
醍醐倉庫株式会社
EC通販およびネットショップ事業者向けに物流アウトソーシングサービスと販売代行サービスを提供する専門物流会社です。
単なる商品保管や発送代行にとどまらず、検品、セット組み、在庫管理、返品対応などのバックヤード業務全般をサポートし、貴社の業務効率化と売上アップに貢献いたします。さらに、当社の販売代行サービスを利用すれば、商品を預けるだけで楽天市場やYahoo!ショッピングでの販売が可能となります。
これにより、売上向上と物流支援を包括的にサポートいたします。
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この記事の目次
- 1 はじめに
- 2 設問1. どのくらいの頻度でInstagramを利用しますか?
- 3 設問2. Instagramでどのようなコンテンツを主に視聴しますか?
- 4 設問3. Instagramで知った商品やサービスを購入する際、特に決め手となったのはどれですか?
- 5 設問4. Instagramで知った商品を「購入しよう」と思った時、どのようにして購入に至りましたか?
- 6 設問5. Instagramで購入した商品にどのくらい満足していますか?
- 7 設問6. Instagramで購入した商品やサービスのジャンルは何ですか?
- 8 設問7. Instagramでの商品紹介について、より信頼できると感じる点は何ですか?
- 9 設問8. Instagramでの購入体験を向上させるために、具体的にどのような情報や機能があれば嬉しいですか?
- 10 まとめ
はじめに
Instagramは今や、潜在的な購買意欲を喚起する強力なECチャネルです。しかし、フォロワーは増えても、なぜか売上に繋がらないと悩む企業は少なくありません。
本記事では、ユーザーがInstagramで商品に触れた後、どのような心理でネットショップに辿り着き、購入を決めるのか、その裏側にある行動パターンを解説します。これらを理解することで、Instagramを真の収益源に変えるための戦略的ヒントが見えてきます。
事業者様にとっての新たな可能性のヒントになれば幸いです。
調査期間:2025年9月30日
調査対象:10~60代以上のInstagram利用者男女300人(男性123人、女性177人)
設問1. どのくらいの頻度でInstagramを利用しますか?

◆Instagram利用頻度から見るEC集客の鍵
Instagram経由で購入経験がある回答者のうち、実に8割以上が「週に2〜3回」または「ほぼ毎日」利用していることが判明しました。この高い利用頻度は、Instagramが生活に深く根付いた、購買意欲の高いアクティブユーザーを抱えるチャネルであることを明確に示しています。
この層に対し、EC事業者は単なる広告ではなく、ストーリーズやリールを活用した継続的かつ親近感のあるコンテンツ配信が有効です。ユーザーの日常的な接触習慣に合わせた一貫した情報発信こそが、リピート訪問と購買行動に繋がる鍵となります。
設問2. Instagramでどのようなコンテンツを主に視聴しますか?

◆購買につながるInstagramコンテンツの傾向
Instagram経由での購入経験がある消費者は、「趣味・ライフスタイル」「美容・ファッション」「グルメ・カフェ」といった、視覚的な共感を呼ぶコンテンツを主に視聴していることがわかりました。これは、EC事業者が単に商品を陳列するのではなく、商品が使われる「シーン」や「世界観」を伝えるコンテンツが購買に繋がりやすいことを示唆します。
一方で、「商品紹介・レビュー動画」や「企業の公式アカウント」といった直接的な販促コンテンツの視聴は少数派です。EC事業者は、直接的な広告よりも、ユーザーの日常に溶け込む「ライフスタイル提案型」のコンテンツを強化すべきでしょう。
設問3. Instagramで知った商品やサービスを購入する際、特に決め手となったのはどれですか?

◆Instagram購買の決め手は「共感」と「具体性」
Instagram経由での購買の決め手として、「商品の使用感が写真や動画でわかりやすかった」ことと、「写真や動画の雰囲気が非常に魅力的だった」ことが突出して上位を占めました。これは、ユーザーが商品のリアルなイメージ(具体性)と、ブランドの世界観(共感性)の二点を重視していることを示しています。
一方、インフルエンサーの推薦やレビューは二次的な要素となっています。EC事業者は、単に人を介した宣伝に頼るだけでなく、自社の商品コンテンツ(写真・動画)の質を徹底的に高め、使用イメージを明確に伝えることが、購入に繋がる最も重要な施策と言えるでしょう。
設問4. Instagramで知った商品を「購入しよう」と思った時、どのようにして購入に至りましたか?

◆Instagram購買行動、7割超が「検索」経由
Instagramで商品を知った後の購買行動は、商品名やショップ名を「検索」して購入に至るパターンが約7割を占めることが判明しました。これは、消費者が衝動的に購入するのではなく、一度アプリを離れて自ら能動的に情報確認や比較検討を行っていることを示唆します。
一方、Instagram内のリンクやショップ機能からの直接購入は少数にとどまっています。EC事業者は、Instagramでの訴求力を高めるだけでなく、検索後のECサイトでの情報提供の質を高めることや、正確なショップ名・商品名の認知を高めることが重要です。
設問5. Instagramで購入した商品にどのくらい満足していますか?

◆Instagram経由の購買、満足度は高いが「もう一歩」の壁
Instagramを通じて商品を購入した消費者のうち、「満足」「非常に満足」を合わせた層が全体の約8割弱を占め、高い満足度にあることが判明しました。これは、Instagramでの訴求力や商品選定が的確であることを示しています。
しかし、「どちらとも言えない」層も63人と少なくありません。この層は、「期待はずれではなかったが、感動もなかった」という状態を示唆します。EC事業者は、単に購入させるだけでなく、同梱物やアフターフォローなど、「期待を超える体験」を提供することで、この層を「非常に満足」のロイヤル顧客へと育成する余地があると言えます。
設問6. Instagramで購入した商品やサービスのジャンルは何ですか?

◆Instagram購買は「視覚的ニーズ」と「日常消費」が両輪
Instagram経由で購入された商品は、「美容・コスメ」がトップで、次いで「ファッション」「食品・飲料」がほぼ同率で続きました。これは、Instagramの強みである視覚的な訴求力が、見た目や使用感が重要となるジャンルで、購買に直結していることを示しています。
一方、「食品・飲料」や「日用品・雑貨」といった日常的な消費材も高い割合を占めています。EC事業者は、これらのジャンルにおいて、単に商品を並べるのではなく、リールやフィードで商品の「使い方」や「ライフスタイル」を具体的に提案することで、購買意欲をさらに刺激できるでしょう。
設問7. Instagramでの商品紹介について、より信頼できると感じる点は何ですか?

◆Instagram購買の信頼度を高める「リアルな使用感」
Instagramでの商品紹介で、消費者が最も信頼できると感じるのは「実際に使っている様子がリアルに伝わる写真や動画」でした。次いで、「良い点だけでなく、正直な感想も伝えている」ことが重視されており、ユーザーが広告的な演出よりも、購入後のイメージが湧く「真実味」を求めていることがわかります。
EC事業者は、単に商品を綺麗に見せるだけでなく、クリエイターに正直な意見を含めてもらうことや、日常の中で実際に使われているシーンを丁寧に伝えるコンテンツ制作に注力することで、ユーザーの信頼を得て購買意欲を確実につなげることができるでしょう。
設問8. Instagramでの購入体験を向上させるために、具体的にどのような情報や機能があれば嬉しいですか?

◆購入体験向上には「正直な説明」と「リアルな情報」が不可欠
Instagramでの購入体験向上の要望として、「商品のメリット・デメリットが詳しく説明されている」ことが最も多く挙げられました。これは、ユーザーが企業やクリエイターの正直さを求めていることを示しています。
次いで、「サイズ感や素材感がわかること」「色違いや使用例が豊富にあること」といった、視覚的なリアリティの向上が強く求められています。
EC事業者は、単に商品を良く見せるだけでなく、動画や写真で商品の短所を含めた正直な情報開示に努め、購入後のイメージギャップを防ぐための詳細なビジュアルコンテンツを拡充することが大切です。これが、購買意欲と購入後の満足度を高める鍵となります。
まとめ
今回の調査から、Instagramは高頻度利用層に支持され、購買のきっかけとなる強力なチャネルであることがわかりました。しかし、ユーザーの多くはアプリ内で衝動買いせず、商品名やショップ名を検索してから購入に至っています。
成功の鍵は、コンテンツの質と検索後のECサイト体験にあります。魅力的かつ「正直な使用感」を伝えるコンテンツで興味を引き、検索後に訪れたECサイトでサイズ感や素材感などの詳細な情報を充実させることで、不安を解消し、確実に購買と満足度向上に繋げることが重要です。
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