企業のポイント交換・発行を実現するポイントソリューションを運営するジー・プラン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員社長:竹内 庸真)は、定期的に実施している「ポイントサービスに関する市場調査」の2025年版について、Z世代(10~20代の学生・社会人)と専業主婦のポイントサービス利用実態を深掘りした結果を公開されました。

この分析結果では、それぞれのライフスタイルにおけるポイント活用の特徴や意識の違いが明らかになっています。公開された記事では、詳細な調査結果を確認することができます。

Z世代のポイントサービス利用実態

Z世代におけるポイントサービスの利用状況は、学生と社会人(有職者)で異なる傾向が見られることが明らかになりました。

貯めているポイント・最も貯めているポイント:学生は「PayPayポイント」、社会人は「楽天ポイント」が主流

調査によると、Z世代の中で学生が主に貯めているポイントは「PayPayポイント」(59.8%)がトップで、次いで「楽天ポイント」(35.6%)、「LINEポイント」(33.3%)という結果になっています。この傾向から、学生は日常的に利用するコミュニケーションツールやアプリと連携した決済サービスを重視していることがうかがえます。

一方、社会人(有職者)では「楽天ポイント」(57.0%)が最も多く、「PayPayポイント」(46.3%)、「Pontaポイント」(38.3%)と続いており、共通ポイントをより積極的に活用している傾向が見られます。

つまり、Z世代の中でも学生はスマホ決済由来のポイント志向が強く、社会人(有職者)は汎用性や利便性を重視して楽天ポイントを中心に共通ポイントを選ぶ傾向があることが分かりました。

年間獲得ポイント:社会人は学生の約2倍、ポイント活用による"実利"に大きなギャップ

調査結果によると、1年間に貯めたポイントの平均額は、学生が12,050円であるのに対し、社会人(有職者)は22,256円と学生の約2倍になることが明らかになりました。この差は、社会人のほうがクレジットカードや携帯・金融サービスなど、日常的な決済額の増加に伴う高額ポイントの獲得機会が多いためと考えられます。

このことから、Z世代内でも、学生と社会人(有職者)でポイント活用による"実利"の感じ方に大きなギャップがあることが分かりました。

キャッシュレス決済の利用実態:学生は「QRコード・バーコード決済」、社会人は「クレジットカード」が主力

最も利用しているキャッシュレス決済についての調査では、学生は「QRコード・バーコード決済」(36.7%)が最も多く、スマホを活用した決済に慣れている様子がうかがえます。また「交通系ICカード」(11.9%)の利用も比較的高い割合を示しています。

一方、社会人(有職者)は「クレジットカード」(37.2%)と「QRコード・バーコード決済」(31.4%)の両方が高い結果となりました。これらの結果から、Z世代内でも、学生は"スマホで手軽に"、社会人(有職者)は"クレジットカードでしっかり"といった違いが決済スタイルに表れていることが分かります。

※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

専業主婦のポイントサービス利用実態

専業主婦は、日々の生活に密着した形でポイントサービスを賢く活用しており、その利用動向には独自の傾向が見られることが調査で明らかになりました。

貯めているポイント・最も貯めているポイント:「楽天ポイント」が圧倒的支持、「生活密着型ポイント」を重視

調査によると、専業主婦が貯めているポイントは「楽天ポイント」(72.6%)が全体(65.3%)を大きく上回り最多となりました。さらに「WAONポイント」(44.6%)は全体(27.3%)を大きく上回り、「スーパーや百貨店の独自ポイント」(35.3%)も高い割合を示しています。

この結果から、専業主婦は日常の買い物において特定の店舗やチェーンが発行する独自ポイントを重視していることがうかがえます。一方、PayPayポイントは専業主婦では39.6%と全体(46.1%)よりやや低い結果となり、リアル店舗での決済手段の使い分けをしている可能性が考えられます。

総じて、専業主婦は日常の買い物に密着したポイントを幅広く活用していることが明らかになりました。

複数のポイントを賢く使い分け、高いポイント活用意識

専業主婦の貯めているポイントの数では、「1個」と回答した割合が10.9%にとどまり、全体(17.6%)より6.7ポイント低いことが分かりました。この結果から、専業主婦は単一のポイントにこだわることなく、生活の中で複数のポイントを使い分けながら賢く活用している傾向がうかがえます。

また、最も貯めているポイントを貯めている理由としても、「日常生活で貯まる場所が多いから」(65.3%)が最も高く、さらに「キャンペーンでお得に貯まる機会が多いから」(22.1%)や「ポイントの還元率が高いから」(18.2%)といったお得感に関する項目も全体より高い結果を示しており、ポイント活用に対する意識の高さが感じられます。

年間獲得ポイント:平均26,426円と全体より高く、"実利"を強く実感

調査によると、専業主婦が1年間に貯めたポイントの平均額は26,426円と全体(25,087円)を上回る結果となりました。分布を見ると、専業主婦では「1万円以下」が25.1%と最も多く、次いで「5千円以下」(23.2%)、「2万円以下」(16.4%)と続いています。

また、「5万円以下」(15.1%)や「それ以上」(9.2%)といった比較的高額な層も一定数存在することが分かりました。一方、「1千円以下」と回答したのは11.1%と、全体(14.1%)よりもやや少なく、少額の層は少ない傾向にあります。

この結果から、専業主婦はポイント活用による実利をしっかり得ており、特に中~高額帯での実感が強い層が目立つことが明らかになりました。

調査概要

調査期間:2024年12月24日~12月27日
調査方法:インターネット調査(外部調査機関 株式会社マーケティングジャンクションに委託)
対象者数:6,000名(男性3,000名 女性3,000名)
年齢層 :10代~20代、30代~40代、50代~60代
対象地域:全国

※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。

調査項目一覧

・貯めているポイント(MA)
・最も貯めているポイント(SA)
・貯めているポイントの数(SA)※選択肢数を元に集計
・最も貯めているポイントを貯めている理由(MA)※全体および銘柄別集計
・最も貯めているポイントを貯めるために利用しているサービス(MA)
・最も貯めているポイントをリアル店舗で貯める際のアプリの利用頻度(SA)
・1年間で貯めたポイントの価値(金額に換算して自由回答)※平均値および選択肢化した集計
・ポイントによる行動や選択の変化(SA)
・ポイント交換サービスの利用経験(SA)
・各共通ポイントに対するイメージや印象(各MA)※Vポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、PayPayポイントを対象
・ポイントについての自由意見(FA)
・最も利用しているキャッシュレス決済(SA)
・最も利用しているキャッシュレス決済を利用する理由(MA)
・キャッシュレス決済を利用する際のポイントサービスに対する意識(SA)
・キャッシュレス決済を利用する際のポイントサービスの利用方法(MA)
・対象者属性(性別/年代/婚姻状況/職業/居住エリア)

ジー・プランについて

ジー・プラン株式会社は、24年間培ってきたポイントサイト、メディア、プラットフォームサービスの運営実績、および各社との協業関係を活かし、企業や法人のマーケティング課題解決に取り組んでいます。

出典元:ジー・プラン株式会社 プレスリリース

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