けている状況です。

しかし一方で、現場では深刻な問題が発生しています。具体的には以下のような課題が挙げられます。

  • 在庫の二重計上による売り越しの頻発:「在庫があると思って注文を受けたら、実は店舗で売れていた」といった事態が発生しています
  • チャネル間の情報共有が属人化:「EC担当が夜10時に店舗に電話して在庫確認」といった非効率な運用が行われています
  • 手作業による転記ミスと膨大な工数:「Excelでの在庫管理に毎日5時間」といった状況が生じています

これらの問題は、チャネルごとに管理ツールが分断されていることが原因です。ECはECカートやモール管理画面、卸売はWMSデータ、店舗はPOSデータといった具合に、それぞれ異なるシステムで管理されています。

これらを統合する「オムニチャネル在庫管理」システムは存在しますが、初期開発費用数百万円、月額コスト数十万円が必要となるケースが多く、実際には一部の大企業しか導入できない仕組みとなっています。中小企業は「必要性は分かっているが、コストが合わない」というジレンマに陥っているのが現状です。

Spesが目指す世界観

Spesは、中小メーカーや物販事業者の在庫・出荷・販売オペレーションを自動化し、「物流のことを考えなくても事業が回る世界」を実現するためのSaaSとして開発されています。

属人的な判断や手作業に依存した運用を減らし、データが自然につながる仕組みを提供することで、結果としてオペレーションコストを下げ、事業者が本来注力すべき「売ること」「ブランドを育てること」に集中できる環境を支援しています。

ネクストエンジン連携がもたらす3つの劇的変化

EC受注・出荷データのSpesへの自動連携で手作業がゼロに

ネクストエンジンで処理している新規受注、決済状況、出荷指示、出荷完了データなどをSpesへ自動的に取り込むことができます。これまで毎日数時間かかっていたEC在庫の手動更新作業が完全に自動化されます。深夜の在庫確認電話も、Excelへの転記作業も不要になります。

発注から販売までをつなげた収益管理で利益率が見える化

Spesでは、発注データを起点とした在庫管理が可能です。販売データと連携することで、「どの商品が、どのチャネルで、いくらの粗利を生んでいるか」がリアルタイムで可視化されます。適正在庫の維持や粗利改善につなげることができます。

EC・店舗・卸売・倉庫を横断した一元管理で売り越しゼロ、機会損失ゼロを実現

EC専業の事業者に限らず、店舗販売や卸売を併用する企業においても、すべての取引チャネルおよび倉庫ロケーションを一元管理できます。「店舗で売れたのにECでも注文が入ってしまった」という在庫の二重計上がなくなり、売り越しによる機会損失とクレーム対応が劇的に削減されます。

圧倒的な低価格を実現できる理由

従来のオムニチャネルシステムは、既存システムを後付けで繋ぐ「個別開発」が前提でした。そのため、初期開発費用だけで数百万円、さらに月額数十万円の運用コストが発生していました。

一方、Spesは在庫・出荷・販売データを分断させず、最初から「自動連携」を前提とした設計思想を採用しています。個別開発、複雑な初期設定、高額な運用コストを前提としない仕組みにより、この価格を実現しています。

従来システムとSpesの価格比較

従来のオムニチャネルシステムでは、初期費用が数百万円から、月額費用が数十万円から、年間コストは数百万円からとなっていました。

これに対し、Spes + ネクストエンジン連携では、初期費用10万円(税抜き)、月額費用15,000円(税抜き)、年間コスト28万円(初年度)となります。なお、Spes本体は初期費用・月額費用ともに永久無料です。

これにより、導入1年目のコストを95%以上削減することが可能になります。これは価格競争の結果ではなく、「物流を意識しなくても回る仕組み」を最初から設計していることによる必然的な価格だと同社は説明しています。

Spesのサービス概要

Spesは「すべての事業者に在庫管理を」をミッションに、在庫・発注・出荷・販売管理を誰でも簡単に行えるクラウドソフトを提供しています。

国内取引だけでなく、海外との取引にも対応しており、企業の受発注、入出庫、在庫管理を行える多機能クラウドソフトとして、在庫管理のDXを推進したいもののコストをかけられない中小企業に向け、豊富な機能を完全無償で提供しています。現在すでに2,000ユーザー様以上に利用されています。

日本のメーカー・小売企業には、その規模に関わらず、複数拠点での在庫保管や小売販売、卸売販売、EC販売、海外取引など販売チャネルの多様化が起こっています。しかし、日常業務に忙殺される中で、在庫管理の必要性を感じつつも後回しになっているのが実態です。

Spesは本当に必要な機能だけを直感的に使えるように設計されており、利用中のメーカー企業の中には、複数拠点の在庫確認や移動コストが月次で数十万円削減できたケースも出ています。

ソフトウェアの利用料は永久無償ですが、Spesを在庫・販売管理のプラットフォームとして無償で導入拡大後、データ入力代行や物流代行など中小事業者の課題を解決できるサービスを提供し、マネタイズしています。

Spes株式会社の会社概要

会社名は、Spes株式会社です。本社所在地は、東京都品川区西五反田7-21-11 第2TOCビル6階となっています。代表者は、代表取締役CEO 小林淳氏です。設立は2022年1月で、事業内容は、オールインワン型販売・在庫管理クラウドソフト「Spes(スペース)」の運営となっています。

なお、貿易事業などを展開して創業16年の株式会社アイディールの社内管理システムが元となり、2022年1月にSaaS事業を独立分社化させたのが同社となります。

今後も、物販事業者が物流やオペレーションの負担から解放され、持続的に成長できる環境づくりを支援していくとしています。

出典元:Spes株式会社

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ