コミュニケーションアプリ「LINE」が、2024年6月23日に13周年を迎える中で、多くの革新を発表した。その中で、「LINE」はLINEヤフー株式会社が目指す「WOW」なライフプラットフォームの理念に基づき、便利で豊かな生活を実現するための継続的なアップデートを行っている。本ニュースレターでは、2024年に「LINE」に新たに追加された21件の機能やサービスを紹介する。

「LINE」では、これらの大規模なアップデートに加え、日常的な利用をより快適にするための小さな改善も行っている。なお、本ニュースレターの情報は分かりやすくまとめられており、2025年にはタブのリニューアルも予定されているため、今後の進化に期待が寄せられる。
この記事の目次
- 1 (1)友達とのトーク感覚でAIを利用できる「LINE AIアシスタント」が誕生【2024年2月】
- 2 (2)送信数2億回を突破!「スタンプアレンジ機能」が登場【2024年5月】
- 3 (3)詐欺行為撲滅を目指す新たな取り組みを開始【2024年6月~】
- 4 (4)トークルームに応援アニメーションが初登場【2024年7月~8月】
- 5 (5)「LINEオープンチャット」でスレッド機能が実装【2024年7月】
- 6 (6)友達と一緒に撮影できる「LINEプリ」が登場【2024年7月】
- 7 (7)「LINE」のアプリアイコンがカスタマイズ可能に【2024年9月】
- 8 (8)「LINE」のトークルームから「PayPay」が利用可能に【2024年10月】
- 9 (9)デフォルト絵文字が7年ぶりに刷新【2024年11月】
- 10 (10~18)「LINEプロフィールスタジオ」で新たに9件のコンテンツを配信【2024年1月~】
- 11 (19)「LINEギフト」で名入れ機能がスタート【2024年4月】
- 12 (20)「LINE VOOM」でクリエイター向けプログラムが一般公開【2024年5月】
- 13 (21)「LINE VOOM」でテーマ機能が導入【2024年6月】
コミュニケーション関連のトピックス
(1)友達とのトーク感覚でAIを利用できる「LINE AIアシスタント」が誕生【2024年2月】

「LINE」は、生成AIの活用を進めており、2月よりLINE公式アカウントを追加することで利用できる「LINE AIアシスタント」の提供を開始した。その結果、2024年11月末時点で約100万人がこのサービスを利用しており、「LINE」で気軽にAIサービスを体験することができる。有料プランでは、月額200円でOpenAIの「GPT-4o」を使用し、仕事や宿題の相談、画像やファイルの翻訳・要約が可能となっている。
(2)送信数2億回を突破!「スタンプアレンジ機能」が登場【2024年5月】

「スタンプアレンジ機能」は、2470万パッケージ以上のスタンプをサイズや角度、位置を自由にアレンジして送信できる機能です。利用者は1個から6個までのスタンプを自由に組み合わせて使用でき、5月の本格的な提供開始から約1ヶ月で送信数が2億回を超えた。日本では特に10代後半のユーザーに人気があり、若い世代からの支持を集めている。
関連プレスリリース:[LINE公式サイト](https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/008308/)
(3)詐欺行為撲滅を目指す新たな取り組みを開始【2024年6月~】
「LINE」は、SNSを悪用した詐欺行為に警戒が求められる中、昨年から対策を強化しており、2024年6月から新たに4つの対策を実施している。これにより、「LINE」はユーザーが安心して利用できるよう、関係機関と協力して取り組んでいく。
■画面に「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」との警告表示を行う。
■通報理由の選択肢に「なりすまし」「詐欺」を追加。
■LINE公式アカウントの認証を強化。
■公的機関との協力を通じて、注意喚起のための印刷物やデジタルサイネージを提供。
(4)トークルームに応援アニメーションが初登場【2024年7月~8月】

夏の学びやスポーツ活動が活発化する中、「LINE」ではトークルームに応援アニメーションが初めて導入された。「ファイト」や「頑張って!!」といったメッセージを送ると、ブラウンたちが応援する仕組みになっており、受験シーズンにも期待されている。また、8月にはオープンチャットの5周年を祝う特別なアニメーションも提供された。
トークルームでは、バレンタイン、母の日、父の日、ハロウィン、クリスマスなどの季節ごとのアニメーションも提供されるため、毎年の楽しみが増えている。アニメーションに関する情報は公式X(Twitter)で随時公開される予定だ。
(5)「LINEオープンチャット」でスレッド機能が実装【2024年7月】

「LINEオープンチャット」は、共通の趣味や年代を基に情報交換ができるプラットフォームとして5周年を迎えた。やり取りが増える中で返信のタイミング逃す問題を解決するため、新たに「スレッド機能」が導入され、特定のメッセージに対してスレッドを作成し、他の会話を妨げることなくトピックごとに話を進めることができるようになった。
(6)友達と一緒に撮影できる「LINEプリ」が登場【2024年7月】

「LINEプリ」は、友人と一緒に好きなフレームを選んで撮影できるサービスで、最大4人での撮影が可能。撮影した写真とその瞬間の動画を保存することができる。さらに、月額制サービス「LYPプレミアム」に加入しているユーザーは、会員限定のフレームも利用でき、回数制限なく撮影できる特典がある。
(7)「LINE」のアプリアイコンがカスタマイズ可能に【2024年9月】

「LINE」は、提供開始から13年の長きにわたって「LINE Forest Green」のアイコンを使用してきたが、2024年からは「アプリアイコン機能」が新たに導入される。ユーザーは「ベーシック」と「プレミアム」の2つのカテゴリーからアイコンデザインを選べるようになり、プレミアムでは10種類以上のデザインが用意される。これにより、個々のユーザーにアイコンをカスタマイズする楽しみが広がる。
(8)「LINE」のトークルームから「PayPay」が利用可能に【2024年10月】

「LINE」のトークルームの「+」メニューから、友達に「PayPay残高」や指定金額の支払いリクエストが送信できるようになった。「LINE」と「PayPay」のID連携は不要で、アカウント情報の交換も行われないため、PayPayアカウントがあれば「LINE」で簡単にお金のやり取りが実現される。
(9)デフォルト絵文字が7年ぶりに刷新【2024年11月】

「LINE」内のトークルームで使用されるデフォルトの絵文字が7年ぶりにリニューアルされ、ポジティブな表現が多かったこれまでのスタイルから、現在は無言での圧を感じさせたり、虚無感を表現するスタンプが人気を集めている。新しいリニューアルにより、こうした変化を反映した絵文字が追加された。
「LINE」内でのサービス関連トピックス
(10~18)「LINEプロフィールスタジオ」で新たに9件のコンテンツを配信【2024年1月~】
「LINEプロフィールスタジオ」は、LINEでプロフィール画面から利用できるサービスで、自分の顔写真を基にAIが様々なスタイルのビジュアルイメージを生成してくれる機能だ。2023年5月からの提供開始以降、2024年には新たに9つのコンテンツが追加される。
(内容:①AIビジネス、②AIイヤーブック、③AI 3Dキャラ、④AI証明写真、⑤AIペット、⑥AIグローバルCEO、⑦AIベイビースタンプ、⑧AIポラロイド、⑨AIマイベイビー)

(19)「LINEギフト」で名入れ機能がスタート【2024年4月】

「LINEギフト」では母の日のギフトに合わせて、購入したプレゼントに名前やメッセージを刻印する「名入れ機能」を導入した。これにより商品によってはフォントの選択、メッセージやモチーフの刻印が可能であり、母の日に限らず、誕生日や結婚祝い、自分への贈り物にも利用できるギフトとなっている。
(20)「LINE VOOM」でクリエイター向けプログラムが一般公開【2024年5月】

「LINE VOOM」クリエイター向けプログラムは、これまで限られたクリエイターのみが対象であったが、このたび一般公開された。このプログラムを利用することで、コンテンツの投稿による収益化やキャンペーン、コンテストへの参加が可能となり、全てのクリエイターの活動を促進しプラットフォームの活性化を図ることが期待されている。
(21)「LINE VOOM」でテーマ機能が導入【2024年6月】

「LINE VOOM」では「おすすめ」タブ上に新たにテーマエリアを設け、ユーザーの興味に基づいた各テーマが表示されるようになった。現在は「ニュース」「スポーツ」「犬・猫」「レシピ」「おでかけ」「裏ワザ」といったテーマに加え、「JO1」「K-POP」「ショートドラマ」といった人気ジャンルも提供される。今後もテーマは増加し、多様化する予定だ。