ブランド主導のリコマースオペレーティングシステム「Retailor」

Free Standard株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:張本貴雄)は、同社が提供するリコマースオペレーティングシステム「Retailor(リテーラー)」を通じて、ファッション業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。今回、アパレルウェブ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:千金楽健司)との協業が発表され、ブランド公式のリユース事業を推進することが目指されています。

協業の背景

日本国内のアパレル市場は、経済全体の減少トレンドに伴い、長期的な市場規模の縮小が予測されています。一方で、リユース業界は2009年以来、14年連続で市場の拡大を続けている状況です。

(出典:リユース経済新聞『リユース業界の市場規模推計2024(2023年版)』

こうした背景の中で、Free Standardの「Retailor」は2022年のサービス開始以来、大手ブランドやメーカーによる公式リユース・レンタルの実績を着実に増やしてきました。これにより、リコマースを通じた成長機会の創出と普及を進めています。さらに、アパレルウェブもデジタル技術を駆使し、クライアントの課題解決に取り組む企業であり、特に「二次流通」の重要性を強調しています。この両社のビジョンの一致が、今回の協業を実現させました。

協業の目的「ブランド公式リコマース」

今回の協業では、リユース品を自社で販売するための体系を整備し、リユース品を扱うECサイトの構築、下取りメカニズムの設計、および運営全般を支援します。

ブランド公式リコマースの流れ

  1. 実店舗またはECサイトでリユース品を回収
  2. 回収したリユース品に対してブランド公式のメンテナンスを実施
  3. リユース品を実店舗またはECサイトで販売

ブランドが自社でリセールを行うメリット

  1. ブランドイメージの保護:公式に運営し、第三者に依存しない
  2. 新たな収益源の確保:リユース品の販売による利益の創出
  3. 顧客接点の強化:新規顧客の獲得と休眠顧客の再発見
  4. 持続可能性への貢献:サステナブルな取り組みの実現

Retailorについて

「Retailor」は、消費財の一次生産者であるメーカーやブランドが自社のECサイトに「リユースの機能」を組み込み、独自の二次流通市場を構築するためのオペレーティングシステムです。この「リユースの機能」では、ブランド独自のリユースサイトの構築や商品収集、真贋確認、メンテナンス、保管、撮影、登録といった機能をセミカスタマイズにて提供しています。

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