
不正検知サービスにおいて高い信頼性を誇る株式会社Cacco(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩井裕之、証券コード:4166)、通称Caccoが、オンライン取引およびネット通販に安全な基盤を提供することに注力していることは広く知られています。このたび、Caccoの提供する不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」が、株式会社SUPER STUDIO(本社:東京都目黒区、代表者:林 紘祐、以下SUPER STUDIO)による統合コマースプラットフォーム「ecforce」と連携を開始したと発表されました。この連携によって、「ecforce」を導入している事業者は、JavaScriptタグを埋め込むだけで、「O-MOTION」による不正ログイン対策をリアルタイムで実施できるようになります。
さらに、「ecforce」との連携により、Caccoの不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」を組み合わせることで、クレジットカード取引における事業者に対するセキュリティ対策を明確に定めた「クレジットカード・セキュリティガイドライン【5.0版】」に従った一貫した不正対策の提供が可能になります。このガイドラインでは、決済前・決済時・決済後における不正対策が求められています。
連携の背景
近年、ECサイトにおいては悪意のある第三者による不正ログインが増加しており、既存の会員アカウントを不正に利用して注文を行う事例が後を絶ちません。このような状況下で、EC事業者は不正ログイン対策の強化を求めています。また、「クレジットカード・セキュリティガイドライン【5.0版】」では不正ログインや不正会員登録、属性情報の無断変更に対する対策が求められており、これらの問題に対応するために「O-MOTION」と「ecforce」の連携が実現しました。
連携のメリット
コマースビジネスに特化した製品を提供する「ecforce」と「O-MOTION」が連携することで、事業者は簡単に不正ログイン対策を実施できるようになります。具体的には、JavaScriptタグを埋め込むだけで、不正ログインのリアルタイムブロックが可能になります。
このリアルタイムブロックとは、「O-MOTION」が不正ログインを感知した際に、自動で追加の認証を要求したり、不正アクセスを遮断する仕組みです。このシステムにより、不正検知からその後の対応までを完全に自動化し、運用負担を増加させることなく、迅速かつ効率的な不正ログイン対策を実現します。
不正アクセス検知サービス「O-MOTION」の詳細
「O-MOTION」は、特許技術である端末特定技術(デバイスフィンガープリント)とキータッチなどの操作情報を活用し、正しいIDとパスワードを使用しても、そのアクセスが正当なものであるかをリアルタイムで検知するためのクラウドサービスです。このシステムは、自動プログラム(Bot)による総当たり攻撃や他人のID・パスワードを用いた不正者によるなりすましを検知可能で、各種ECサイト、金融サービスサイト(インターネットバンキング・ネット証券)、会員サイトなどで幅広く利用されています。

このサービスにより、端末情報や操作情報、IPアドレスを元に特許取得した検知ロジックを使用し、正常なユーザーに対しては負担をかけることなく、疑わしいアクセスにのみ認証を求めるリスクベース認証を実現しています。月額5万円から利用可能で、トライアルも用意されています。また、金融機関など厳格なセキュリティが求められる業界においても採用されています。
Cacco株式会社について
Caccoは、オンライン取引に関連する不正検知サービスを中核に、多様なサービスを展開しています。「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチに」という経営ビジョンのもと、技術とノウハウを通じて企業の課題解決を支援しています。特に、自社開発した不正注文検知サービス「O-PLUX」では、国内での導入実績が飛び抜けて多いことが特徴です。その他、金融機関や会員サイト向けに不正アクセス検知サービスやフィッシング対策サービスも展開し、さらにデータサイエンスサービスでは、様々な業界の企業に対して、データの活用と分析を通じて業務効率化や利益増加に寄与しています。