
大阪市北区に本社を置くMicoworks株式会社(代表取締役社長:山田 修)が、東京都港区に本社を持つクラシエ株式会社(代表取締役社長執行役員:草柳 徹哉)のサブスクリプション型EC事業「Fun to Me(ファントゥーミー)」に対し、LINEマーケティングプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」を導入したとのことです。
「Fun to Me」では、MicoCloudの実装によって、サブスクリプション会員に向けてLINE公式アカウントからパーソナライズされた健康アドバイスを提供するサービスを始めています。また、同社は更年期ケアに特化したポータルサイト「Menotech Life(メノテックライフ)」を通じて、更年期症状への理解を深めるための情報提供も行なっています。
この記事の目次
導入経緯と目的
2022年に厚生労働省が実施した「更年期症状・障害に関する意識調査」によれば、更年期に関連する症状を感じたとされる女性の中で、疲労感を訴える割合は40代、50代ともに60%を超えるそうです。一方で、更年期症状を緩和するための行動を起こしていないと回答した人々も多く、こちらも40代、50代それぞれで40%以上に達しています。
2024年度に発表される経済産業省の調査によると、女性の更年期症状が引き起こす経済損失は年間で1.9兆円に上ると予測されています。このため、多くの女性が仕事の継続性やパフォーマンスに悪影響を受けていることが懸念されています。
このような背景の中、クラシエは新たにメノテック分野のサブスクリプションECサービス「Fun to Me」を立ち上げ、適切な対処法を知らない、または医療機関に行くほどではないがケアの選択肢を求めている女性のニーズに応じたサービス展開を図っています。その一環として、サブスクリプション会員へパーソナライズされたアドバイスを送信するため、「MicoCloud」を導入しました。
導入後の活用と成果

LINEを通じて提供するパーソナライズされた健康アドバイス
MicoCloudを導入し、サブスク会員に向けてパーソナライズされたアドバイスを定期的に配信するシステムを構築しています。ECシステムにおけるサブスク会員情報とMicoCloudを連携させ、LINE登録時に収集した「身体のお悩み」に関する回答をもとに、各会員にフィットした健康アドバイスを週1〜2回の頻度で届く設計となっています。
LINE公式アカウントからの情報発信
サブスクに未加入のユーザーに向けて、オウンドメディア「Menotech Life」のコンテンツを活用し、LINE公式アカウントから定期的に更年期症状に関する情報を発信しています。その結果、配信される反応率は最大で10%を超え、高いエンゲージメントを得ていると報告されています。また、LINEに初めて登録したユーザーが、後にサブスクに加入するケースも増加しています。
担当者のコメント
クラシエ株式会社 経営企画室 メノテック事業推進グループ 飯田 美穂様

MicoCloudを導入したことにより、各お客様に適した情報提供が実現し、より高い満足度を得られるサービスを展開できています。今後も賛同企業との協力を強化し、より多くの女性にとって更年期を『楽しみながら自分らしく過ごせる時期』として感じていただけるよう、サービスの価値向上に努めてまいります。
マーケティングプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」について
「MicoCloud(ミコクラウド)」は、企業と顧客の最適なコミュニケーションを実現するためのマーケティングプラットフォームです。LINE公式アカウントの機能だけでなく、複数のチャネルからデータを集約し、顧客にとって最適なコミュニケーションを可能にします。また、コンサルティングから運用支援まで、一貫したサービス提供でお客様の成果創出に寄与しています。
サービスサイトURL:https://www.mico-cloud.jp/

Micoworks株式会社について
会社名:Micoworks株式会社
所在地:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-13-22 WeWork御堂筋フロンティア
代表者:代表取締役社長 山田 修
設立:2017年10月30日
資本金:1億円 (累計調達額:63億円)
事業内容:マーケティングツール「MicoCloud」「ミコミー」、AI電話システム「MicoVoice」の企画・開発・販売
公式HP:https://www.micoworks.jp/
出典元:Micoworks株式会社プレスリリース