テレ株式会社がボイスコマースプラットフォーム「テレAI」の機能を強化

テレ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO平野晃弘)が、自社の自動応答受注サービス「テレAI」の機能を強化し、株式会社SUPER STUDIOが提供する統合コマースプラットフォーム「ecforce」へのデータ連携を向上させたことを発表しました。新しいスローガン「さあ行こう!次のワクワクする世界へ」のもと、同社はボイスコマースプラットフォームを展開しており、ecforceを利用するコマース事業者はテレAIを通じて受注したデータをまとめて取り込むことができるようになります。

▪️機能アップデートの背景

このアップデートは、EC事業者に「WEB広告経由での電話注文」という新しい販売チャネルの導入を目指して行われました。CPO改善プランでは、受注データの納品作業をテレ株式会社にアウトソーシング可能で、業務の負担を軽減しつつCPOを改善することができる仕組みです。しかし、受注データの納品後はEC事業者がECカートに手動で入力する必要があり、作業の負担が残っていました。

そのため、テレAIの機能をアップデートし、「ecforce」への受注データを一括取り込みできるようになります。EC事業者はテレAIの管理画面からワンクリックでecforce向けの受注データをCSV形式でダウンロードし、そのCSVデータをecforceにアップロードするだけで業務が完了します。このアップデートにより、注文数が増加しても作業負担が軽減され、手作業による誤りの心配もなくなります。

今後はecforceとのさらなる連携を進めていく方針です。

▪️成熟期のEC業界で「自動応答受注という新たな販売チャネル」を構築するテレAIとは

経済産業省の調査によると、BtoC物販分野の市場規模は2022年から2023年にかけて成長率が4.83%と過去10年間で最も低い結果になっています。また、2021年から2022年の成長率は5.37%で、全体的に鈍化しているトレンドが見受けられます。

さらに、野村総合研究所によると、60代の58%、70代の80%がEコマースを利用していないという結果が出ています。このことから、約2,200万人がECを利用していないと推定され、EC業界では商品価値の向上に加え、販売方式の工夫が求められています。

このような背景の中、テレ株式会社はテレAIに「AI自動応答で注文まで完結し、24時間365日稼働する」という機能を搭載しました。これにより、ITリテラシーに影響されることなく、誰でも簡単に電話を使ってEコマースでの注文が行えるようになります。これまでは会員登録やパスワード管理に不安を抱えるユーザーや、スマートフォン操作に不慣れな人々からの購入が難しかった状態でしたが、テレAIにより彼らもECを利用できるようになりました。

これによって、EC事業者はコストや人手不足により24時間365日の有人コールセンターを設けることが難しくても、コストを抑えながら電話注文チャネルを構築でき、顧客獲得の幅を広げることが可能となります。

【テレAIのサービスイメージ図】

テレ株式会社は「誰もが欲しいと思う商品を欲しいと思うタイミングで慣れ親しんだ方法で注文できる」というビジョンのもと、今後もサービスの開発を進めていく方針です。

出典元:テレ株式会社

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