株式会社ecbeing(以下、同社)は、アプリプラットフォーム「MGRe(メグリ)」を展開するメグリ株式会社と資本業務提携を締結したことを発表しました。

■資本業務提携の背景と目的
新型コロナウイルスの影響で、消費者の購買行動が大きく変わっています。オンライン消費行動が急増し、家庭で簡単に商品を購入できる一方で、実店舗での商品確認や即時購入の利便性が損なわれました。
コロナ禍が収束に向かう中、消費者は再度オフライン購買を始め、オンラインとオフラインの両方のチャネルを利用する傾向が見られます。このような状況の中で、オムニチャネル戦略の重要性が増していますが、消費者がこれらのチャネルを利用する際にはポイント利用の制約や顧客情報の分断、一貫性の欠如、情報収集の手間などの障害が依然として存在しています。
これらの課題を解決するために、同社はメグリ株式会社との資本業務提携を実施し、アプリ機能の強化を進める方針です。「MGRe」は、SaaSの安定性と個別のカスタマイズ機能を兼ね備えたハイブリッドSaaSで、全契約企業が共通に活用できる領域方針を持っています。メグリ社との協力により、アプリを通じてオンラインとオフラインの体験を向上させ、高度な機能開発を推進していきます。

■ecbeingとMGReの目指す未来
今回の提携により、同社とメグリ社は「MGRe」を通じてECサイトと店舗との連携を一層強化する予定です。このアプリはECサイトや店舗の機能・情報を集約し、顧客との接点を一体化していきます。
さらに、同社の自社開発によるオプションサービス「マイクロサービス」とのシナジーによって顧客情報の一元管理が可能になる予約管理システム「RESOMO(リソモ)」や、多様なデータを集約・分析するデータマーケティングプラットフォーム「Sechstant(ゼクスタント)」をアプリに統合することで、顧客はシームレスにECサイトと店舗を行き来し、事業者は顧客行動に基づいたマーケティング戦略を展開できる可能性が広がります。これにより、オムニチャネルの強化を実現を目指します。
■代表者のコメント【メグリ株式会社 代表取締役 田代 健太郎 氏】
ecbeing社との永きにわたる連携を基に、資本業務提携を結ぶことができたことを心より嬉しく思っています。
顧客情報の統合、ECと店舗のシームレスな連携を実現することで、オムニチャネル機能の提供がよりスムーズになります。この提携を通じて、各企業やブランドが目指す個性的な顧客体験の創出を促進し、生活者のショッピング体験向上に貢献してまいります。
■代表者のコメント【株式会社ecbeing 代表取締役社長 林 雅也】
メグリ株式会社との資本業務提携が実現したことを大変嬉しく感じております。
顧客ロイヤリティ向上のため、各社の強みを活かしたECにシームレスに統合されたアプリの活用が求められています。
メグリ社と協力し、よりパーソナルな顧客接点を築き、チャネルを超えた顧客理解の深化を進めることで、ニーズに応じた拡張可能なアプリをご提供してまいります。
■アプリプラットフォーム『MGRe(メグリ)』の特長
MGReは、企業のアプリ開発から運用、データ分析までを一貫して支援するアプリマーケティングプラットフォームです。個々のニーズに応じたカスタマイズが可能で、SaaSでありながら柔軟な拡張性を持ち合わせています。小売業に特化した機能を備え、「企業と顧客のより良い関係の構築」を目標に、アプリ上でのデータ活用を通じて1対1マーケティングをサポートしています。
■ECサイト構築プラットフォーム『ecbeing』について
ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」は、1999年のサービス提供開始以来、大手から中小企業を含む1,600以上の導入実績があります。国内トップシェアを誇るEビジネス向けの総合ソリューションです。
ecbeingは、業種を問わないEC戦略の策定、ECサイトの構築、デジタルマーケティング支援、EC専用のクラウドインフラとセキュリティを一貫して提供しています。
単にECを構築するだけではなく、顧客ロイヤリティを高める「ファンマーケティング」、魅力的なコンテンツを提供する「メディアコマース」、会員データを活用した店舗やアプリとの複数接点での購買体験を最適化する「オムニチャネル」など、多様なサービスを展開しております。
これらのサービスを支えるのは、600名の開発チームと250名のマーケティングチームという国内最大規模の構成です。
出典元:株式会社ecbeingプレスリリース