イルグルム、マーケティング施策をAIが自動解析する「AI企画推定機能」を『AD EBiS Campaign Manager』に搭載、属人化防止と組織的ナレッジ蓄積を実現

株式会社イルグルム（本社：大阪市北区、代表取締役社長：岩田進）が、マーケティング・キャンペーン・マネジメント・プラットフォーム『AD EBiS Campaign Manager』に、AIが過去の施策から企画情報を自動で推定する新機能『AI企画推定機能』を2025年7月23日より提供開始することを発表しました。この機能により、過去の施策内容をAIが解析し、ターゲットや訴求内容、構成要素などの企画情報を自動で抽出・言語化することが可能になります。これまで属人的だった施策設計内容が可視化され、再利用可能な組織の資産として蓄積できるようになります。

背景

『AD EBiS Campaign Manager』は、マーケティング施策のPDCAを支援するSaaSツールとして開発され、施策の記録・振り返りから次回施策の立案支援までを一貫してサポートしています。これまでも蓄積された施策データをもとに、AIが改善提案を行うことでデータドリブンなマーケティングを推進してきました。

しかしながら、従来のシステムではAIによる提案を得るためには、ユーザーがツール上に施策内容を登録し、一定数の施策データを蓄積する必要がありました。そのため、導入初期段階や施策数が限られているフェーズでは、改善サイクルを十分に回しきれないという課題が存在していました。

アップデートの概要

今回のアップデートでは、AIが過去に実施された施策に含まれる情報を基に、企画情報を自動で推定・言語化する『AI企画推定機能』が新たに搭載されました。この機能により、施策データが十分に蓄積されていない導入初期の段階からでも、迅速に改善サイクルを開始することが可能になります。

主な特長

特長1：AIが多様な施策内容を解析し、企画情報を自動で整理

AIが、実施済みの施策に含まれる媒体構成、広告配信設定、クリエイティブなど多様な情報を解析し、「誰に」「何を」「どう伝えたか」といった企画情報を自動で抽出・言語化します。ターゲット、訴求内容、目的などが体系的に整理され、記録作業の負担を軽減しつつ、施策の全体像を正確に可視化できるようになります。

※本機能の解析対象は、今後段階的に拡充予定です。

特長2：施策データが少ない初期段階から活用可能

従来のシステムでは、一定のデータを蓄積しなければAIによる改善提案を受けることができませんでしたが、本機能により、導入初期など施策数が限られている段階でも、AIが施策内容をもとに企画情報を自動で整理し、改善の提案を行えるようになりました。これにより早期から振り返りと改善に取り組むことができ、施策の見直しや次の打ち手の検討がスムーズに行えるようになります。

特長3：使うほどに提案の精度が向上し、ナレッジが蓄積

AIが自動で整理した情報はそのまま学習データとして蓄積されるため、システムを使えば使うほど提案の精度と施策の質が高まっていきます。さらに、チーム内でのナレッジ共有や施策の再利用も促進され、マーケティング業務の属人化解消にもつながります。

サービス概要

サービス名：AD EBiS Campaign Manager【AI企画推定機能】

提供開始日：2025年７月23日

価格　　　：AD EBiS Campaign Managerは、月額25,000円 ～　

※AI企画推定機能は、アドエビスのご利用が前提となります。

「アドエビス」について

アドエビスは、高精度なデータで意思決定を支える広告効果測定プラットフォームです。ユーザーのプライバシーにも配慮した計測データと、その分析・活用を通して企業がすすむべき未来を示します。

「AD EBiS Campaign Manager」について

AD EBiS Campaign Managerは、マーケティング施策の実行から振り返り・改善までを一貫して支援するマーケティング・キャンペーン・マネジメント・プラットフォームです。施策情報の整理・ナレッジの蓄積・AIによる提案を通じて、属人化を防ぎ、成果につながる再現性のあるマーケティング体制を実現します。

株式会社イルグルム（YRGLM Inc.）について

大阪本社：〒530-0001　大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスENTオフィスタワー8F

東京本社：〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町12F

代表者：岩田 進

設立：2001年6月4日

事業内容：マーケティングDX支援事業、コマース支援事業

マーケティング施策の効果測定と改善は、多くの企業が抱える課題となっています。特に属人的なノウハウに依存しがちなマーケティング領域では、過去の施策から学び、組織的に知見を蓄積していくことが重要です。イルグルム社が提供するAI企画推定機能は、このような課題に対応し、マーケティング活動の可視化と効率化を実現するものといえるでしょう。

この新機能により、マーケターは過去の施策を分析する時間を削減し、より戦略的な思考や創造的な企画立案に集中できるようになります。また、チーム内での知識共有が促進されることで、メンバーの異動や退職によるナレッジの損失リスクも軽減できます。

さらに、AIによる自動推定機能は使えば使うほど精度が高まるため、長期的に見ればマーケティング施策の質そのものの向上にも寄与することが期待されます。特に、デジタルマーケティングの領域ではデータ駆動型の意思決定がますます重要になっており、こうしたAIツールの活用は今後さらに広がっていくものと思われます。

イルグルム社は2001年の設立以来、マーケティングDX支援事業を展開してきた実績を持ち、今回の新機能リリースもその延長線上にあるものです。今後も同社からはマーケティング領域における革新的なソリューションの提供が期待されます。

出典元：株式会社イルグルム プレスリリース