ECソリューション強化に向け、株式会社ネットショップ支援室を完全子会社化
株式会社スマレジ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:山本 博士)は、2024年12月13日開催の取締役会において、株式会社ネットショップ支援室(以下「ネットショップ支援室」)の株式を100%取得し、同社を完全子会社化することを決定したと発表しました。
買収の目的と背景
現在、EC市場は急速に拡大しており、多くの小売業者がオンライン販売へのシフトを加速させています。しかし、EC運営においてはシステムの複雑さや運営負担が課題となっており、効率化が求められています。
スマレジは、クラウドPOSシステムを中心とした小売業向けソリューションを提供しており、今回の買収によってECソリューション分野を強化する方針です。ネットショップ支援室は、EC運営の支援サービスやシステム開発を行っており、特に中小企業向けEC支援に強みを持っています。
買収先の概要
対象企業:株式会社ネットショップ支援室
所在地:東京都豊島区東池袋2-38-38
設立:2010年3月
事業内容:ネットショップ構築、ソフト販売、EC運営支援
資本金:1,100万円
株式数:400株(全株式取得)
取得価額:約2億7,500万円
今後の展開と戦略
スマレジは、ネットショップ支援室を完全子会社化することで、EC支援事業の強化を図り、同社のノウハウをスマレジの顧客基盤へ活用する方針です。特に、SaaS型のPOSサービスとの連携を深めることで、オンライン・オフライン双方の販売チャネルの効率化を実現することを目指します。
また、将来的には、ネットショップ支援室が持つシステム開発能力を活かし、エンジニアリング力の向上や新たなサービス展開を視野に入れています。
具体的には、以下の3つの分野に注力する予定です:
- 基幹業務支援:SaaS型POSサービスとEC支援サービスの統合提供
- オンライン支援強化:自社ECサービスおよび顧客支援体制の拡充
- エンジニアリング力強化:システム開発および新規プロジェクト推進
今後のスケジュール
- 取締役会決議日:2024年12月13日
- 契約締結日:2024年12月18日(予定)
- 株式譲渡実行日:2024年12月27日(予定)
まとめ
今回の買収により、スマレジはネットショップ支援室の事業を統合し、EC市場における競争力を一層強化する方針です。スマレジは今後も、小売業の効率化を支援するため、オンラインとオフラインの融合を進めていくことを掲げています。
同社の次世代ソリューション提供により、小売業界のさらなる成長が期待されます。
