グローバルオンラインマーケットプレイス「Temu(ティームー)」は、日本でのサービス開始から2周年を迎えた2025年7月、世界的調査会社Ipsosに委託して、日本のオンラインショッピング利用実態と消費意識に関する特別調査を実施しました。
調査対象は全国の20〜60代男女2,000人で、過去1か月以内にネットショッピングを利用した経験を持つ層に絞っています。

日本の消費者は「安さ+品質」を両立志向

物価上昇が続くなか、回答者の約7割が「安さを優先するが品質は一定以上」と回答。単なる低価格追求ではなく、品質とのバランスを取る“高コスパ志向”が浸透している様子がうかがえます。
また、「安いのにしっかりした商品を買える」と感じる人は6割を超え、コストパフォーマンスを軸にした購買行動が主流になりつつあります。

節約行動は日常化

月1回以上オンラインショッピングを利用する人は8割に達し、そのうち約4割が「セールやクーポンの活用」「安価商品の探索」「不要なものは買わない」といった節約行動を日常的に実践。お得感を求めるだけでなく、計画的かつ成熟した買い物スタイルへ移行していることが見て取れます。

Temuは節約ニーズにマッチ

Temu利用者の約7割が好意的な評価を寄せ、「家族や友人に薦めたい」と回答。さらに4分の3が「日常の支出で節約を実感」と答えており、物価高のなかで同社のサービスが節約志向に合致していることが明らかになりました。
利用者満足度が高いポイントとして「値段の割に使いやすくお得」という声が多く、約3割は他のECサイトよりも頻繁にTemuを利用していると答えています。

市場への影響と今後の展望

こうした結果から、日本の消費者は価格と品質の納得感を求める傾向を一層強めており、Temuのような高コスパ提供型のプラットフォームは利用拡大の余地が大きいと考えられます。
同社は引き続き商品ラインナップやサービス改善を進め、日本市場における存在感をさらに高めていく見通しです。

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