
バリューコマース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 最高経営責任者:香川 仁 以下、バリューコマース)は、東南アジアのアフィリエイトを基礎とするインフルエンサーマーケティング市場に参入する意向を示し、StyleDoubler Ltd.(本社:フィンランド、Co-Founder & CEO:Eetu Raudas 以下、StyleDoubler)への出資を決定しました。
東南アジアのインフルエンサーマーケティング市場
経済成長が顕著な東南アジア地域では、国内総生産年成長率が4.2%(2023年)という好調な数字を示し、インターネットを活用したオンライン消費が増加しています。この結果、流通取引総額は2180億ドル(2023年)から2950億ドル(2025年予測)に達することが見込まれ、年平均成長率は16%となる見通しです。*¹
また、スマートフォンを通じたSNSアプリでの活発な消費行動が目立ち、インフルエンサーの影響を受けた購買行動も確認されています。
この傾向に伴い、東南アジアの広告主はインフルエンサーを起用したマーケティング施策を積極的に展開しています。
業務提携の意義
バリューコマースは、日本市場におけるアフィリエイトサービスプロバイダーとしてのパイオニア的な存在であり、豊富な実績とノウハウを有しています。さらに、インフルエンサーマーケティング市場の成長に伴い、SNSを通しての認知、関心、購入申込への流れを支える多様なサービスを日本国内で提供しています。
その中で、インフルエンサーマーケティングが活況な東南アジア市場に進出するため、独自のフルファネル*²モデルで、成果報酬型のインフルエンサーマーケティングを提供するStyleDoublerとの提携を選択しました。
StyleDoublerは既にインドネシア、タイを含む7万人以上のインフルエンサーと連携しており、他国への展開も推進中であり、さらなる事業拡大が期待されています。
今後の展望
バリューコマースはStyleDoublerへの出資を通じて、両社の持つノウハウや競争優位性を活用し、シナジーを生む取り組みを進め、東南アジアにおけるインフルエンサーマーケティング事業を加速させていく狙いがあります。
また、増加するインバウンド需要に応じて、旅行関連の優れた商品やサービスをStyleDoublerのインフルエンサーが東南アジアのユーザーに紹介する計画についても検討し、クロスボーダーの需要を取り込む施策も進められる予定です。
両社からのメッセージ
StyleDoubler Ltd. Co-Founder & CEOのEetu Raudas氏は、「バリューコマースとの提携により、StyleDoublerは東南アジアにおけるインフルエンサーマーケティングの進化を牽引していきます。革新と協力を基盤に、私たちはブランドと顧客とのつながりを再定義し、市場において効果的な成果を生み出します」と述べています。
バリューコマース株式会社の代表取締役社長 最高経営責任者香川仁氏は「バリューコマースとStyleDoublerの提携により、新たな市場を開拓できると確信しています。両社の知見と強みを組み合わせることで、顧客に対して新しい価値を提供することを目指しています」とコメントしています。
注
*¹Google Temasek Bain “e-conomy SEA 2023”のデータを基に、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの6ヵ国の数値を引用。
*²フルファネル・・・顧客が商品やサービスを認知し、興味を持って購入に至るまでの全購買プロセスを包括的に捉える概念。
出典元: バリューコマース株式会社 プレスリリース