国内での不正検知サービス導入実績第1位の(※1)かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩井裕之、以下「Cacco」)が、EC事業者向けの不正アクセス検知サービス「O-MOTION」と不正注文検知サービス「O-PLUX」を統合したことを発表しました。統合により、2つのサービスはオールインワンのセキュリティ対策「O-PLUX Account Protection」と「O-PLUX Payment Protection」として新たに再編されました。これにより、EC事業者はアカウントの保護から決済時の不正対策までを一貫して実施することが可能になりました。
※1:株式会社東京商工リサーチ「日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービス導入サイト件数調査」2024年3月末日時点
統合および再編の背景
クレジットカードの不正利用が深刻化している近年では、2024年の被害額が過去最高の550億円に達する見込みです(※2)。この状況は2020年以降の5年間で悪化し続けており、クレジットカードは経済安全保障の観点から極めて重要なインフラとされています。
さらに、改正割賦販売法に基づく「クレジットカード・セキュリティガイドライン6.0」では、「不正利用対策」が求められており、特に決済前に適切な不正ログイン対策、決済時にはEMV3-Dセキュアの導入が重要視されています(※3)。全体を通した一貫した対策の実施が今後の不正利用対策の主流と見なされており、EMV3-Dセキュアと不正検知システムを併用するEC事業者の割合が2023年から2024年にかけて9ポイント増加しています(※4)。
このような背景を受け、CaccoはEC事業者がより効果的に不正対策を行えるよう、不正検知サービスのリニューアルを実施しました。
※2:クレジットカード不正利用被害の発生状況(一般社団法人日本クレジット協会)2025年3月
※3:「クレジットカード・セキュリティガイドライン 【6.0 版】」(クレジット取引セキュリティ対策協議会)2025年3月
※4:「EC事業者実態調査」(かっこ株式会社)2024年12月
Caccoが提供する不正検知サービスの特長
1. 国内導入実績No.1
110,000以上のサイトで決済時のネガティブデータを共有しています。
2. 高い検知精度の実現
デバイスフィンガープリント(※5)技術を用い、端末の同一性やBOTを判断します。EMV3-Dセキュアと併用した重層的な対策も可能です。
3. データサイエンス技術によるスピーディーな運用
専任コンサルタントと機械学習により、新しい不正手口への迅速な対応が可能です。
4. 簡単に導入可能
多くのECシステムと標準連携が可能で、TAGを埋め込むことで不正ログイン対策を実現します。
5. トライアル利用が可能
導入前に精度や運用イメージを確認できます。
※5:デバイスフィンガープリントは、特定の端末に固有の情報を取得して識別する技術です。

Caccoは、セキュリティやデータサイエンス技術を基に、企業の課題解決をサポートしています。特に、不正検知サービス「O-PLUX」は、業界No.1の導入実績を誇り、オンライン取引の安全性を高めるためのさまざまなサービスを展開しています。
同社は不正検知から情報漏洩対策まで、業界をリードする技術を駆使して、安全なインターネット取引の実現を目指しています。
出典元: かっこ株式会社 プレスリリース