東急不動産とFree Standardが「ReLIKE」サーキュラーストアを2025年4月にオープン

株式会社リテールニュースでは、東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明)とFree Standard株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:張本 貴雄)がFree Standard初の実店舗を開設することをお知らせいたします。この店舗はブランドが集めた商品に正規のガイドラインに従ったメンテナンスを施し販売するサーキュラーストア「ReLIKE(リライク)」です。

■ 取り組みの背景

東急不動産ホールディングスは、環境経営を企業の基本方針として事業運営を行っています。Free Standardが展開するブランド認定リコマース事業を通じて「二次流通市場に新たな価値を創造する」取り組みに賛同し、昨年、渋谷サクラステージ内のスタートアップ支援エリアに入居することを決定しました。

この度、スタートアップ支援の一環として、渋谷のさらなる活性化を目指す取り組みの一部として、Free Standardのブランド認定サーキュラーストアがオープンする運びとなります。広域渋谷圏にある既存のビルストックを活用し、環境問題にも引き続き取り組んでいく方針です。

■ ブランド認定サーキュラーストアとは

ReLIKE(リライク)では、ブランドの規定に従って整備やクリーニングが施された高品質で本物保証の商品を販売予定です。これにより消費者は、新品と比較してお得に安心して高品質なアイテムを購入することができると考えています。

また、二次流通市場から商品を購入した顧客は、ブランド直営店などの一時流通市場で新たな商品購入をする傾向があり、これがブランドにとっては新規顧客層を取り込むチャンスを提供するほか、製品を長く愛用してもらうことで環境問題への貢献にもつながります。

ブランド認定の二次流通は、世界的に急速に広がっていますが、日本国内ではまだ少ない分野です。だからこそ、この店舗ではECでの販売のみならず、実物を見てその品質を実感できる機会を提供し、ブランド認定ストアの認知度を向上させるために実店舗に挑戦します。また、店舗内では各ファッションブランドが行う環境への取り組みを紹介するスペースも設ける予定です。

■ “ここならでは”のショッピング体験を提供

この店舗は、ブランド認定されたセレクトショップとしての特性を活かし、月ごとにテーマを設定して4月にはベーシックアパレル、5月にはインポートファッション、6月にはスポーツブランドなど、取り扱うブランドや商品ラインナップを大幅に入れ替えます。リコマース商品ならではの多様なアイテムを毎月展開し、訪れるたびに新たな発見がある独自のショッピング体験を提供します。

さらに、ブランド認定品としてリコマース商品の販売に加えて、ブランドとの連携による「日本未発売の本国アーカイブ品の販売」や「発売前の新商品展示」など、“ここならでは”の体験を提供するイベントも計画中です。

■ 既存ビルの有効活用・什器等への環境配慮素材の使用

店舗は、代々木公園や渋谷公会堂の近く、個性的で革新的なブランドが集まる神南エリアに位置します。これまで主にECサイトでの販売を行ってきたFree Standardにとって、リアルな販売機会を提供する新たな挑戦であり、東急不動産による新たな渋谷のスポットとしての魅力を引き出すことを目指します。

この店舗のビルは、開業のために耐震補強工事を施した既存の建物を活用します。また、Free Standardは店舗什器に木製パレットの廃材を使用し、環境に配慮した店舗設計を行います。

■ 店舗概要

店舗名:ブランド認定サーキュラーストア『ReLIKE』 渋谷店

所在地:東京都渋谷区神南1丁目7−7 渋谷公園通りNNビル

オープン日:2025年4月7日(月曜日) 11:00オープン

営業時間:11:00~19:00

定休日:なし(ただし年末年始にクローズの可能性あり)

ECモール: https://re-like.jp/

■ 東急不動産とFree Standardのこれまでの取り組み

これまでFree Standardは、東急不動産との連携施策のもとで、商業施設内で何度もリコマース商品の販売イベントを実施してきました。

両社は今後もリテール業界と協力しながら、ファッションの持続可能性を推進するための取り組みを進めていく予定です。

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ