W2とPortus AIが連携し需要予測AIを提供 EC事業者の在庫管理と市場戦略を革新

W2株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:山田大樹、以下W2)が、データに基づく意思決定を支援する先進的なECプラットフォームを展開していることをお伝えします。W2は、AI・IoTソリューションの提供を行うPortus AI株式会社(本社:東京都文京区、代表:渡邉一功、以下Portus AI)との協業を通じて、AI活用PoCサービスに新たに「需要予測AI」を追加しました。この需要予測AIを活用することで、EC事業者は在庫および物流費を最適化し、メガトレンドに基づいたマーケティング戦略を展開し、新たな顧客体験を創出しています。

AI活用PoCサービスの概要

W2はEC事業者向けに、顧客や購買情報に基づいたデータ解析を行い、生成AIを活用したAI活用PoCサービスを提供しています。このサービスによりEC事業者は、売上増加、業務の効率化、生産性の向上、および新たなイノベーションの実現が期待されます。

提携の背景と目的

需要予測の課題は、専門知識が必要であったり、個人の判断に依存したりするため、EC業界を含む多くの業界での実施が困難とされています。正確な需要予測を行うことで、適切な在庫管理が可能になり、販売機会の損失や過剰在庫によるコストを低減できます。また、輸送量や経路の最適化を通じて輸送コストの削減と配送時間の短縮も実現可能です。季節性やトレンド、ユーザーの購買パターンに応じた予測を活用することで、効果的なマーケティング施策が展開できます。

この度のW2とPortus AIの協業により、AIを利用した高精度の需要予測が実現し、在庫および物流コストの最適化だけでなく、メガトレンドに基づいたマーケティング戦略の設計も行うことができるようになりました。これにより、新たな顧客体験が提供されるとともに、専門家への依存を排除し、企業の資産としての価値を保持することができます。

業務提携の内容

W2はPortus AIとの提携を通じて、AI活用PoCサービスに「需要予測AI」を新たに追加しました。このサービスにより、1~5%の誤差で需要予測を行うために必要なデータ量や実現可能な予測精度を事前に評価することができます。

需要予測の誤差を1~5%に抑えることができれば、需要予測アプリケーションの開発と提供が実現可能となります。さらに、W2とPortus AIの提供する需要予測AIは、ECシステムに蓄積された情報と外部データを自動で再学習し続け、高精度の需要予測を実現します。

導入効果

Portus AIが提供するAI需要予測技術は、独自のアルゴリズムと高度な機械学習モデルを用いて、従来の予測システムをはるかに上回る精度を実現します。過去の売上データ、市場動向、および外部要因データを統合解析し、リアルタイムで適切な需要予測を算出します。EC事業者が期待できる効果は以下の通りです。

  • 在庫管理の最適化:過剰在庫を削減し、欠品を防止
  • 販売機会の最大化:需要変動に応じた柔軟な対応が可能
  • 運営コストの削減:予測精度の向上による物流と仕入れの効率化

責任者のコメント

W2株式会社 執行役員 丸山陽

適切な在庫管理は、EC事業の成功において非常に重要な要素です。過剰在庫はキャッシュフローを圧迫し、欠品は売上の機会を損失します。現代のビジネス環境においては、需要の変動に迅速に対応することが、売上や利益、顧客満足度に直結します。しかし、消費者の購買行動は多様化し、外部要因の影響を受けやすいため、正確な需要予測は非常に難しいのが現状です。

私も、多くの事業者と接する中で需要予測の難しさを実感しています。季節性やトレンド、プロモーションなどさまざまな要因が需要予測に影響を与えます。従来の手法では、過去のデータや経験に基づいた予測が主流であり、市場の急変に適応するのは難しい状況でした。そのため、AIを活用した需要予測が有効な選択肢となるでしょう。

今回発表する「需要予測AI活用PoCサービス」は、EC事業者がAIによる需要予測の効果を実証できるためのツールです。過去の販売データだけでなく、季節性やプロモーションといった様々なデータを統合し、より精度の高い予測が可能になります。PoCを通じて、AIの予測精度や導入の利点を事業者ごとに具体化し、導入効果を最大限に引き出す支援を行います。最終的には、PoCの結果をもとに、より洗練された需要予測を実現するアプリケーションの開発から提供まで、一貫して対応いたします。

私たちが目指すのは、AIによる需要予測を通じて、EC事業者が適切な在庫を維持し、販売機会を最大化できる世界です。在庫管理の精度向上は、単なるコスト削減にとどまらず、ビジネス成長のための重要な戦略と考えています。W2は本サービスを通じて、データに基づく意思決定を支援し、EC事業のさらなる発展に寄与していく所存です。

出典元:W2株式会社

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