
オイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)が提供する食品サブスクリプションサービスの連結子会社である株式会社とくし丸(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:新宮 歩、以下「とくし丸」)は、全国に広がる地域スーパー140社と業務提携を結び、約1,200台の移動スーパー「とくし丸」を運営中です(2024年12月時点)。
新たに岩手県宮城県で18店舗を展開する株式会社マイヤ(以下、「マイヤ」)との提携が決まり、マイヤが担当する移動スーパー「とくし丸」が2025年1月30日(木)からサービスを開始します。開業当日は花巻市役所で出発式と見守り協定の調印式を予定しており、花巻市市長の上田東一氏、マイヤ代表の井原良幸氏、そしてとくし丸代表の新宮歩氏が出席する見込みです。


- 地域の購入支援を行うマイヤが移動スーパーを新たに開業
岩手県花巻市は、美しい自然に囲まれた地域でありながら、65歳以上の高齢者が約32,000人に達し、高齢化率が35.4%に上ります(岩手県全体の高齢化率は35.6%)。
この背景を受けて、花巻市は2020年10月から地域のスーパーマーケットが移動スーパー「とくし丸」を2台運営し、地域のショッピング環境を支える役割を果たしてきました。ところが、そのスーパーマーケットが閉店し、2024年12月にとくし丸も営業を休止せざるを得ない状況となりました。この時、利用者からはサービス継続の強い要望や、代替手段を求める声がありました。そこで、地域貢献に対する強い意欲を持つマイヤが手を差し伸べ、「とくし丸」と提携することで、休止した2台の販売コースを継承し、2025年1月30日(木)から再び移動販売を行います。
- 買い物インフラを支えるための「販売パートナー」を募集

「とくし丸」の運営は、個人事業主の「販売パートナー」によって行われます。彼らは、買い物が困難な高齢者を対象に、住居前で新鮮な食品を販売し、食生活や買い物の楽しみを提供しています。買い物を通じたコミュニケーションは、見守り活動にもつながり、地域貢献に大きな役割を果たします。
- マイヤの移動スーパー「とくし丸」事業の概要

1,200点の商品がギッシリ詰まっています。
営業開始日:2025年1月30日(木)
営業日:週5日(平日)、10時00分~16時00分を予定
エリア:岩手県花巻市及び北上市の一部
拠点店舗:マイヤ アルテ桜台店
取扱商品:
・青果、精肉、鮮魚、お刺身、お惣菜、お菓子、日用品など約400品目、合計1,200点を販売
・御用聞きサービスも提供

利用方法:
・事前登録は不要で、移動スーパー「とくし丸」を見かけた際に、その場で購入可能です。
・リクエストがあれば、基本的にご自宅の前まで販売員が訪問し提供します。
・お支払いは現金のみで、移動販売手数料として商品の価格に一律20円が加算されます。

とくし丸の見守り活動:販売の際には、地域に慣れた販売パートナーが日々お客様の健康や状況に異変がないかを見守ります。これまでには、高齢のお客様の販売傾向から初期認知症を察知し、遠方の家族と情報共有を行ったり、訪問詐欺に関する相談に乗ることで問題を回避した事例もあります。
- 岩手県花巻市 市長 上田 東一氏のコメント

移動スーパー「とくし丸」を運行していた店舗の閉店により、昨年12月末に運行が一時休止されましたが、買い物が困難な方々を支援し続けるため、「とくし丸」の速やかな対応と地域貢献に注力するマイヤの決断に心から感謝いたします。
- 「移動スーパーとくし丸」の紹介

「移動スーパーとくし丸」は、47都道府県に1,200台のトラックを導入し、約18万人のお客様に商品をお届けしています(2024年12月時点)。スーパーマーケットの大型化や郊外化が進行する中で、近隣の商店が消失し、日常の買い物が困難になる人が増えています。特に、この状況に大きく影響を受けているのがシニア層です。通常の「買い物」を通じて生活の楽しみを見出すべく、シニアのために「見て・触って・感じて・選ぶ」という本来の買い物体験を提供するために設立されたのが「移動スーパーとくし丸」です。主なターゲットは、80歳前後の女性で、週に2回程度の訪問を行っており、販売員はお客様とのアイコンタクトを大切にし、丁寧に商品や情報を提供しています。「おばあちゃんのコンセルジュ」を目指し、厳選された約400品目、合計1,200点の商品を手に入れることができます。