楽天インサイト株式会社(以下「楽天インサイト」)は最近、インターネットを通じて「クリスマスに関する調査」を行いました。この調査は2024年11月1日(金)から11月6日(水)の間、楽天インサイトに登録された約220万人のモニターの中から、全国の20〜69歳の男女1,000人を対象に実施されました。楽天インサイトは、2018年以降毎年「クリスマスに関する調査」を行っており、昨年との結果を比較しながらその変化を探求しています。

■□ 調査結果サマリー □■

・「昨年よりもプレゼント予算が増えると思う」と答えた割合が最も高いのは20代であり、全世代において「昨年と比べて予算に変化がある」と回答した中では、「値上げの影響を感じる」との認識が66.7%に達し、昨年よりも上昇しています。

・プレゼントに関して「物よりもアクティビティ体験の方が嬉しい」と答えた人は34.6%で、物の方が嬉しいと答えた人を上回りました。

・ギフトを贈る側としてAIによるクリスマスギフトの提案に興味があるとの回答は全体で26.9%で、特に20代から30代での関心が高いことが明らかとなりました。

■□ 調査結果概要 □■

■今年のクリスマスは「パートナー(配偶者・恋人など)」と過ごすつもりと答えたのは54.3%、女性60代は全体より10ポイント以上高い結果に。

今年のクリスマスを誰と過ごすかを尋ねた結果、昨年11月に行った同様の調査と同じく「パートナー(配偶者・恋人など)」と答えたのが54.3%であり、続いて「子ども・孫」が28.1%、「親(義理を含む)」が13.7%となりました。

性年代別で見ると、男性60代の「パートナー(配偶者・恋人など)」が選ばれた割合は62.5%に達し、全体の平均を8ポイント上回っています。女性60代では65.0%に達し、全体よりも10ポイント以上高くなっています。また、20代女性の「親(義理を含む)」と回答した割合は24.7%と、全体平均の13.7%を大きく上回っています。

■もらいたいプレゼントとして「衣類」(10.2%)や「食品」(8.3%)の需要が昨年よりもわずかに上昇。若年層がプレゼントにこだわりを持つ傾向に。

今年、「パートナー(配偶者・恋人など)からプレゼントをもらうつもり」と答えた人に「もらいたいプレゼント」を尋ねると、「アクセサリー」(14.6%)が昨年同様にトップで、その後に「衣類」(10.2%)や「食品(お菓子・お酒など)」(8.3%)が続きます。「衣類」と「食品(お菓子・お酒など)」の需要は昨年より若干高く(衣類:昨年7.6%、食品(お菓子・お酒など):昨年4.7%)、さらに「なんでもいい」と回答した人の割合は30.2%で、昨年の36.5%よりも6ポイントほど減少し、プレゼントに対するこだわりの高まりが見て取れます。特に20代で「なんでもいい」と答えた人は16.1%で、全体より約14ポイント低く、若年層のプレゼントへのこだわりが感じられます。

贈りたいプレゼントについても、昨年同様に「衣類」(12.0%)がトップで続いて「アクセサリー」(10.7%)や「食事(レストランなどの外食)」(9.0%)が見られます。「食品(お菓子・お酒など)」(7.7%)は昨年の4.1%と比べて3ポイント以上増加しています。年代別では、50代で「食品(お菓子・お酒など)」(12.8%)が目立ち、60代では「衣類」と「食事(レストランなどの外食)」(各17.1%)が全体を5ポイント以上上回る結果となりました。また、40代で「まだ決めていない」との回答が全体よりも15ポイント以上高く(40代:54.8%、全体:35.2%)なっています。

■プレゼントに関しての期待金額と贈りたい金額、両方とも「10,000~20,000円未満」が最多。

クリスマスプレゼントの予算について尋ねると、パートナーから期待されるプレゼントの金額とパートナーに贈りたいプレゼントの予算は両方とも「10,000~20,000円未満」が最も多く見え似たような結果となりました。昨年は、もらいたいプレゼントの期待金額やあげたいプレゼントの予算が「5,000~10,000円未満」と答えた人の割合が最多でしたが、今年は両方とも高くなっていることが示されています。

■プレゼント予算が「昨年よりも増えると思う」と考える人が最も多いのは20代。全世代の中で「予算に変化がある」と考える中で、66.7%が「値上げの影響」を認識。

クリスマスプレゼントの贈る意思があると回答した人に、昨年(2023年)と比較してプレゼント予算に変化が見られるかに関して尋ねると、「昨年と同じくらいだと思う」が50.9%で最も多く、続いて「決まっていない・わからない」が23.8%、「昨年よりも予算ダウンすると思う」が9.5%との結果です。年代別では、「昨年よりも予算がアップすると思う」と答えた人が多いのは20代で、15.6%に達しています。

予算に変化が見込まれると答えた人に対し、2024年にモノやサービスの値上げが影響すると考える人(「とても影響がある」(39.5%)と「やや影響がある」(27.2%)を合わせた)は66.7%で、昨年(60.5%)よりも約6ポイント高い結果となっています。

■クリスマスケーキをコンビニで購入する場合、「予約して購入する」人は昨年に比べて10ポイント以上増加。

クリスマスケーキを購入予定の人の割合は48.4%で、昨年(52.0%)より約4ポイント減少しました。ケーキの購入場所に関して尋ねると、「個人経営の洋菓子専門店のケーキ」が最も多く選ばれ19.2%、その後「洋菓子チェーン店のケーキ」(17.5%)や「スーパーのオリジナルケーキ」(6.0%)が続く結果となり、昨年と同様の傾向が見られました。

クリスマスケーキの予約購入について見ると、洋菓子チェーン店のケーキの予約率は今年45.7%、昨年は51.0%で減少が見られる一方で、コンビニのオリジナルケーキは今年64.4%、昨年54.1%と約10ポイントの増加となりました。

■プレゼントに関して、「物よりもアクティビティ体験が嬉しい」との回答が34.6%。物よりも嬉しいとの回答が多く。生じる結果。

プレゼントが物ではなく、旅行や食事などのアクティビティ体験であったときの気持ちについて尋ねたところ、「物よりも嬉しい」と答えた割合は34.6%で、物の方が嬉しいと感じた人の割合(23.1%)を上回りました。年代別のデータを見ると、20代から40代では「物よりも嬉しい」との回答が3割代前半ですが、50代から60代では3割代後半に至り、高年齢層が若年層に比べアクティビティ体験を求める傾向が見受けられます。

■プレゼントを贈る側としてAIによるクリスマスギフトの提案に興味がある人は26.9%で、特に20代から30代が強い興味を示す。

ギフトを贈る側としてAIにクリスマスギフトの提案を求めることに興味があるかを尋ねたところ、「興味がある」との回答は26.9%となりました。特に20代と30代の「興味がある」とした割合はそれぞれ39.5%と35.6%で、全体より高い結果が得られました。一方で「興味がない」との回答も51.9%と高い割合で見られ、興味のない層が多いこともわかりました。

出典元: 楽天インサイト株式会社 プレスリリース

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