【お客様アンケート】ネットショップの定期購入についての実態調査
この記事の執筆者

醍醐倉庫株式会社

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はじめに

EC市場で成長を続ける定期購入サービス。本記事では、実際の利用者アンケートに基づき、その利用実態、満足度、不満点、そして今後の利用意向を詳細に分析しました。今後の定期購入サービスの改善、ならびに、企画立案の参考になれば幸いです。

調査期間:2025年3月5日
調査対象:20~60代以上のネットショッピングの利用経験者男女300人(女性162人、男性138人)

設問1. 現在、いくつの商品を定期購入していますか?

この調査結果から、「1つ」の商品を定期購入している層が最も多いことがわかりました。一方で、「2~3つ」の商品を定期購入している層も存在し、複数の商品を定期購入するニーズも一定数あることが伺えます。さらに、「4つ以上」の商品を定期購入している層も確認されました。

この結果から、定期購入サービスは、1つの商品を継続的に利用する目的で利用されることが多い一方で、複数の商品を定期購入する層も存在することが明らかになりました。

設問2. 現在、定期購入している商品で一番利用しているジャンルを教えてください。

この調査結果から、「健康食品・サプリメント」が最も多く利用されていることがわかりました。健康志向の高まりや、継続的な摂取が必要な商品特性が、定期購入との相性が良いと考えられます。

次に多かったのは「食品」で、日々の食生活を支える上で、定期購入の利便性が高いことが伺えます。また、「日用品」「飲料」「化粧品」といった、日常的に消費する商品も上位にランクインしており、これらの商品は、買い忘れ防止や、安定的な供給を受ける目的で定期購入が利用されていると考えられます。一方、「ペット用品」や「書籍・雑誌」の利用は少ない結果となりました。

設問3. 定期購入を始めたきっかけとして、最も当てはまるものを教えてください。

この調査結果では、「価格が安い」と「定期的に届くのが便利」がほぼ同数で、上位2つを占めました。「価格が安い」からは、お得感を求める消費者の心理が、「定期的に届くのが便利」からは、利便性を重視する傾向が見て取れます。

「買い忘れを防げる」も一定数あり、日々の生活で必要なものを、確実に手に入れたいというニーズも表れています。一方、「限定商品がある」や「その他」は少数にとどまりました。

この結果から、価格や利便性が、定期購入の利用を促進する上で重要な要素であることがわかります。

設問4. どのようなサイトで定期購入を利用していますか?

この調査結果では、「Amazon」が最も多く、全体の半数以上を占めました。Amazonの豊富な品揃え、配送の速さ、使いやすさなどが、利用者に選ばれる理由と考えられます。

次に「メーカーやブランドの自社公式サイト」が続きました。これは、特定の商品を継続的に購入したいというニーズや、公式サイトならではの特典やサービスが魅力となっているようです。

「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」といった総合ECサイトの利用は、Amazonと比べると少ない結果となりました。この結果から、Amazonのような利便性に加え、顧客ニーズに特化したサービス展開の重要性が示唆されます。

設問5. 現在利用している定期購入サービスにどのくらい満足していますか?

この調査結果では、「満足」と回答した人が最も多く、全体の7割以上を占めました。さらに「非常に満足」と回答した人を合わせると、9割近くの人がサービスに満足していることがわかります。一方、「どちらとも言えない」と回答した人も一定数存在し、サービス内容に改善の余地があることを示唆しています。

今回の結果から、多くの利用者が定期購入サービスに満足している一方で、一部には改善を求める声もあることが明らかになりました。顧客の声を丁寧に分析し、サービス向上に努めることで、さらなる顧客満足度向上を目指せるでしょう。

設問6. 定期購入サービスを利用して最も満足している点を教えてください。

この調査結果で、最も多かったのは「価格が安い・割引がある」でした。これは、定期購入によって経済的なメリットを実感している利用者が多いことを示しています。

次に「買い忘れを防げる」という回答が多く、定期購入の利便性も高く評価されていることがわかります。「商品の質が良い」「サービスの使い勝手が良い」「商品が届くタイミングが選べる」といった点も評価されており、サービス全体の質の高さが満足度に繋がっていると考えられます。

設問7. 定期購入サービスで特に不満に感じる点を教えてください。

この調査結果で、最も多かったのは「解約手続きが面倒」でした。解約方法がわかりにくい、手続きに時間がかかるなど、ユーザーにとって解約のハードルが高いと感じているようです。

次に「配送頻度・数量の変更がしにくい」という不満が多く、サービスの柔軟性に欠けると感じているユーザーもいることがわかります。「価格が高い」という意見もあり、価格設定に不満を持つユーザーも一定数いるようです。

これらの結果から、解約手続きの簡素化、配送の柔軟性向上、価格の見直しなど、ユーザーの声を反映したサービス改善に取り組む必要性が伺えます。特に、解約に関する不満は、ユーザーの不信感に繋がりかねないため、早急な対応が求められます。

設問8.  今後も定期購入サービスを利用したいと思いますか?

定期購入サービスの継続利用意向に関するアンケートでは、「はい」と回答した人が9割以上を占め、多くの人が今後も利用を継続したいと考えていることがわかりました。

この結果から、継続利用意向が9割以上と非常に高く、新規顧客の獲得に加え、既存顧客の維持も見込めることから、市場規模はさらに拡大する可能性が高いと考えられます。

まとめ

今回のアンケート調査から、定期購入サービスは、日用品や食品など日常的に消費する商品の購入において、利便性と経済性を両立させる手段として多くの消費者に利用されていることが明らかになりました。

Amazonなどの大手ECサイトが主要なプラットフォームとして利用されていますが、メーカーやブランドの公式サイトも支持されており、顧客接点の多様化が進んでいます。一方で、解約手続きの煩雑さや配送の柔軟性不足など、改善点も浮き彫りになったことから、顧客ニーズに合わせたサービス改善を継続的に行うことも重要です。

今後も定期購入サービスは、顧客との長期的な関係構築に有効なツールであり、市場の拡大とサービスの進化が見込まれます。運営者は、顧客ニーズの変化を捉え、テクノロジーを活用したサービス開発や、顧客データに基づいたパーソナライズされた提案などに取り組むことで、持続的な成長を遂げることが可能になるでしょう。

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