
株式会社IZUMI(本社:東京都中央区京橋、代表取締役:藤本卓治)が提供するマルチチャネルEC一元管理サービス「クロスマ」において、多くのユーザーから要望があった「Shopify」連携機能が正式にリリースされました。この新機能により、Amazonの商品情報を活用したShopifyへの簡単出品や、在庫・価格の自動連携、注文から出荷までの自動化が実現します。
本機能の実装により、ECサイト運営者はAmazonとShopify間の連携をスムーズに行うことができ、複数モールでの出品・在庫管理の負担を大幅に軽減できるようになります。特に「たった2クリック」で商品展開ができる簡便さと、モール間の在庫・価格の自動連携による売り越し防止が大きな特徴となっています。

この記事の目次
主なアップデート内容
ポイント1:Amazon→Shopifyへの出品がもっと簡単に
今回のアップデートでは、AmazonからShopifyへの商品出品プロセスが大幅に簡略化されました。具体的には以下の機能が実装されています:
- ASIN情報をもとに、Amazonの商品情報を読み込み、Shopifyにワンクリックで出品することが可能になりました
- HTML知識不要で、Amazonの商品説明文を自動でShopify用に適したフォーマットに変換・生成します
- 商品カテゴリ情報もAmazonとShopify間で自動的に紐づけられるため、手動での設定が不要になりました
- 商品ごとに異なる配送リードタイムや送料設定にも柔軟に対応できるようになっています
これまでShopifyへの出品作業は複雑で時間がかかるものでしたが、「クロスマ」の新機能により「たった2クリック」で完了するようになりました。これにより、EC運営の経験やHTML等の専門的なスキルに関係なく、どなたでも簡単に商品を展開することが可能になります。
特に多数の商品を扱うセラーにとって、この機能は商品登録に費やす時間を大幅に削減し、ビジネスの成長に集中できる環境を提供します。また、商品情報の入力ミスなどのヒューマンエラーも防止できるため、出品品質の向上にも寄与します。
ポイント2:価格・在庫の自動連携で"売り越しゼロ"を実現
複数のECモールで販売する際の最大の課題の一つが、在庫と価格の管理です。「クロスマ」の新機能では、この課題を解決する以下の機能が提供されています:
- AmazonとShopifyを含む全てのモール間で、在庫数をリアルタイムに自動連携します
- Amazonでの価格変動に応じて、Shopify側の販売価格も自動的に調整されます
- バリエーション商品の価格差(±50%以内)にも対応可能で、柔軟な価格設定が可能です
これらの機能により、常に最新の在庫状況と価格情報を維持することができ、販売機会のロスを最小限に抑えることが可能になります。また、在庫や価格の手動更新作業が不要になることで、ヒューマンエラーによる過剰販売(売り越し)や機会損失を防ぐことができます。
特に繁忙期や大型セールなど、注文が集中する時期でも、リアルタイムでの在庫連携により安心して販売を続けることができます。これは顧客満足度の向上にも直結し、「注文したのに在庫切れだった」というネガティブな顧客体験を防ぐことができます。
ポイント3:注文〜出荷までも完全自動化
注文処理から配送までのフローも、「クロスマ」の新機能によって効率化されます:
- Shopifyで注文が発生した際に、お客様へのサンクスメールを自動で送信します
- FBAやSTOCKCREWなどの物流サービスと連携し、自動で出荷依頼を行います
- 出荷完了後は、配送情報や実績をShopify側に自動的に反映させます
モールが増えても運用は変わらずスムーズに行うことができます。また、自社で配送を行う「自己配送」のスタイルにも対応しており、各ECセラーの運用スタイルに応じた柔軟な対応が可能となっています。
これにより、ECモールの増加に伴う運用負荷の増大を抑制し、少人数でも効率的に複数モールの運営を行うことができます。特に人手不足が課題となっている中小規模のEC事業者にとって、この自動化機能は大きな価値を提供するでしょう。
利用料金について
「クロスマ」のShopify連携機能は、既存ユーザーにとっては嬉しいお知らせとなっています。すでに「クロスマ」をご利用中のユーザーは、Shopify連携機能も追加費用なしでご利用いただけます。これにより、既存ユーザーは追加投資なしで新たな販売チャネルを拡大することができます。
初めて「クロスマ」をご利用になる方は、以下の料金体系でサービスをご利用いただけます(いずれも税別価格):
- 初期費用:30,000円
- 月額費用:14,800円(固定)
また、楽天市場やYahoo!ショッピングへの出店準備(ロゴやバナー制作・設置など)を代行するサービスも別途30,000円(税別)で提供されています。これにより、ECモールへの新規出店の際の初期設定の負担も軽減されます。
定額制の料金体系により、販売数や取引額に関わらず安定したコストでサービスを利用できるため、予算管理がしやすいのも特徴です。また、複数のモールを運営する際に発生する様々なツールコストを一本化できるメリットもあります。
今後の展望
株式会社IZUMIは今後も「クロスマ」の対応モールや機能を随時拡充し、EC事業者の業務自動化や売上拡大をトータルでサポートしていく方針です。ECモールの多様化が進む中、一元管理ツールの重要性はさらに高まると予想されます。
今回のShopify連携機能の追加は、近年急速に普及しているShopifyへの対応を求める声に応えたものであり、ユーザーのニーズを重視したサービス開発の姿勢が表れています。今後も市場のトレンドやユーザーからのフィードバックを取り入れながら、さらなる機能拡充が期待されます。
マルチチャネル展開を考えるEC事業者にとって、「クロスマ」は運用効率化と売上拡大の両面からビジネスをサポートする強力なツールとなるでしょう。
株式会社IZUMI

「クロスマ」はAmazonを起点とした複数モールへの同時出品、自動での価格・在庫変更、各モールの受注のマルチチャネル自動連携を強みとする、定額制WEBサービスです。
所在地:東京都中央区京橋1丁目6-12 NS京橋ビル5F
代表者:代表取締役 藤本 卓治
出典元: 株式会社IZUMI プレスリリース