
Wix.com Ltd.(NASDAQ: WIX、以下 WIX)が、最近新しく発表した「オートメーションビルダー」に注目が集まっています。このSaaS型Web制作プラットフォームは、顧客維持率向上と収益の拡大を図る企業に対し、その目的に応じた自動化機能を提供します。
オートメーションビルダーでできること
このオートメーションビルダーは、カスタマイズ可能な自動化エンジンと直感的なキャンバスビューを搭載しており、複雑な自動化の設計や管理が非常に容易に行える点が特徴です。タスクの自動化を通じて、ビジネスのワークフローをより高い効率性で運営することが期待されます。
新たに導入された条件設定や演算子などの数式機能を用いることで、細かいビジネスニーズに対応した柔軟なワークフローの作成が可能になります。すべての自動化設定は「オートメーションテーブル」で一元管理され、トリガー回数などの重要なパフォーマンス指標をリアルタイムで確認し、調整する仕組みも整っています。具体的な例としては、メール自動化機能において、顧客の利用状況や受信時のアクションに基づいた詳細なパフォーマンスデータが提供され、より効果的なコミュニケーション戦略の最適化に寄与します。
この機能は、WIXストアやブッキング、イベントなど、WIXが提供するさまざまなサービスと連携しながら、高度なワークフローを設計することが可能です。例えば、顧客の購入履歴や頻度に基づくクーポンの発行、決済時の金額に応じた割引クーポンの配布などが考えられます。
関係者のコメント
オートメーションの責任者であるガイ・イツハキ氏は、「WIXは多様なビジネスの成長を支援し、このツールを通じて重要なタスクの自動化をサポートしたいと考えています。このオートメーションビルダーは、初心者にも使いやすく設計されていながら、上級者向けのカスタムワークフローにも対応できるように配慮されています」と述べています。
さらに、同氏はリアルタイムデータの活用がスマートで効率的なワークフローの構築を可能にし、流通業界における業務効率の向上や特定顧客へのアクションを通じたエンゲージメントの強化にも寄与するツールであると語っています。
WIX.com日本法人代表の積田英明氏は、「このツールはビジネスの複雑なワークフローを自動化し、著しい生産性向上を実現できます。お客様独自のワークフローを直感的に構築でき、目的に応じた柔軟な自動化が期待できます」と語りました。
日本におけるサービス展開
日本においてデータに基づくコミュニケーション戦略の最適化が多くの課題を抱えている中、このツールによりより効率的なオペレーションが実現し、顧客に対してパーソナライズされたサービスを提供できるようになるでしょう。
オートメーションビルダーは、世界中のWIXおよびWIX Studioユーザーに利用可能で、一部機能が英語のみで提供されていますが、段階的に日本語サービス開始も予定されています。メールおよびSMS送信アクション回数には無料枠が用意されており、より多くの利用を希望するユーザーには有償のアップグレードオプションも用意されています。
製品イメージ

WIX.comについて
WIXは、オンラインプレゼンスの構築、管理、成長を支援するSaaS型Web制作プラットフォームであり、2006年にホームページ作成ツールとしてスタートし、現在はエンタープライズグレードのパフォーマンスやセキュリティ、AI機能、そしてインフラの信頼性を備えた多機能プラットフォームとして進化しました。eコマースやビジネスソリューション、先進的なSEOやマーケティングツールを提供し、ユーザーが自身のブランド、データ、顧客との関係を完全に管理できる環境を整えています。また、継続的なイノベーションと新機能の導入に注力し、誰もが夢を実現するための力強く高水準なオンラインプレゼンスを構築できるよう支援しています。
WIX.comの公式サイト: https://ja.wix.com
出典元:Wix.com Ltd. プレスリリース